WATCH REPAIR
       MITSUIDO SINCE MY GRANDFATHER IN FUNABASHI CHIBA Pref        
ここではそれぞれのトラブルの原因と対策についてご説明します。画像も御覧下さい。
■秒針がピクピクして時計が動かない
時計が動いているにも拘らず時間が遅れていく原因についてですが、やはり気が付かないところで時計が止まっている可能性が高いですね。
クオーツ時計がトラブルを起こした場合の90%が「遅れ」という症状で現れます。逆にいえば遅れている限り部品交換なしの通常の分解掃除で直る
可能性が高く、割りと軽傷といえるかもしれません。
ごく稀に「置き回り」という症状でこの様な遅れが出ることもありますが、10年以上使用したお時計でないと出にくい症状です。
このケースでは二つの理由が考えられます。
ひとつは集積回路の故障、もうひとつは歯車の油切れなどで歯車を動かすのに余計な力が必要になり電池の消耗が多くなっているパターンです。
それと最近多いのが、妙に電池交換の安いお店での電池交換が原因の場合です。この様なお店では再生電池を使うことが多く、この電池の性能が
あんまりよくないケースもあります。やっぱり電池交換は専門店で行ってください。
この場合は、結構重症です。
一番思い当たるのが時計制御のための電気ユニット(集積回路)の故障ですね。集積回路というものは水晶ユニットと集積回路(ICチップ)
からなります。機種によってはもう部品が手配できなくなっていますので修理が出来ない場合も考えられます。
あまり多いトラブルではないですね。
■時計は動いているが時間が遅れる
画像マークです
■時計は動くが時間が進む
■電池がすぐなくなる
クオーツ時計のトラブルについて
これがクオーツ時計で一番多い症状ではないでしょうか。色々な原因が考えられますが、一番多いのは歯車の連結部分の汚れ、あるいは油
切れなどでしょう。いずれにしても時計は動きたいのに,何か障害があって動くに動けないといった症状になります。
集積回路がやられていなければ通常の分解掃除で問題無く直るパターンです。電気コイルが切れている時にはピクピクといった動きは全くありません。電気が通っていないので当たり前といえば当たり前ですが・・・(笑)