【2016年3月】

3月29日(火)  無垢な心とあざとい心
新幹線でお日様が出ている時間帯に盛岡まで移動すると遠いですね。
さらに昨日は盛岡から「いわて銀河鉄道」に乗り換えて「いわて沼宮内駅」
にたどり着きました。

「暖っか〜〜い」が降り立ったいの一番の感想でした。
普段は上半身は2枚重ねなのですが、昨日は長袖1枚でOK!
道端の外気温計は+6度・・・・・春だよね。
無垢な心で湧き出た一句は・・・・。

  「  はるがきた  はるがきたきた  はるがきた  」 無垢でしょ?(笑)

しかし走りながらあざとさがムクムクと頭をもたげてきまして、結果、あざとく
添削した句は・・・・。

  「  春が来た  春が来た北  北が春  」 あざといでしょ?(笑)

昨日の奥州街道は絶えず地味に登りが続く道路でした。
これはスタート地点から12km先の奥中山高原駅まで続き、ようやく下り
だと思ったらまた登り・・・・・・「勘弁してよ・・・」と思いつつ見上げた看板には
「国道4号線 最高地点 458m」だとさ(笑)
道理で登る訳だ・・・・
その後跨線橋を渡り、5kmほどダラダラした下り坂を走り、再度跨線橋を
渡り、直進すると目的地、小繋(こつなぎ)駅が見えてきました。
小奇麗な無人駅です。
駅の待合室で着替えて、壁を見ると集合写真があります。
真ん中に近いところに花束を抱えて椅子に座っているのは・・あき竹城さん!
どうやらこの駅舎を使ってドラマの撮影があったようなのですな。

ようやくやってきた電車で二戸に移動、新幹線で帰京しました。
次回は小繋駅から二戸駅までの22km。これが最後の岩手県でのRUNと
なります。
二戸から先はもう・・・・・あ・お・も・り・・・県なのだ。 
益々ディープさを増す「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」
次回もお楽しみに〜〜〜♪・・・・・お楽しみにしているのは俺か・・・(笑)

3月27日(日)  こんなもので飲むのは変?
酒好きなのに、同時に甘いものも好きです、私。
例えばこのコーナーでお話した「ギャレット」のポップコーンをつまみにジン
やらワインやらシングルモルトやらをちびりチビリと飲るのが好きなんですな。

とは言え帰宅後の「まず一杯!」となると、ビールですね。
最近のビールのお供で気に入っているのが近所のスーパーで販売している
「たこ焼き」です(笑)
その名も「ふわっとトロトロたこ焼き」(笑)
まったくもって「ふわっと」した外側に「トロトロ」とした内側のハーモニーが
実に「旨し!」なのですね。

でもね、冷静に考えてみると、ですよ。
54歳の白髪のおっさんが「ハフハフ!熱ッツ!・・・・でも、旨い!」とか言
いながらですね、ビールをグビグビと飲む図なんてものは(笑)ひとりだから
いいですよ、これ(笑)
誰か側にでもいりゃあ、とてもとても見せられた姿ではありません(笑)
そのくらいの羞恥心はまだ、探したらありました(笑)

でも娘が一人暮らしを始めて「独居老人」となった私にとっては「たこ焼き」で
ハフハフしようが、たこ踊りをしようが自由な訳です(笑)
そんな娘が今日自宅に行く・・・・・と言っていたもので一旦予約した今夜の
深夜バスをキャンセルしました。
さすがに実家に戻ったら誰もいないんじゃ可哀想ですもんねぇ。
ところが、「やっぱり帰るの止めた」とメールがきやがりまして(笑)
もう深夜バスの「空き」も無い。
仕方ない、明日の予定はこうだっ!
はやぶさ1号で盛岡へ8時45分着。いわて銀河鉄道が沼宮内駅に9時48分
に到着。
えっちらおっちら走って「小繋駅」で再び電車に乗るのは12時49分。
二戸駅へ出て、そっから新幹線で帰京。
「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」で初めての「往路新幹線」
パターンです。

ま、たまにはいいやね、こんなもの。

3月24日(木)  なんて言うのかなぁ?
スタート地点の巣子駅手前から木々に雪が積もっているのが電車内から
見ることが出来ました。
「道路に雪が積もっていると、ちと厄介だな・・・」と思っていましたが、幸い
歩道、車道ともに積雪はゼロでした。

天気はまずまずの「晴れ」ベースなんですが、走り出して2kmほど・・・
県立岩手大学のそばを走っていると「雪」が舞っています。これは風花ね。
3.7km先で国道4号線に合流すると「雪」が舞っているなんてものではなく
盛大に降り出しました。
太陽は雲越しに見ることが出来ます。
こういうのは何て言うのかね?・・・・・・つまり晴れている時の雨降りは
「狐の嫁入り」といいますよね?
晴れていての「雪」?????・・・・・・「狸の嫁入り」??(笑)
調べたけれどもこういう気象現象を表現する言葉は無いのだそうな。

5kほど雪の中を走り、国道4号線を見送り渋民の町並みへ・・・・ここは啄
木の生地なのだそうな。
この段階では雪は止み、晴れ間が出てきました。
10km地点にイオン・・・・・・田舎のイオンは平屋建てなんだなぁ。
巣子駅から14km地点で国道4号に再び合流。
18km地点のコンビニで水分と栄養補給。空はいつの間にやら曇天・・・
岩手川口の街中を通過し、20km地点で4号線にまた合流、ここからがっ!
雪が降る降る・・・・・・寒いの寒くないの!・・・・走らなきゃ寒くてやってられ
ないっす(笑) 沼宮内まであと4kmくらい????・・・・さむ〜〜〜〜〜
こんな時はやけくそな一句が出るもので・・・(笑)

  「 鼻水も  凍るしばれや  沼宮内 」 沼宮内?(笑)

上手くないよね(笑)
雪が小止みになる頃、山あいに突如として沼宮内駅が現れました。
まぁ駅舎が立派で立派で・・・・どこぞの公共機関かと思いました。
広々としたバリアフリートイレでゆっくり着替えて無事終了〜〜♪

はぁ〜〜〜寒くて大変でしたけれど、こういうRUNのほうが印象に残るもの
す、はい。
次回!沼宮内発、小繋駅までの20km・・・・ちょい短めだから楽そうだ
二戸までの中間地点に当たるのだ・・・・ずいぶん来たねぇ・・(笑)
さて、仕事しましょか。

3月21日(月) / ネジから見えること
先日、当店でご購入いただいた男性用ロレックスの無料メンテナンスを施工
しました。
うちでご購入いただいたロレックスは何年経過しても、初回の分解掃除は
無料でやらせていただいてます、はい。

とにかくその無料メンテ。
116234、WGベゼルのSSモデル。
機械はいつものキャリバー3135ね。
作業を初めてすぐに気が付きました。
変えたのね、ネジ。
従来と比べるとネジのドライバーを差し込む溝・・・・広がってます。
従来は見事に直角に切れ込んでいた溝が、やや広がって、そしてその切り
口もなんだか・・・・甘い感じ?
こういうネジに変えたって事は・・・・・おそらくは・・・・私も見ていないので
想像ですが、組み立てにロボット、導入したでしょ?

セイコー辺りでも汎用性の高いクオーツムーブメントのネジの頭の溝・・・
広いんだ!(笑)
ロボット対応なんすよ。
以前、ハーバードだかマサチューセッツ工科だかが将来ロボット、あるいは
コンピューターに取って代わられる職業を発表し、その中に時計職人も含ま
れていたのは承知していましたが、いよいよそんな時代が近いのかもね。

んでロレックスの作業終了ご施工したのがパテックフィリップの初期のオー
トマ。
こっちのネジはと言えば・・・(笑)・・・・昔ながらのネジ(笑)
なんだかほっとするやら、ギャップに面食らうやら(笑)
どっちがいいとは言えませんが、どうなることやらねぇ・・・・
いずれにしてもどんどんロボットが侵食してくる領域が広がっていくのは
まず間違いの無いところでしょうね。
速いし、ミスらないしねぇ、ヤツラは(笑) 飯も喰わない、トイレにも行かない
ってんだからかなう訳ないやねぇ・・・。

3月19日(土) / 実はヤバイぞ
国会議員の浮気がばれたり、ハーフの高学歴コメンテーターが実はまったく
の偽りだったり・・・・・

まぁ実にあれやこれやの下世話な大衆迎合のスクープを連発してしている
「週間文春」ですが、ちょっと立ち止まって考えてみると空恐ろしい事に
ちょいと気がつく訳です。
それはね・・・・・・・

  「 日本はいつの間にやら密告社会になっている〜〜」って事。

動機が義憤に駆られてのものか、あるいはちょいとした「こずかい稼ぎ」な
のかは知りませんが、最近ちょっと目立っているあなたをじっと見ている
その人が文春編集部に電話をかけているかもしれず・・・・こりゃぁ立派な
密告社会なのだと言ってもいいだろな。

ツィッター・・なんてものの存在もその密告社会の充実に磨きをかけるアイ
テムになっていますな。
なにせリアルタイムで行動を報告されかねないんんだもの、会った事も無い
誰かさんにね。
ついでに言えば街中どこを歩いても監視カメラにはこと欠かないし、車に
乗れば乗ったでこれまたなんとかシステムに見られているぞぉ〜(笑)

ちょっと前に「エネミー・オブ・アメリカ」という映画がありました。
現代という監視社会を風刺する映画でしたが、映画ですので若干の誇張や
演出はありましたが、2016年の現在、1998年製作のこの映画に近い
感じになりつつあるよな?ないよな?

ま結局「出る杭」にならなければいいだけの話しですし
経歴を偽らなければいいだけの話ですし
鼻に何かを挿入し、偽ハーフにならなければいいだけの話ではあるんだ
よな(笑)

3月17日(木)  木と手じゃ違うでしょ!
先日詠んだ一句で盛岡にそびえる山を「岩木山」とよんだのですが、実際に
は「岩手山」でした、失礼しました。
「岩木山」は青森にある山でしたね。
それに気が付いたのは、深夜バスでたどり着いた盛岡駅に貼ってあった
観光ポスターを目にしての事でした。

その後東北本線の上り一ノ関行きで矢幅駅まで戻り、駅のバリアフリー
トイレで着替えてRUN開始〜。
畑の中の道を進み、5km先で国道4号線と合流。
仙北町辺りでは通学中の沢山の小学生達の横を通り過ぎ、10km先で
北上川を渡り盛岡駅へ・・・・そこから県道220号線経由で上堂交差点へ
ここで国道4号と再び合流、15kmね。
新幹線と銀河鉄道に平行して走り、4号線を見送りなおも直進。
右に広大な牧場のようなものを見つつ銀河鉄道の跨線橋を渡ります。
ここで雨!・・・・小雨ですが降ってきました。
ペースを上げて1.5kmほどで目的地の巣子(すご)駅に到着。
駅に隣接した立派なバリアフリートイレで着替えて、暖房のきいた小奇麗
な駅舎で30分ほど電車を待ち、盛岡まで戻り新幹線で帰京。
反省しつつの昨日の一句。

  「  巣子すごと   山の名違(たが)え  帰りをり   」

次回は巣子発、沼宮内(ぬまくない)駅までの25km。
ちょっと長いけれど「キリ」が良いので走ります。
天気の具合で水曜日か金曜日にでもね。

3月12日(土) / オジサンでもジンとくる
昨日の事、店で一仕事済ませた後にツタヤに出かけ入り口にデカデカと
貼ってあったポスターは新作DVDのそれでした。

 「バケモノの子」

「サマーウォーズ」の監督さんの新作なのだな。
サマーウォーズも複数回見る程好きな作品ですんで一も二も無く借りました。
いい作品でしたぁ。
主人公の体と心の成長物語なのですが、生みの母と育ての母の「母2人」
物語は枚挙にいとまがありませんが、「父2人」のパターンは珍しいですよね
意表を突かれました。
吹き替えの役所広司さん、大泉洋さんを始め多彩な演劇陣が吹き替えを
行なっていたのもまた楽し!
普段アニメなんざとんと縁の無いオジサンでもジンときたのだ、見るのがよろ
し・・・・ですぞ。

3月10日(木)  白い岩木山
深夜バスを快適に利用するコツをようやく見つけました。
お酒?・・・・・違います。
あれはトイレに行く回数が増えるだけですんでね。
答えは・・・・・・前日の寝不足です。
たまたま月曜日の夜から火曜日の朝にかけて睡眠時間が足りていません
でした。
足りていない状態で、東京駅を火曜日の夜9時45分に出発するバスに乗り
込みましたが、まぁ、眠れる眠れる(笑)
あっという間に「まもなく盛岡に到着します」のアナウンスで目が覚めました。
次回もこの作戦でいきますか。

閑話休題
東北にもようやく春がにじり寄って来ましたねぇ・・・・というのも昨日走った
花巻→矢巾の国道の外気温計はプラス2℃!暖かかったです、はい。
回りの低山も色が雪の白から木々の黒へ色が変わっているし、なにより陽の
光に柔らかさとやさしさを感じるんだよな。
そんな中、ひときわ高く、ひときわ白く輝く山が彼方に・・・・岩木山ですね。
なんだか気高さを感じる山です。
一句でたよ

  「  老松の  むこうに見ゆる  白岩木  」  どうすか?

次回は矢幅から盛岡の駅前を通って、いわて銀河鉄道線の巣子(すご)駅
までの22kmです。
しばらくは東京→盛岡行きの深夜バスと、いわて銀河鉄道の組み合わせが
続きます。
楽しいなぁ(笑)

3月6日(日)  背後にはやっぱり
「このプラカード・・・・どこかで見たような・・・・・」と思わせた段階で目論みは
その半分が効果を失っていると思って間違いないでしょうね。

何の話かって?
いや、保育園落ちた日本死ね!!!というブログを書いたのは私だ・・・・と
当事者達が国会議事堂前に集まって集会を開いた・・・というニュースですわ
当事者達????
個人の投稿じゃないの?・・・・と読み進めると、記事の最後に幼稚園落ちた
のは私だ!・・・というプラカードを掲げたり、プラカードで顔を隠したりしている
20名弱の団体さん。

安保の際、「アベ政治を許さない」ってなプラカードをもっていた人達と同じ
だとは断じませんが、焚きつけた人達は恐らく同じだろう事は容易に想像
出来ます。
千駄ヶ谷方面でしょ?・・・・どうせ。

良識ある方々はあのブログの文章を読んだだけで「なんだかな、頭悪そう
だな」と思うことはあっても、「よくぞ言ってくれた!・・まさにその通り!」と
全面的に賛意を示すには相当の躊躇や逡巡が存在しちゃうよね。

実は元々の投稿自体も「やらせ」だとしたら・・・・・・無い話じゃないね。
ましてやこの尻馬に乗かって鼻の穴膨らませていた民主党の女性議員も
なんだかなぁ・・・・・程度が低い感じが前面に出てたぞ。
「偽メール事件」のようにならなきゃいいけどね(笑)

3月2日(水)  凄みがありました。
昨日見た「キャロル」という映画の主演はケイト・ブランシェットでした。
「ブルージャスミン」という映画ではそれほどの感銘を受けませんでしたが
昨日の「キャロル」では唸らされました。

静かな静かな立ち居振る舞いなのですが、その背後にある何ともいえない
雰囲気・・・・・・・・・・・・と一言でいってしまっては「お前!馬鹿じゃねぇの!?
語彙が少なすぎるだろっ!このトンチキ!!」と怒られそうですが・・・・
あるんだよなぁ・・・・

あえてアルコールでくたびれ果てた脳みそに鞭をうって、言葉を搾り出せば
ですね・・・・
妖艶 エレガント たおやか はんなり  妖婦 淫靡 ・・・・・・我ながら
語彙の少なさに呆れますが、そんな感じなの!(笑)

最初から最後までケイト・ブランシェットに魅了された映画でした。
特にラストシーンでのその顔は・・・・・・・喰われるかと思ったです(笑)
星 4つ。 金額分の満足は得られる事間違いなしです。
レビューの評価は低いですが、私はこの映画、好きだな。
よろしければどうぞ。