【2017年10月】

10月30日(月)  仕事の話
当然ですが初めて手掛ける時計を修理するときには緊張したり集中したり
するものです。
まぁもう腕時計に関しては26年もやってますのでたいがいの種類は経験
しており、言わば「手練れ」というか「すれっからし」と言いましょうか・・・(笑)
そんなレベルになっております。

しかし今回修理したのは手巻きの携帯用目覚まし時計です。
折りたたんだ内部に時計が隠れる方式のものです。
この時計のOHが無事に済んで、その旨お客様にも連絡を入れ、取りに
お見えになった日、私はたまたま休んでおりました。

「あのね、アラームの鳴り方が違うって、お客様が・・・・数秒鳴って止まって
 また鳴ってを繰り返すように鳴るんだって、元々・・・」と姉のコメント。
「まじぃ〜〜!!?手巻きの時計でそんな鳴り方、あり得ないよ」
「でもね、文字盤のここのところ、RIPEATって書いてあるのはそういう意味
 なんだって、お客様がそうおしゃってたんだけど・・・」
「おっし!もう一回見ます」

んで再度見てみると・・・・・むむむむむむ!!!・・・・前回修理の時に
気にはなっていたけどスルーした部品は・・・・・ハンマーなのだ!
文字通りアラームスイッチが入るとゼンマイの力でブルブルと震えて音を
出す部品ね。
このハンマーに妙な真鍮製のみょ〜〜んと伸びる部品がついているのだよ
白髪三千丈ってほどは長くないけれど、そこそこの長さなんです。
これが時計稼動の歯車の一部に干渉するとアラームが作動しないので
部品を曲げて部品に干渉しないようにセットしたのは・・・・・・はい、私です。

実際には干渉してよかったのです。
なぜなら干渉される歯車にはいくつかのカム状に切ってある部品がセット
されていまして、干渉されると鳴らない、カムが外れると一定時間アラームが
鳴る、また止まる、また鳴る・・・・繰り返す・・・・・・RIPEATとはそういう意味
だったのね。

経験不足とはかくの如きで、いやもう実に恥ずかしい限りです(笑)
でもま、初めてだったしさ、俺が生まれた頃の時計だしさ、ま、あれもこれも
言い訳だしさ(笑)

でもでもまじめな話お客さんありがとう!
また知識がひとつ増えました、大事に頭の中の引き出しに閉まっておきます

10月28日(土)  秋を感じて二句でたよ
昨日は本当にいい天気でしたぁ・・・
良い天気の秋の朝はちょいと気温が低いんですね、放射冷却だな。
走り出しの栃木県佐野周辺では空一面にいわし雲が浮かんでおりまして・・
一句でた!

 「 いわし雲  さまねく浮かび  空高し 」 どぉお?

そうこうしているうちに気温が徐々に上がってくるといわし雲は姿を消し
一面真っ青な空!山が遠くに見え、一面の田んぼ、景色が大きいね。
またまた一句でた!

 「 坂東の 広野渡りし 古道かな 」 いかがでしょう? 

水曜日に25kmを走った影響から重く感じる両足を懸命に前へ出しつつ
到着した太田駅。
おそらくは業績絶好調の「スバルマネー」のおかげなのでしょう、駅前の
整備振りには目を見張りました。
見張りましたが駅前以外の町並みにはちょっと寂しさを感じないでもありませ
んでしたがね(笑)
つまりは駅前だけ(駅舎も含めて)は妙に突出してきれいなのだね。

浅草行きの特急を、駅前の美術館兼図書館兼カフェ(兼ね過ぎだね・・・笑)
のカフェでラテを飲みながら待ってました。
スタッフの女性が運んできてくれたラテの表面にはな!なんとクマさんの
イラストがっ!(笑)
帰宅後調べたらこれ、ラテアートっていうのだそうですね、知らなかった。
私を見た上でのクマチョイスだったのかな?(笑)
どっちにしてもありがとね。
ラテはちょっとぬるかったけどね(笑)

さぁ次回
今度は31日の火曜日に太田駅を出発しいつものように25km前後の距離
例幣使街道を走ると玉村町・・・という場所にたどり着きます。
しかしここから最寄の駅にアクセスするバスが無いっ!
玉村町内の循環バスしかないんです。
仕方がありませんので手前の交差点を右折して伊勢崎駅へルートを取り
まして距離は23kmです。

伊勢崎も初めて訪れる街です。
どんなとこなんだろ?いけざきがいせさきに行くというね(笑)なんか親近感
を感じるね(笑)
さてと、仕事しよ、そいじゃ!

10月26日(木)  久しぶりだなぁ
明日は予報によると北関東、晴天なのだそうです。
という訳で久しぶりの「俳諧白髪オヤジ徘徊RUN」に出かけます。
明日は佐野発、目的地は群馬県の太田駅までの21kmのちょい短めルート

どんなRUNになるのやら、とにもかくにも天気がいいってのがありがたい
ですよね。
曇天のRUNじゃイマイチテンションが上がりませんもんね。
晴天のもと走る事ができるのは何週間振りの事なんだろう?

旅のお供は宇江佐 真理さんの「卵のふわふわ」です。
私もふわふわと走ってきまぁ〜〜す(笑)



10月23日(月)  宣伝ですよ、宣伝
台風一過、風は強かったですけれど久しぶりに気持ちの良い青空を見る事
が出来ました。

実は台風が近づいていた昨日、2つの時計を販売用に仕上げました。
オメガのハーフローターがおかげさまで売れてしまったもので、在庫が
ユニバーサル1本になっていたので「これじゃ寂しすぎてダメだ!」と反省し
頑張って作業したわけです。

ものはね、1本がロンジンのスモールセコンドの手巻きです。
ケースが小振りですからね、ユニセックスでOKな感じです。
文字盤にわずかなキズがありますけれど、これは今回アンティークの「味」
もしくは「足跡」としてご提案します。
何から何までピッカピカのアンティークなんてアンティークじゃない!・・・と
私自身は思っています。

もうひとつは手巻きの鉄道時計。
いわゆる19セイコー(じゅーくせいこー)というやつね。
リューズを引くとスモールセコンドが12時のところで止まるセコンドセッティ
ング機能がついています。
磨耗箇所は私がしっかりと調整し分解掃除(オーバーホール)いたしました。
新品の下げ紐をつけて29500円!!

ロンジンのほうは32000円の価格をつけました。
適度に安価で、中身はバリモノ・・・・・(笑)そんな2つに仕上がりました。
お時間あればご来店お待ちしております。

10月22日(日)  答えの意味がわからない
AI、人工知能を有した囲碁システムが人間をこてんぱにやっつけた事は
もはや驚きでもなんでもなくなっているのがこれまた冷静に考えてみれば
すごい事ですね。

ところが人工知能の答えにも訳の分からないものがあるというお話。
AIに次の3つの質問をしたそうです。

1・高齢者がより健康で長生きが出来るようになる方策を教えてください。
2・女性活躍時代になるための方策を教えてください。
3・少子化対策を教えてください。

AIの導き出した結論(思考のプロセスは開示されない)はこんな感じでした。

1・総合病院を廃止せよ。
2・モーテル、連れ込み旅館を増やせ。
3・自家用車の保有率を上げよ。

1はね、なんとなく理解できる気がします。
用も無いのに病院に通うお年寄りが多いやに聞いていますし、病院に来ない
仲間の身体の具合でも悪いんじゃないかと心配する・・・なんて小噺ももはや
笑えませんしね。
問題は2と3です。
2は下衆な勘繰りをすればですね(笑)そ!そんな感じでしょ?(笑)
だめです!課長さん〜・・・・・みたいな?違うのかね?
3もね車があればカップルでどっか出かけてさ、互いの距離感が縮んでさ
ちょっと・・・ゴクリ(つば飲む音)・・・・休んでいこうか?・・・というような?

してみると結構人工知能も本能的な、脊髄反射的な結論を出しますわなぁ
まAIですから、本能も脊髄もないですけどね。
でもね、AIが本当に言わんとしている事は私の邪推レベルをはるかに超越
する事であったとしたら?
人間を碁で打ち負かす程の「先読み」に優れたAIですからね、この一見
なぁ〜〜んだ・・・・という感想の陰に隠れた別の意味を持つのかもしれま
せんな。

安部公房の作品に「R62号の発明」ってのがありますが、このR62号と
人工知能との間に奇妙な符合を感じるのは私だけ?(笑)
AIそのものがプロセス無しにみょうちきりんな結論をボン!と置く感じと
R62号が無機質に社長の指を切断していく感じ?・・・・符合するよぉ〜
小説の中で所長はR62号に問いかけます。
「一体何を作ろうとしたんだっ!!?」
私はAIに訊けるならばきいてみたい
「下ネタじゃないならば、一体この結論はどういう意味なんだっ!!?」

どういう意味だと思いますぅ〜?

10月17日(火) / 馬鹿、北を走る
ここのところ関東地方は秋雨前線の影響から雨が毎日のように降り続いて
おります。
やんなっちゃうね。

昨日の休みも朝から1日雨の予報でしたので「「俳諧白髪オヤジ徘徊RUN」
は前日からお休みが決定。
一体日本のどこなら雨が降っていないんだいっ!?・・・と日曜日の晩に
調てみました。
関西方面は軒並みダメ〜〜
福島以北の東北と、新潟辺りは曇りの予報となっていました。

「でもなぁ、わざわざ新幹線に乗って雨を避けるためだけに走りに行くのも
 なぁ・・・・・」と思いながら杯を重ねながら「もしも出かけた時のコース」を
あれやこれや・・・・・
「ふぁぁ〜〜〜もう寝よう・・・・・」で翌朝起きたのが朝4時(笑)
しばらく朝のニュースを見ていましたが・・・・
「だめだっ!今日1日雨降る中家に篭っていたら・・・俺・・・カビちゃうよ!」

結局気が付けば東北新幹線に乗って仙台へ(笑)
駅前のちょっとしたスペースで着替えてRUN開始っ!
通勤客の間をすりぬけつつ距離を重ねます。
「お仕事の皆さんすみません〜〜! こっちは遊びで走ってますっ〜〜」
と心の中でお詫びしながら作並街道方面へ・・・・この道は仙台と山形を
結ぶ道なのです。
山沿いのアップダウンをこなして9kmほど走ると仙山線と平行して走る
ようになります。
結局仙山線の熊ヶ根という駅まで走り22km。

新幹線で雨が降り続く関東へ戻りましたとさ(笑)
これで明日の定休日はひとり、店でゆっくり仕事ができるぜ。

10月15日(日) / そうでもなかった話 後編
「どうしたの?今日は」・・・と先生
「入れ歯が家出しちゃいまして・・・」・・・と私
「????・・・あぁ、無くなっちゃったのね。いつ?」
「一昨日です」
「出てこない?」
「はい、でももういいかげん使ってますから作り変えるいいタイミングですよ」
「そうね、じゃ型取りましょう」
「あれがっ!私、苦手で〜〜〜〜〜」
「そうだったけ?、そういやうちのも苦手なんだよね、歯医者のくせに」

ちなみに先生の奥さんは私のいとこでこれまた歯医者です。

「なんかこう、3Dトレーサーのようなもので読み取って・・みたいなのは?」
「あれだと入れ歯作るまではね、無理です」
「そ・・う・・す・・か」
「大丈夫、大丈夫、頬の辺りをリラックスさせて、なるべく鼻から息してね」

それはこの前も聴いた気がするよ・・・・

「そんじゃいきます」 ガポッ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ナンカ楽だぞ、ナンデ?・・・・不思議だけれどえずきが出ない・・・・・
2分半ほど経過すると
「んじゃ取りますね〜」・・・・・・と先生。

2分半でイインデスカ!? 私は楽で助かるんですけど、カップヌードル、
まだ硬めだと思うんですけど・・・・(笑)

「いいですね、それじゃ今度は下ね」  ガポッ!

下は上よりさらに楽!!・・・なんならこのままちょいと踊りましょうか?・・・
ってくらい楽だ〜〜〜♪〜〜〜〜♪
こちらも2分半で取り外し、無事に型取り終了〜〜〜♪

まさに今日のタイトル通りのお話でしたとさ。
でもなんで楽だったのでしょうね?
加齢に伴うなんちゃら神経の劣化辺りが怪しいと私ゃにらんでいますよ、ええ
どっちにしてもこんな劣化なら大歓迎ですよ(笑)

新しい入れ歯は25日に出来上がってきます。

10月14日(土)  そうでもなかった話 前編
事の起こりは木曜日の朝でした。
朝食を摂ろうと机の上に置いてあるはずのあれを探すも無い・・・。
「あれ」とは?
入れ歯です(笑)入れ歯!
私のは奥歯2本分の小さな小さな、かわ・・いくはない部分入れ歯です。

水曜日の夜、結構アルコールをきこしめしまして・・・きこしめし過ぎたレベル
でしたが(笑)・・・・
酒のツマミを食べている時は歯は入っていた記憶があります。
その後外した記憶もあり、外した後どっかに仕舞い込んだ記憶もうっすらと
あります。
「いかんぞぉ〜こんなところに入れ歯しまったら後で探すのが大変になる
ぞぉ・・」とうっすら憶えているような、いないような・・・・きこしめした影響が
こんなところにっ!(笑)

引き出しという引き出しを覗くもダメ!
ビールの空き缶を振ってみても音は無し・・・・こんなところには入れないけど
ごみ袋も中身をチェック・・・・・ない〜〜〜
米びつ!!・・・・・・・・ある訳ないわな(笑)
無論スーツのポケット、ズボンのそれもオールチェック・・・・ないよぉ・・・

でもね、冷静に考えますと現在使用している入れ歯も結構なベテランで
ありまして、ゆうに10年越えの使用期間を経ており、割れ(クラック)も
入っている状態なのでそんなに未練はないのだな。
粘着系の食べ物を摂る際は気をつけないと外れちゃうしさ。

さぁ!こうなりゃ親戚の歯医者さんに連絡だ〜
55歳の私が入れ歯を作り直す唯一の憂鬱は、無論金銭面の話ではなく
歯医者さんの受付譲と不適切な関係も持った後悔でもなく・・・んなこたない
けどね(笑)
ただひとつ!歯の型を取るのが苦手なのよ・・・・・
みんな平気なのかね?
オエッ!・・・・ってなりません?
口の奥まで金属製の工具を差し込まれ、ぐんにゃりとして、ひんやりとした
粘土のようなものの気味の悪さに耐え、鼻で呼吸を細々としつつ耐える事
5分?
カップヌードルがのびちゃうよっ!・・・・・というね(笑)
そんな大阿闍梨並みの難行苦行が唯一私を悩ませるのでした・・・
でもでもこの先何年も入れ歯無しでの食事ってのも無理があるしなぁ・・・
子供じゃないんだからね、子供じゃ・・・

意を決して受話器を持った白髪オヤジなのでありました。
この話、明日に続くのだ〜〜〜〜〜

10月7日(土) / 辟易するぜっ!
普段から大きな声を出したり、まして手を上げる・・・なんて事は皆無な私で
すし、もっと言えばあしざまに他人の悪口を言うのもポリシーに反します。
反しますがっ!!このオバサン・・・・・もうそろそろおばあさん?・・・に対する
悪口だけは言わざるを得ないです。
そう!小池百合子女史ね。

今朝の朝刊が伝える事には、例の希望の党が打ち出した政策のなかでも
とりわけて経済政策を言いもいったり「ユリノミクス」とネーミングしたのだと
か・・・・・・その時の私の表情想像できる?・・・・そう!そんな顔です(笑)
んで、そん時の気分が今日のタイトルなのだな。
その内容は一言でいえば大衆迎合。
マクロ、ミクロの経済学の浅薄な知識に基づく????な政策。
なによりも「コイケノミクス」ではなく「ユリノミクス」と名づけるそのセンス!!
あんた一体何歳におなりになるの?
調べたくはないけど調べたら65歳!!・・・・前期高齢者じゃないかっ!
65歳で「ユリノミクス」かよ・・・・・・再び今日のタイトル!

絶えずスポットライトを浴びたがるその性向。
口をついて出てくるのは耳障りは良いけれどすこし立ち止まって考えると
ぼんやりしたスローガンと中身が伴わない内容ばかり。
風を読み、仮想敵を作り出し、引っ掻き回すのだけは超一流。
一体そんなあんたの何を評価し、何に対して期待しろっての?
再びの今日のタイトル!はいぃ!・・・・・もう朝から血圧上がっちゃうぜ。

仕事するぜ。

10月5日(木) / 間違えちゃった
家中駅を出たときには気温は低め、曇天で走りやすかったんです。
栃木市に入ると町並みはそのおしゃれ度をぐっと増してき、いい感じ〜♪
その後いくつかの交差点を曲がり、バイパスをパスし旧街道を走り再度
バイパスに合流するつもりが反対側へ・・・(笑)

「おかしいなぁ・・・間違えたかなぁ・・・・」と思った時にはもう2kmほど
走ってしまっており・・・
「この先で右へ曲がりその先をまた右へ曲がれば元の道に復帰できる
だろう」で走り続け・・・・・・たのはいいけれど帰宅後調べたらこの間違えで
5km以上の余計なRUNをこなしていたのでした。

 「  道違え  はるかに遠し  佐野の宿   」 マジで遠かった・・・

結局30kmオーバーのRUNの末、佐野に到着。
駅近の公園のトイレで着替えて駅へ・・・・東武線で館林、そこから特急に
乗り換え帰京。
あぁ〜〜あ、疲れた(笑)
ま、こんな事もあるわいな(笑)

旅のお供の山本周五郎さんの「4日のあやめ」が思いの他よかったので
ま、「いってこい」だね。
次回は太田駅までの21km・・・・こんだ間違えないぞぉ!道・・・・(笑)

10月2日(月)  見た?
つい先日HDDに撮っておいたNHKのドラマを見ました。
タイトルは「眩(くらら)〜北斎の娘〜」
タイトル通り葛飾北斎の娘のお栄にフォーカスを当てたものでした。
演ずるはお栄に宮崎あおいさん、北斎に長塚京三さん。
ご両名ともまぁ、見事な演技でした。
特に宮崎さん!! 
貴女の芝居の深さは一体なんなんですか? 上手いにも程があるよ(笑)

天才を父親に持ち、その才能の眩しさに悩みながらも自らの「絵」への探求
を続けるお英。
一方時に厳しく、時にやさしく娘を導く北斎。
その関係性は父と娘なんぞというありきたりな関係性や、ベタベタと甘い
親子関係などとは全く無縁の、それこそ芸術という修羅に生きる二人の
芸術家の真剣勝負とでもいうべき関係性といっても言い過ぎではありません
でした。
でもね、そこにさ、江戸っ子ならではのさらりとした、でも温かな愛情みたい
なものがスパイスとしてパラリとふりかけてあり・・・ん〜〜イカッタなぁ〜。

私は年齢的な観点からも老齢な北斎にどうしても肩入れして観ていました
けれど、あれだけのバイタリティー、あれほどの探究心の維持・・・・俺に
出来るかなぁ?・・・と思いましたが、いやいや!出来るかどうかではなく
やった人がいたのだという事を知っているという事の大切さだよな、うん。

とうてい私如き凡夫は北斎の足元にも及ばないでしょうが地道に愚直に
頑張るぞ!・・・・・・と、小声でそっと言ってみる〜(笑)

10月1日(日)  馬鹿だな俺
いぃ〜〜〜天気ですねぇ・・・・
今朝新聞を読んでいたらばどんでもない事に気が付きました!!

読んでいた記事は概ねこんな感じだったわけで・・・・
この季節、歩いていると必ず鼻をくすぐる匂いが「金木犀」の香り、この香り
も匂いと臭いではニュアンスが違ってくる・・・・という論点からの選挙戦を論じ
たものでした。
この前走った栃木県でもやはり匂いました。
匂いましたもんで下手ながらも一句詠みました。

  「  下野や  ふと匂ひけり  沈丁花  」・・・・・沈丁花ぇ〜???

違う!違う! 金木犀だよ金木犀!
下5に捕らわれて、金木犀を沈丁花だって・・・・・・馬鹿でしょ?俺。
沈丁花は春の花ですし、金木犀に訂正したところで字余りだし・・・・・だめだ
こりゃ(笑)
馬鹿なヤツだとお笑いくださいね。

さて、話は変わりまして、以前お話したユニバーサルの手巻き時計を昨夕
仕上げました。
仕上げましたって言ってもめちゃくちゃコンディションが良好な個体でして
分解掃除(オーバーホール)しただけ!
つまりゼンマイ芯の受穴の磨耗も上下とも皆無っ!
歯車も新品同様!磨耗ももちろんなし!
つまりはデッドストックだったのだな、驚く事に・・・・・・
黒い型押しのベルトにオリジナルの尾錠をつけて27000円(込み)で私の
前のショーケースに展示してあります。
よろしければ見るだけでも見てくださいな、ホント、売るのが惜しいくらいの
ミントコンディションですから。

それでは〜〜〜♪ 金木犀だったんだよな、金木犀・・・・・・・・・・