【2016年4月】

4月30日(土)  解体
昨日はお休みさせてただきました。
世間一般の休日と私個人の休みが重なるのはそんなに多くありません。

朝一番で5kmほど走った後は庭のメンテナンスに時間を費やしました。
蚊が出てくる前の今の時期が、庭のメンテナンスという名の雑草抜きには
ベストシーズンなのです。
船橋市の指定ごみ袋2つ分の雑草を抜いて表側の庭は満足満足
裏庭は面倒なので電動カッターで大まかにメンテナンス。

その後庭においてある犬小屋の解体に取りかかりました。
言わずもがな、この前死んだ犬が使っていたものです。
飼っていたのがコリーでしたので、犬小屋も結構な大きさです。
大きさですが、意外と分解は簡単でした。
ネジを緩め、回し、外すと屋根が取れ、壁が外れ、床板を持ち上げたらば・・・
何もなくなっちゃった。
さっぱりしたような、さみしいような。

雑草抜きの際も、犬が生きていた頃には雑草を抜いている私の側を
歩き回ったり、鼻を近ずけたり、体をこすり付けてきたりしたものですが
ま、当然それらも無く、なにやらさみしいね。
い、いかん!ペットロスになりかけている。

きれいになった庭を眺めながら、サンドイッチとワインの昼食を摂りました。
風が強いものの日差しはタップリだし、桜の葉も風に揺れているし、ワインは
キリリと冷えていて旨いし、文句無いな(笑)
そうこうしているうちにグラスに2杯目のワインを注いで・・・・・っと。
サンドイッチは食べちゃったので、つまみはアメリカンチェリーです。
今の時期ならでは定番の飲み方です、私にとってはね(笑)

その後午睡をするも、日が暮れるにはまだまだまだまだ・・・・・・・・
時間をうっちゃるのも大変です。

4月27日(水) / 職業病なのかねぇ?
先日TVをふとみると映画をやっていたのですね。
「舟を編む」という、辞書を作る事を通して主人公が成長していく姿を描いた
ものです。
割と好きな映画です。
主役の松田さん、いいですよね。

映画の中で主人公が長年住んでいるのが昔ながらの下宿・・・という設定。
柱に掛かったボンボン時計のゼンマイを巻いている主人公に話しかけて
くるのが大家さんのおばあさん。
巻き終わった後、ふたりの会話の背景にカッチ、コッチという機械式柱時計
の稼動音がかぶさってきます。
その音を聞いて私が思ったのが・・・「これかた振りだなぁ・・・・」というもの
かた振りっていうのは振り子の左右に振るバランスが壊れている状態を
いいます。
カッチ、コッチの音のバランスが微妙に崩れているんです。
こんな時は時計を左右どちらかにずらしてあげるといいんですけどね。

また別のシーンではボ〜〜〜ン、ボ〜〜〜ン、ボ〜〜〜ン、ボ〜〜〜ン
と時打ちの音が響くのですが、ここでも私・・・・「当りがすこ〜し強過ぎるな」
これはハンマーがリン棒を叩いて音がでる仕組みなのですが、ハンマーが
リン棒に近すぎると音が割れるんです。
こんな時はハンマーの腕をきも〜〜ち曲げてリン棒から離すようにすると
近すぎるときは「ガィ〜〜〜ン」だった音が、「ボォォ〜〜〜〜〜〜ン」と
余韻を持った音になるんです。

何度か見ている映画なもんで変なところが気になった、というお話でした(笑

4月25日(月)  (無題)

4月23日(土)  埋まっているでしょうな
若干天気が心配でしたが、降り立った三戸駅は曇天。
道路も乾いていましたから雨は夜半には止んだのでしょう。
三戸高校の学生さんが駅舎からいなくなるのを待ってそそくさ着替え(笑)

曇り空の下走り出しました。
丁度ね、満開でしたよ、桜。
ところが曇り空の下のソメイヨシノってやつはなんだか見栄えがしませんね。
元々色が薄いピンク・・・・・と言うには憚られるほどの薄いうすい色合いです
んでね、それが曇り空を背景にすると本来ソメイヨシノが持つ「華」みたいな
ものが浮かび上がっていない様な気がしました。
ま、これは人間の勝手な思い込みなのは重々承知してはいるのですがね。

そうこうしている内に南部町を抜け、八戸市へ入ります。
ふと目についたあざやかな色合いの花は、枝垂れ桜です。
ソメイヨシノと違いってこちらは曇天にも負けぬ鮮やかな紅色(べにいろ)
ですな。
ところが、これまた人間の勝手な思い込みで、この鮮やかな紅色も見方に
よってはオドロオドロしい感じがしなくもありませんよ、ええ。
梶井ではありませんが、やっぱり桜の木の下には何やらが埋まっていると
想像され、その鮮やかな紅を見ると埋まっているのはひとりやふたりでは
なさそうでもあり・・・・・・・(笑)
浮かんだ一句はこんな感じです。

 「 北国(ほっこく)の  枝垂れの紅や  禍々し  」  どうすか?

さて次回は1週空けて後、八戸駅発の三沢駅まで、距離は24km。
我ながらずいぶん遠くまで走ったもんだなぁ。
お!そうだ。
昨日の旅のお供本は、角田光代さんの「ドラママチ」でしたが、この本、いい
っすねぇ、正調角田節とでも言える角田ワールド全開の短編集でした。
オススメです。
そいじゃ仕事します。

4月21日(木) / 当たりがあるから止められぬ
これといって出かける予定の無い休日のお供はやはり映画鑑賞です。
今回借りたDVDは2本。

1本は「フレンチアルプスで起きたこと」
人工雪崩が昼食を摂っていた一家のテラスにまで迫って来た刹那!
カミさんと子供を置き去りにして一目散に逃げ出した旦那さん(笑)
当然一家のせっかくのバカンスはギクシャクしだします。
どうする〜?どうなるぅ〜〜?
ってな映画です。

もう1本がま〜〜〜ったく期待していなかっただけに予想外の面白さに
唸ったね(笑)
タイトルは「イタリアは呼んでいる」という映画。
たいして売れていない中年男性俳優2人が仕事でイタリアを訪れ、オープ
ンカーを運転しつつ、イタリアの美食と景観を楽しむってだけの映画なので
すがね、出演している2人がイギリスでも腕っこきのコメディアンときたもんだ
もうね、劇中で繰り広げられる物真似のオンパレード!!
これ見るだけでも爆笑、爆笑、また爆笑!
と同時に画面に現れる料理の旨そうな事といったら・・・・タマラン!!(笑)
時折挟み込まれる、ある種「先の見えた」俳優人生の悲哀・・・・なんてのも
エスプリとしては十分に効いておりまして、こりゃ本当に「拾いもの」でした。

たまにこういう油断のならない佳作があるから休みの日のDVD鑑賞は
止められませんね。

明日は「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」
三戸発、八戸までの24kmを走ります。
天気が早めに回復してくれるといいのですがね。

4月17日(日)  深読みすればですね
たびたび映画の主題として取り上げられてきたカトリック教会のSEXスキャン
ダルですが、もろに真正面から取り上げた映画を先日みてきました。

「スポットライト」というタイトルの映画。
舞台はマサチューセッツ州ボストン。
地元新聞社に新局長として赴任して来た男の鶴の一声で取り掛かる事に
なった教会でのスキャンダル告発。

数々の困難や妨害、司法上の制約等々を乗り越え乗り越えたどり着いた
先は一体?・・・・・ってな内容です。
もっともこの映画、BASED ON REAL EVENT つまりは事実に基ずく物語
なんすけどね。

深読みはこういう事。
新聞紙の告発と言うかたちでスキャンダルというアッパーカットを喰らった
カトリック教会。
確かにボストンや他の地域では下手をうったがぁ〜〜〜・・・・
歴史と権威に糊塗された巨大システムとしてのローマカトリック教会。
その屋台骨はびくともしていないようにも見え、かたや巨大権力?あるいは
強大な権威に一矢報いた!・・・とジャーナリスト精神の高揚にポッポして
いた新聞社も、その後自らの足元がネットという非紙媒体の伸長によって
崩れつつあるという事実ね。

さ!こうなると刺されたカトリック教会と、刺した新聞紙媒体のどっちが先に
没落するのか?ってな事ですよ。
どう贔屓目に見てもカトリック教会は今後も何があろうとビクともしないで
しょうなぁ。
カトリック教会が泰然自若としてあり続けるって事は・・・ブロージョブを強要
する変体神父も跋扈する訳で・・・・・闇はどこまでも深いなぁ。

その段階において再度告発する力は新聞社に残っているとは思えません
しね、しかし場合によっちゃあこんだけ個人発の情報発信が一般化してい
る現在そういう事の被害者がツィートしたり、あるいは隠し撮りした動画を
アップするかもしれず、そうなればそうなったで告発者が新聞社から個人
に移るだけの話のようにも思え、なぁ〜〜んだ大丈夫じゃないですか。

でも待てよ!映画の中でも言われていたけれど神父が毒牙を伸ばすのは
家庭環境の良好でないホワイトトラッシュと呼ばれる貧困家庭の子供らで
あるらしく・・・・そうなるとネット使った告発も難しいのかもしれず・・・・
やっぱりカトリック教会の「勝ち」となるのかぁ〜〜???
そう考えると呆然としますな。

4月14日(木)  お尻がぁ・・
「 清流の  水面光りて  馬淵川   」

地名シリーズは簡単に句が出るよな(笑)
実際には水面光か・・・・・る程の天気ではありませんでしたけれども(笑)
それでもちょっとは光ってました。

たどり着いた三戸駅は南部藩発祥の地なのだそうです。
しかし現在の三戸の寂しさは何とした事か。
さびしい寂しい町並み、駅前の様子でした。
50分ほど駅でゆっくりしていると、ようやく「青い森鉄道」がやってきました。
八戸行き各駅停車。
20分ほどで八戸駅へ到着。
短い乗り換え時間でしたが、しっかりとサンドイッチ、ビールを買い込み乗車
しました。

11時7分に八戸を出発した新幹線が東京駅へ到着するのは14時4分。
ほぼ3時間きっちりと新幹線に乗るのは・・・・・結構疲れる・・・・
往路が7時間超えの深夜バスでしょ?
復路の3時間新幹線と合わせりゃ合計10時間の「お座り」状態。
お尻が悲鳴を上げていましたよ(笑)

ちょっと「飽きて」きた感のある「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」
来週も走るか、それとも1週空けるか・・・・考えます。

今回の旅のお供は山本一力さんの「いかだ満月」という時代小説でしたが
なかなか爽やかな読後感を持つ事が出来る1冊でした。
よろしければどうぞ。
さてと、仕事しよ。
 

4月11日(月) / 別れはやっぱり
昨晩、別れました。
女性ではありませんで、13年間一緒にいた「犬」です。
ここ1週間ほどで急激に体力が落ちて、後ろ足が立たなくなって、食事も
摂らなくなり、水だけを飲んでいましたが、やすらかに旅立ちました。

元々私自身は犬があまり好きではありませんで、亡くなったカミさんに引き
ずられるかたちで飼う事になったいきさつがあります。
カミさんが逝った後は犬の面倒をみるのは私の役目となり、そうなればそ
なったで愛情が湧いてきますわな。
散歩があまり好きな犬ではなく、幸い自宅の庭が広いので、広いをいい事に
あっち、こっちと散策し、居心地の良い所を探すのが上手い犬でした。
頭は悪い・・代わりに人に警戒心を起こさせない、近所の子供たち、お年寄り
には絶大な人気を誇っていた、そんな犬でした。

今朝市役所に連絡し、引き取ってもらった後、寝かせていた玄関を掃除し
リード、犬用のシャンプー、芳香剤、ドッグフードなどの処分をしていたら・・・
・・・やっぱり鼻の奥がつ〜んとしてきやがりました。
いかん!!冷血漢の名がすたる!!(笑)
ペットが死んだからってなんて事ありませんよ・・・・・などと内心ではうそぶ
いていましたが、死んだら死んだで喪失感が生まれたのには我ながら驚き
ました。
言う程冷血漢ではない様です、わたし。

どっちにしても今、言える事はひとつです。
こんな思いをする位ならば、もうペットは飼いません。
とことん独居白髪ジジイ道を邁進してやる!
待てよ!金魚くらいなら飼ってもいいかな?(笑)

4月9日(土)  やっぱり!
たま〜に訪れるサイトでMOTOR DAYSってのがあります。
愛知の会社で車関係のサイトを運営しています。

ここの社長さんのツィッターの内容に。「ハタッ!」と膝を打ちました。
内容はね。
高額の報酬と引き換えにあるメーカーについてのネガティブリポートを書くよ
うにフォルクスワーゲンジャパンから依頼された、さる自動車評論家氏。
さすがにこりゃ職業倫理にもとる、という理由から断った・・・・とツィッターで
つぶやいたらば、自動車評論家で作られた団体をクビになった・・・・・とい
う内容でした。
ネガティブリポートを書く対象メーカーはスズキであった事まで暴露する
大胆さ!(笑)

前々回のこのコーナーで自動車のリポート?・評論?・・・・つらいだろね
という話をしましたが、やっぱり提灯ぶら下げて記事書いていたのだなぁ〜
と納得しましたよ。

だって考えても見ればですよ、新車として発売されたばかりの車がまったく
もって欠点の「け」の字も無く、よい箇所ばかりのオンパレードの訳ないもの・
しかし新車、あるいはモデルチェンジの度に「たいして進化してないよぉ〜」
なんて記事は書ける訳も無くね(笑)
そりゃあいい事書くよ〜ガソリンという名の高額報酬が銀行口座に入ること
を考えたらさ(笑)

私の好きなポルシェ911も水冷化されてからこっち表には出ない?
出さない?・・・すんごい話がわんさかだもの・・・・・
タイプ996の3.4リッターエンジンは、クーラントがエンジンヘッドのクラック
から染み込み、最悪ヘッドとピストン交換?・・・・100万円超えだぞ。
改良して発売した3.6リッターエンジン。
こいつは996後期と997前期に搭載したけれど・・・・これまた有名なインター
ミディエイトシャフトの破損によりエンジン、即お釈迦・・・走行距離は関係なし
ひでぇ話でしょ?
反省したのか改心したのか、今度はエンジンを直噴化したねぇ・・・・・・
直噴化と聞いて思い出すがトヨタのD4エンジン。
あいつも直噴エンジンでトラブル多発。
ポルシェが作ったエンジンでも直噴となれば「煤問題」は避けて通れるはず
もなく、大丈夫かい?・・・・と危惧してましたら数年で直噴エンジンはフェイド
アウトし、今度はターボだって(笑)
それでポルシェ社、フォルクスワーゲンを買収しようか・・・・・くらいの利益を
上げたって言われてもねぇ・・・・人身御供が何柱、全世界であるんだか・・
でもそんな事、自動車評論家の方々は一切口をぬぐって言わないんだな。

な〜〜んかオカシクないっすか?オカシイよ、やっぱり。
自動車版ウィキリークスみたいなもん、誰か作ればいいのにね。

4月7日(木)  田起こし
「田起こし」
これは秋の刈り入れ後放置されていた田んぼの、田植えに向けての第一
段階の準備ですね。
機械を使って硬く締まった田んぼの土を柔らかくほぐす・・・って感じですかな

ただね、昨日走った一戸辺りはまだね、田起こしには早いようで未だ手つか
ずでした。
畑の方は土が起こされていましたが、調べると「畑起こし」ってな言葉はあり
ません。
単純に「耕す」ってだけですし、なにより「は・た・け・お・こ・し」では頭6に
なっちゃいますしね。

こうなりゃ田んぼにも手が入っていた・・・・って事にして・・(笑)・・・・・一句ね

 「  田起こしの  土黒ぐろと  春日和  」  暖かな北岩手でした。

辿り着いた二戸駅。
当初は22kmのRUN行程でしたが、一戸町内で道を間違えたせいでト
ータル26km超えのRUNとなりました。
あぁ〜あ、きつかった。

次回!間髪を入れずに頑張ります。
二戸を出発し、目的地は三戸です。三戸はもう青森県なのですよ。
ちなみに三戸の次の目的地は八戸です。
あいだの四戸、五戸、六戸、七戸はどこいった?・・・と調べてみると・・・・
四戸以外はちゃぁ〜んとありました。
おもしろいね。

そいじゃ仕事します。

4月4日(月) / これも販促なのでしょうな
朝は雨降りでしたが、昼過ぎの現在は晴れ間ものぞいております。
忙しい天気だね。

さて、車を買い替えるか・・・となると、今の時代なのでやはりネットで情報を
収集しよか・・・となりますね。
輸入車好きならば「WebCG」は欠かせない事でしょう。
私もね、無駄にこのサイトを見て、必要性の低い車の購入を何度したことか
分かりゃしません(笑)
ま、自業自得なのですがね。

そんなこんなで先日も自宅で「WebCG」の試乗記を見てました。
個人的には全然興味の無い車種(フィアット 500 ツインエア)だったので
その内容を冷静に読むことが出来ました。
内容を抜粋すると・・・・・

試乗したのはツインエアエンジン搭載車だったのだが、ツインエア特有の
楽しさはそのままに、サウンドはやや静かになり、振動も減ったように感じ
られた。
デュアロジックの変速スピードもわずかに速くなり、スムーズさを増している
サスペンションも同様で、乗り味が少し締まったように感じられる反面、動
きのしなやかさも増していて、高速域でのフラット感も心なしか高くなって
いる。
全体的に、微妙だけど確実な進化を遂げていることが分かるのだ。

よく読むと・・・・・減ったように感じられた・・・・感じただけなのですよ(笑)
次、わずかに速くなり・・・・・これはほとんど変わらないって事でしょ?
心なしか高くなっている・・・・・・・これは心なし、なので、勘違いの範疇?
微妙だけど確実な進化・・・・・・・に至っては微妙って言っちゃってるよ(笑)

これはほとんど進歩が無いけれど、メーカーからのごり押しで褒める内容の
原稿を書かなきゃならない結果としての試乗記なのでしょう。
続く文章ではこんな一文で締めています。

もちろん機構的には変更はないのだろう。けれど、おそらくさまざまな部分に
“熟成”という名の魔法がていねいに振り掛けられている。

事ここに至ってカミングアウトしているというね(笑)書き手のつらさが伝わっ
てくるような文章でした。

物が溢れ、物欲が減衰し続けている現代日本で車を購入させようという行為
は、まさに「かわいた雑巾をしぼる」のと同じと言ってもよく、WebCGも
手の込んだ「販促」に手を染めないとビジネスモデルとしての存立が難しい
のでしょうね。
成熟社会ってヤツも面倒臭いな〜〜〜

4月2日(土)  生理的にダメな彼女
昨日、千葉で唯一この映画を上映していた蘇我の映画館へ朝も早よから
出かけました。
映画のタイトルは「リップヴァンウィンクルの花嫁」
岩井俊二監督最新作ですね。
私はこの監督さんの映画は見たこと無かったんです。
じゃなぜ、見に行ったかって?・・・・タイトルがね、なんかおしゃれでさ(笑)
そこに惹かれたのですよ(笑)
3時間の長尺もの。
でも時間を全く感じさせない!・・・・・なんて事はなく(笑)せめてあと、30分
短くしてくれれば名作足りえたのに・・・・

この監督の特長は・・・・外光の取り込み方の上手さ。
それから被写界深度の浅さ、最後に絶妙な手持ちカメラの動き・・・でしょうね
この世界観はいいと思います。
主演の黒木華さん・・・・・・もうイライラするほどの「流されっぷり!」巧いね。
綾野 剛さん・・・・・「新宿スワン」を見てこの方の見方がいい意味で変わり
ましたが、今回も絶妙な役で見せてくれましたぁ!・・・・
言やぁ、このキャラクターはアイフォンのsiriなのだな・・・とひとりごちました。
最後、COCCOさん・・・・・・こういうキャラクターの方・・・・生理的にダメなん
ですぅ〜〜〜ゴメンネ。
でもでも、駄目なのよ。
んだからふたりでウェディングドレスを来てはしゃぎ回るシーンあたりが
もう「無駄だろ、これ!」と自分の中では切り捨てていたのですが、ネット上
のレビューを見ると皆さんこのシーンで涙、涙なのだとか・・・・・
ゴメン!・・・・この真白(ましろ)と言う名のCOCCOさん演じるキャラクターの
ピュアな心を私は理解できなかった!

いかに私の心が冷たく、そして汚れているか、そして他人に対する暖かな
感謝や思いやりに欠けているのか・・・・・思い知らされましたよ・・・反省!!
もう一度映画館に足を運ぶ事はないでしょうかれど、DVDになったらもう
一度、こんどはゆっくり反省しつつ見ます(笑)

劇中で黒木華さんがカラオケで唄った森田童子の「ぼくたちの失敗」には
笑ったなぁ・・・・・監督さんのセンス、恐るべし!!(笑)
長尺だったけれど、星、4つ!