【2015年12月】

12月30日(水) / いやはや矢の如し
ばたばたばたばた、バタバタバタバタ・・・・・毎年の事ながら1年を音で表せ
ばこんな感じですよ、ええ。

気がつけば今日で今年の営業も終わりです。
まさに今日のタイトル通りですな。
それでも今日施工する修理が1月の10〜13日上がりのものですので
まずまずなスケジュールで進行してはおります。
それでも個人的には2日から仕事開始です。
置き時計と柱時計を施工しなくてはいけませんし、家にいてもやる事ありま
せんしね(笑)

来年の展望?
ありませんよ、そんなもの(笑)
あえて言えば春から娘が一人暮らしを始めますので、寂しさを紛らす意味
から一緒にひなたぼっこでもしてくれる女性を見つけようかなと思っており
ます(笑)
ひなたぼっこ、好きなんです・・・・という女性のメールお待ちしています(笑)

年明けからは「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」スタートだし、その
後のプランも実は決めてあるしって訳で、ここの部分は例年通りでいい意味
で進歩なしです。
本、映画はこれまで通り、酒も従来通り(笑)
時間と頭の都合がつけばスペイン語でも勉強したいと思っています。
そんなところ・・・・・かな?・・・・・
明日の大晦日は恒例行事・・・・カミさんの墓参りと、その後のホテルでの
ランチに娘と出かけます。
今年のホテルはマンダリンオリエンタル東京。 プチ贅沢だわさ(笑)

店は12月31日から1月3日まで年末年始休みとなります。
新年は1月4日10時の開店です。

今年1年ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
皆様良いお年をお迎えください。

ではでは。

12月29日(火)  今年最後の映画で・・・
昨日はお休みいただきました。
朝一で7kmほどジョギングし、朝食をゆっくり摂った後1本の映画を見てき
ました。

「母と暮らせば」という作品。
ご存知、井上ひさしさんの「父と暮らせば」の長崎版であり、母親版の作品
ですね。
主演は吉永小百合さんと嵐の二宮君。
二宮君についてはもうだいぶ以前の作品になりますが、神楽坂を舞台に
したTVドラマで若手の板前を演じていたのを見たのが初めてでした。
中々器用にこなす子だなぁ・・というのが第一印象でした。
昨日の作品でも器用にこなしていました。

作品については、徹底的に庶民の目線から描いた戦争の理不尽さ・・・
という作品の背骨がしっかりしているなぁ・・・というのが途中までの感想。
闇屋を演じる加藤健一さん!・・・上手いもんです。
役所の窓口の小林稔侍さん・・・・いい味出してました。
観客の涙を搾り取ってやろうという(笑)意図がミエミエの演出も、まぁ・・・
我慢しましょう。
こっちもついホロリとしちゃったしさ(笑)
でもでも・・・・・・最後の最後でなんでああいう事になるのぉ〜?
一瞬にして「何の宗教映画だよっ!?」と突っ込みたくなりました。

舞台「父と暮らせば」の希望に満ちたラストシーンと比較すると
言葉を失うような、そんなラストシーンでした。
助監督辺りが止めなきゃ、ですよ、こんな演出。
松竹の上層部も完成試写でここ、突っ込まなきゃ・・・・
もっとも言えないか、監督が山田洋次じゃな・・・・・
してみると山田監督・・・・もはや裸の王様か?・・・・困ったものですね。

12月26日(土) / 急坂、激坂、驚いた!
暖かな南生駒駅で着替えた後、「本当にこの路地が暗峠方面〜??」という
細い細い路地を山へ向かって登り始めました。
この暗峠は奈良県側から登ったほうが傾斜が楽なのは事前の調査で知って
いましたし、合わせて峠の頂上まで南生駒駅からは4kmの距離・・・という
のも知っていました。

ところがね、この4kmの登りも結構なものでしたよ、ええ。
4kmで330mの標高差を登るのですが、きつかった〜〜〜
それでも気を紛らすために一句ひねりました。

  「 暗がりや 棚田ひっそり  眠りをり 」

すっかり刈り取られた棚田も、季節がら来春までひっそり眠りますよね、
暗がりだけにぃ〜〜?(笑)

ややヘロりながら峠の頂上へ・・・・・ここから大阪側への下り坂に驚いた!
走れない斜度でしたね、ええ、急すぎて・・・。
東海道の小夜の中山の下りもすごい斜度で驚きましたが、暗峠は斜度と
その長さに驚きました。
酷道マニアに人気なのも分かるな。
途中で芭蕉の句碑 「菊の香や くらがり登る 節句かな」 を拝み(笑)
足がガクガクになりながら住宅地まで降りてきて、ようやく平坦な道になり
ましたが、足の疲労度が半端でなくきつい。

暗峠の降り口からゴールの大阪城までは11kmほど・・・・・・
疲労感満載の足をなだめなだめて大阪の中心部へ・・・・
玉造の交差点を右折し、正面の高速道路をくぐった先の公園に立ち入って
初めて大阪城が見えました、立派なもんです。
公園のいつもの何で着替えてRUN終了〜〜〜あぁ〜〜きつかった。
大阪城見学とも思ったのですが、あの城はいわゆる観光城ですからね
それほどありがたがって見るほどではないですからね、止めました。

さ、これで思い残す事無く「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」に
突入です。
初回は来年1月8日。
松島駅から小牛田駅までの22kmですが、今回は移動に一工夫します。
へへ・・・・こいつはね、ちょっと楽しみなんですよね(笑)

12月24日(木)  これで解決だった
先日のこのコーナーで偉っそうに語っておいてですね(笑)結局あの後
ケースに収めたらまた止まってました。

もう一度やり直し。
3日間に渡る試行錯誤は今年一番苦労した腕時計になりますな。
何度も登場しているカレンダー送り中間車が軋しむのが「止まり」の原因
とは分かっているのです。
止まった状態で短剣車を上から押さえると(軋みで中間車が上がって短剣
車が上へ持ち上がるので・・)動き出すのでそれと知れる訳です。

よくよく観察すると短剣車は12時間用と24時間用とお話しましたが、歯数は
同じなんだな、針のデザイン上の問題からはかまを大きくするので同じ歯数
の大きさの違う歯車を2枚重ねにしているんです。
さらに問題はこの2枚重ねの間に短剣車を固定するプレートがセッティング
されているって事。
どうもね、このプレートがねひっかかるのだな、なんとなく・・・
ETA2836の部品番号462っていう部品なんすけどね。

こうなったら2枚重ねの部品を一旦分解しよう!
工具を使って慎重に〜〜〜完全に分離する前にもう一度組み込んで、横か
ら観察・・・・む?むむむっむむっむっむっむむ〜〜〜
プレートの一部が中間車に接触してる????
まさか〜〜〜でもでも見ると・・・・・中間車に・・・・・接触しているよ〜〜
ここ(接触部分)をすこし削りましょう。
ここで手抜きは厳禁です。しっかりと2枚重ねの歯車を分離し、プレートを
むき出しにして削ります。
歯車がないと接触しているのが直接目視できます。
余裕を持たせて削り、中間車の回転するスペースを十分にとります。
その後2枚の歯車をキツくなく、ゆるくなくの間隔を保つようにセット。
組み込んで・・・・・・ようやく順調に稼動するようになりました。
先日意図的にジャスト機構を殺したカレンダーも本来の動きに戻して・・・・
後は精度を出すだけです。
遠回りしましたが本当の原因が掴めてほんと安心しました。

これで心おきなく明日「暗峠RUN」に出かけられます。
暗峠から大阪城へと向かうランニングですのでこんな名前はいかがでしょう

 「暗峠なにわの事は夢のまた夢RUN〜〜」・・・・・・だめすか?(笑)

12月22日(火)  自慢のつもりが・・・
昨日は本当の事を言えば開店前に組み上げて調子が出たところで、いわゆ
る「ドヤ顔」をしてこの日記を書いていたんです(笑)
ところが書き終えてふと見ると・・・・・と!止まってる〜〜??
自慢話のつもりが(笑)・・・・破綻が早いねぇ(笑)

さぁ笑ってる場合じゃないね、こっからがまた原因探しの旅のリスタートで
すな。
まず観察、立てたピンがちょい緩いかな?
んで再度ピンを作成。
こんだサイズぴったり、長さもちょい長めにして余裕を持たせる。
でもね、これでも止まる・・・
通常の歯数の歯車と24時間用の歯車は単純に打ち込んで一体化してあり
ますんで、このアガキを調整・・・・・ちょい緩めに・・・・だめだ!
逆にちょいキツメに・・・・・止まる・・・だめ!
結局元に戻してこの部分は無罪放免。

短剣車押さえの位置が適正でないのかな?・・・・ちょい手を加えるもダメ〜
よくよくみるとカレンダー中間車に軋みがあるので止まっているのは分かって
るんだな。
んで当初短剣車方向にばかり気が行っていたのですが、昨日も話したとおり
この機種はデイトジャスト機構がついてます。
強いバネでレバーをカレンダー送り車に押し付けます。
斜め左上からね。
すると反対の斜め右下が気持ち持ち上がる、持ち上がる箇所は中間車との
接合部、中間車自体も受けで上から押さえられてます。

中間車の立場から言えば・・・・
「なぁ〜〜んか下から持ち上げてくるなぁ・・・・・頭は24時間車にグイグイ
 抑えられるし、僕自身も受けに抑えられてるから・・・下から押され、上から
 押され・・・・・これがホントの中間管理職ならぬ中間管理車??」ってな
感じでしょう。
元々中間車を3階建てに下のが無理があったって事でしょうね。
デイトジャスト機構のバネを外して下からのプレッシャーを取り除いてあげま
した。
結果、昨晩から14時間稼働中・・・・・これでいこう。
カレンダー自体もきっちり変わるし、ジャストではなくなるけど時計の安定
稼動優先です。

多分何年後かにデイトジャスト機構を廃して、通常のカレンダー機構に改良
した機種に切り変わる事でしょうね。
あぁ〜〜あ、今回はさすがにちょっと疲れた。
今日は心機一転、マイラスの手巻き、ハミルトンオートマクロノのゼンマイ
交換をやったあと、鳩時計の修理をします・・・・・これ気分転換になるわぁ〜

12月21日(月)  自慢していい?
昨日午後2時くらいから施工したオリスのオートマ。
裏蓋を見ると15年5月かなんかのサインがあります。?????
分解してみるとまぁ〜きれい、きれい。??????
一通り組み終わるとこれが見事にテンプの振りが落ちる落ちる・・・・

ふと思い出したのは、お客様がこの時計をお持ちになった時の事でした。
「メーカーに出したんですが調子が悪いんです・・・」とお話になっていました。
な〜〜〜るほど、これはふんどし絞めて(履いているのはボクサーパンツで
すけどね)やり直そうと決意を新たに、頭、真っ白にしてチェックし直し。

この機種の変わった点は、短剣が1周で24時間分進むって点です。
機械のベースはETA2836。
短剣車が2階建てで一体化してます。下が通常の歯数、上のそれは24時間
の歯数です。
この歯車から中間車を経由してカレンダー送りはデイトジャスト機構です。
中間車も普通はカレンダー送り車とツツカナ車に連動するため2階建ての
歯車です。
でもこの機種はさらに24時間歯車に連動するため3階建ての歯車になって
ます。
1番下がカレンダー送り車、真ん中が通常の歯数の短剣車、上が24時間
の短剣車に連動してます。

症状はこんな感じ一通り組み終えるとテンプの振りは正常、精度も出てます
ただし5〜10分ほどすると途端にテンプの振りは落ち、止まりも・・・・
????・・・・・なんでだべ?????・・・・・あれこれ考えながらチェック
チェック・・・・・!!!!!・・・・・センサーに引っかかって来たよ!
カレンダー送り中間車!
これね、前述の通り3階建ての車です。けれど地板に設定されている車を
差し込む軸は通常の2階建ての中間車用・・・・・つまりはさ、短いんだよね
軸が・・・・
するとぉ〜〜〜〜時計の稼動に連動して中間車も回る・・・・けれど自身の
高さの半分の軸に差し込まれているので上半分は傾く・・・・軋む・・・止まる
なんだよな。
設計のミスだな。
軸をまず作ろう。巻き芯の先端部分をカット・・・・これ焼きが硬いんで最適な
んす。
中間車の穴にサイズが合うのを確認後、長さを丁度合う長さにゆっくりと調整
今度は地板から短い軸を打ち抜き、新たに作った軸を打ち込み、部品を
全部洗浄し直したところで時間切れ。

続きは明日。

12月19日(土)  桜湯!!
今日の午前中にアウディA8を販売店に取りに行ってきました。
車でパーキングエリアに入っていくと
「車をここに停めていただいて結構です、後は私どもで駐車しますので」
との事。
ホスピタリティーってやつ?

2階の商談コーナーで担当営業さんを待っていると先日とは別の眼福嬢が
静々と持ってきたのが・・・・・・・・・・・桜湯!!!
大爆笑しちゃいました、マジで(笑)
ご納車おめでとうございます・・・・・ってな心持で持ってきてくださったので
しょうね。
販売店の雰囲気や、働いているスタッフの方々の雰囲気はまったくもって
洋風なのですが、こういうセレモニーを用意してきたとはね〜〜
あまりのギャップに爆笑しちゃった訳です。
でも気が利いていますよね。

一通りの説明を受けた後、車を走らせ販売店を後にします。
今日はアクセルを意識的にちょっとしっかり踏み込みます。
??・・・・試乗の時ほどの違和感は無いどころか「クヮ〜〜〜ン」という
エンジン音が気っ持ちいぃ〜〜〜(笑)
スピードの乗りも自分の感覚とシンクロしてるぞ!・・・いいないいなぁ〜
メルセデスのV8よりも音、澄んでいて気持ちいいっす(笑)
ブレーキタッチも試乗時よりも違和感が大幅に減衰してます。
これなら90点!!

豊州から首都高へ・・・・・ボディーの見切りがほんといいなぁ。
千鳥町で高速を降り、渋滞の国道357へ・・・・
車内は平和だぁ・・・・ボタンをあれこれいじり、ラジオのメモリーセッティング
と音質調整を終わらせました。

識者は「いい車は50m走るだけで分かる」とおしゃいますが、凡夫たる私で
もA8の出来の良さは20km程度走らせてよ〜〜〜〜く分かりました。
こりゃあいい買い物でした。
後はアルミのボディーを事故やミスで凹まさない様にするだけだね(笑)

今回のチョイスは大正解!って事でした。

12月17日(木)  この坂の趣が〜
志村坂下の信号の次の路地を左に曲がるのが旧中仙道です。
ゆったりと右側へカーブを描きつつ、環状8号線と国道17号線の交差点に
出ます。
ここから日本橋方面を前に見て右側への細い細い路地が・・・・旧道です。
こりゃ分かりにくいねぇ(笑)
都営三田線の高架をくぐり、正面の丘を左から巻く様に上るのが「清水坂」
という名前の坂です。
長さは・・・そうすね・・・・3〜400mってところでしょうか・・・
趣がありましたねぇ・・・・江戸の昔を思い起こさせるに足る坂道でした。

 「 清水坂 登りて見ゆる 城の屋根 」 江戸城が見えたんじゃなかろう
か?の一句です。城の屋根を富士の嶺に変えてもいいですな。

わずかな坂道でしたがイカッタです〜〜。
最終回で思わぬものに出会えたな、満足、満足 ♪(笑)

さて前回予告していた「単発企画」の発表です。
その峠の名前を初めて知ったのは司馬遼太郎さんの「新史太閤記」でした。

織田信長が本能寺に倒れたあと、天下を窺う秀吉と柴田勝家。
勝家が忍びを使って秀吉の情勢を探ろうとすると、そのことごとくがこの峠で
行方知れずとなっており、普段は血なまぐさい謀略を好まない秀吉が後先を
考えずに忍びを同じように配して勝家側の情報収集能力を無力化しようと
している事実を知り、改めて勝家は秀吉の「天下取り」の本気度を知る・・・
ってな内容でした。

峠の名は「暗峠(くらがりとうげ)」といいます。
奈良の南生駒駅からスタートし峠を超え、真っ直ぐ行くと大阪城。
19kmの道のりです。
ここを走ろうと思いを温め幾星霜・・・・大袈裟だな(笑)・・・・とにかくここを
25日のクリスマスに走ってきます。
撒き菱と、飛んでくるであろう手裏剣に注意しつつ・・・・・え?・・もう飛んで
こないの?・・・・な〜〜んだ(笑)
大阪城見学の後は鶴橋まで戻って焼肉もいいかもね♪

12月15日(火)  試乗編4
そろそろ他人の物欲話もつまらないでしょうから、話、締めましょう(笑)
営業の方と雑談をした後、現在の車の下取り価格については後日お伝えし
ます、よろしくお願い申し上げます・・・・・という会話の後、自分の車に乗り込
み、走り出して愕然としました。
「こりゃ、タクシーだわ」
実際にヨーロッパではEクラス、タクシーに使われることがとても多いらしい
です。
そう思ったの理由はやっぱりボディーのしっかり感と足さばきのスムーズさ
の違いですね。
「格が違うというのはこういう事なのね」と納得。
車の格が全く違うのだね、恐れ入りました。

翌日届いたメールにあった下取り価格は他社のそれよりも20万円ほど
安いものでした。
こりゃだめだ!・・・・・と数日放置しておいたところ営業マンさんから連絡が
入り、「その後、ご検討はいかがでしょう?」
「明日、こちらの金額面の条件をおつたえしますので、ご検討ください」
こう伝え、翌日送ったメールでは20万円の下取りアップならば契約しますと
伝えました。
驚いた事にこの条件を飲みました、アウディ・・・・・
今でなければ・・・・・販売が前年比マイナス20%超えの今でなければ無理
でしたでしょうね。
首括りの足を全力で引っ張ったような商談で・・・・すみませんでした!!

そんな訳で2008年式アウディA8 4.2が今年の締めにやってきます。
我ながら生まれ変わらなければこの悪癖は止まらんね。
でもいいの!お金残しても税金に持っていかれるか、子供らがもめるだけ
だもの。
もっともカミさんが生きてたら、こんなの絶対無理でしょうけどね(笑)

明日はひっそりと「そば食ったんで帰りますRUN」の最終回を走ってきます。

12月14日(月)  試乗編3
今回の別の車への邪な浮気心の端緒はメルセデスのボディーが発する
ドラミング音な訳で、アウディが同じようなものであれば特段買い換える理由
を見つける事は出来ませんね。
でもね、試乗前から多分違うだろうな、とは思っていましたよ。
だってA8はサスペンションがエアサスなんすから。

んで月島。
路面は状態はまぁ酷い、舗装の補修後は凸凹だし、鉄板もあったな・・
なにやら地下の工事でも進行しているのでしょうかね?
んで走る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボコもポコもなし。
平和な平和なサスペンション環境が展開しているのでありました。

「これダイナミックモードです」と営業マンが説明します。
「ちなにみコンフォートに変更しますと・・・・・」と言いながら設定を変えると
車の挙動が船のようになります。
昔のシトロエンDSもかくや!・・・・運転した事ないけどね(笑)
すると内装のからキュキュというノイズが発生しました。
「う〜〜ん・・・コンフォートはだめだな・・・・・」とひとりごち。
「ダイナミックに戻してください」とお願い。
こんだシャッキとしました。
ダイナミックモードでもいやな突き上げは皆無、内装のキュキュ音も消えた。

ここまで約15分以上運転しているんです・・・・・・長い試乗だね(笑)
運転すればするほど車が一回り二回り小さくなったかのよう・・・・・
やっぱりいい意味で軽い乗り味だよ、Fセグにしてはね。
車のインテリアはもう「内装フェチ」のアウディの本領発揮です。
よく出来たホテルのインテリアを連想させるなぁ・・・・・
そうこうしている内に販売店へ戻りました。

ここまでを総括すると・・・・・
アクセルのつきの悪さとコンフォートモードのキュキュ音の発生はマイナス。
サスペンションのスムーズさと、軽さを感じる未体験な運転感覚はプラス。
「欲しい!」って程でも無い・・・
買うの?買わないの?・・・・・まだまだ続くのだ(笑)

12月13日(日) / 試乗編2
アクセルに足を乗っけた・・・・・踏み込む・・・・・・車の動きが鷹揚な感じ?
よく言えば鷹揚、悪く言えば踏んでも進まん!!

多めに踏むと進む・・・・当たり前ですけどね。
車体が大きいせいか「パッ」と進むことはありません。
もっともFセグでパッ!と動き出したらそりゃそれで奇異な感じを受けるでし
ょうけれども・・・。

踏むとエンジンの音が結構車内に入ってきます、これは意図的に聴かせ
ているのね。
アクセルと車速の同時性の低さ、エンジンの音の透過性の高さから考える
と、BMWに近いね。
いわゆる「ドライバーズカー」ってやつなのだなと得心しました。

不思議なのはその乗り味です。
大型車は動き出し、止まり時に普通は重い金属が移動する事による慣性を
感じます、普通。
でもこのA8はその重さの慣性をあまり感じないんですね。
感覚的には中型セダンを運転している位の感覚しかありません。
アルミボディーとはいえ1920kgもある車重なので軽くはないのですがね。
ちなみにメルセデスのSクラスは1950kg。
変わらないとも言えますし、アウディが4輪駆動である事を勘案すれば
変わるともいえる訳で・・・・・ま、結局人間の感覚なんていい加減なものとも
言えますな(笑)
ボンネットの一部が見える事に加え、ドアミラーの大きさと位置が適切なので
車体の感覚が掴み易いです。
俗に言う「大きさを感じさせない」ってやつだね。

ブレーキの出来はメルセデスが100点だとすると70点くらい。
BMWは50点でした。
音も無く、カックンにならずに停めるには修行が必要なレベル。
今のところ感銘を受けるレベルでは全然ありません。
事前に「路面状態の悪いところを運転させてください」とお願いして車に
乗り込んだので、営業の方に案内されたのが月島辺り。
ちょうど舗装工事中なのだな。
営業マンも分かってるねぇ・・・・・・時間切れなので続きはまた・・・

12月12日(土)  試乗編
「恐れ入りますが、御社で管理していらっしゃる車を拝見し、出来れば試乗
 したいのですが・・」
「ありがとうございます。お客様がご検討いただいている車種をお教え願い
 ますか?」
「え〜はちです。」
「え〜エイト、でございますね。」
「え〜エイト??・・・あぁ〜〜え〜エイト、A8です」
「A8は複数台数在庫してございますが・・・」
「2008年のシルバーのえ〜エイトなんですが・・」
「かしこまりました。 ご来社いただけるのはいつでございましょう?」

という様なやり取りが事前にありましたので販売店に着いてからしばらくして
現れた営業さんに案内された駐車場にはシルバーのえ〜エイトが停まって
いたのでした。
Fセグメントなので全長5m超えなのだな。
5055mm。
幅は1895mm。
大きいとは思ってましたが実物はそれほどでも無く、なにやらの「塊感」は
あるな。

運転席のドアを開けて乗り込みます。
ドアは思いの外軽い・・・・ってのはこの車、アウディ得意のアルミボディー
なのだ!
ASF(アウディ・スペース・フレーム)というんだとか・・・・宇宙船じゃねぇって
の!(笑)
ドアを閉めた後の機密度の高さはちょっと類が無い感じ・・・・チリを小さく
小さく・・・ってのがVW,アウディグループの性癖だもんね(笑)
エンジンスタートはボタン操作。
パーキングブレーキもボタンなのね、オジさん、ちょっとびっくり。

話し変わって、このFセグメントの車の代表格はメルセデスのSクラス。
それからBMWの7シリーズ・・・・なんてところですね。
もう個人的にはメルセデスはいいや!・・・って感じです。
数が多過ぎるし、Sクラスに至っては色んな意味で人品卑しからぬ人が
オーナーである事が多いでしょ?(笑)・・・・・逆説ですよ、皮肉なね(笑)
BMWも悪くないけれど、E60の時のブレーキタッチの酷さと、AMラジオ
がノイズでまともに聴く事が出来ない・・・ってのは記憶に新しいところです。
私はAMラジオが好きなんだよ。

翻ってアウディ・・・・・・しかもA8・・・・・いい意味で「外し」でしょ?
「ちょっとあの人、センスのいい車ね」などと・・・(笑)・・・言われる可能性が
あるよな?無いよな?(笑)
オジさんもいい歳して何を期待しているんだかねぇ・・・(笑)

プッシュボタンを押してエンジンをかけ、AMラジオの感度の高さを確認した
ところで、これまたプッシュボタンでパーキングブレーキを解除して、アクセル
ペダルに足を乗せ・・・・・・・・たところで時間切れ〜〜
また次回に。

12月10日(木) / 走りも走ったり〜
「そば食ったんで帰りますRUN」のプレ最終回を昨日行いました。
降り立った桶川駅に隣接したロッテリアでコーヒーを飲みながら・・・
「ここのトイレで着替えて出発するか」と思っていましたらどこぞのお爺さんに
先を越されてトイレを長時間占拠されてしまい、仕方なく駅前の空き地で
そそくさと着替え・・・寒みぃ〜〜

駅前の県道が中仙道です。
北上尾、上尾、宮原を超え、新幹線の高架をくぐって9km。
なおも道は真っ直ぐ伸びます。
文化文政創業の漬物店さんを見て一句。

 「 漬物の 大根(でえこ)白きや 冬あさげ 」

大宮の駅前では出勤の方々の間をすり抜けすり抜け、与野駅で15km。
浦和の調(つき)神社で19km。
さらに先を急ぎます。17号線との合流交差点は六辻・・・という昔を思い起こ
させる地名です。
ここから17号線の1本裏の旧道から蕨宿へ・・・・・再び17号線に合流。
当初戸田公園駅までの予定でしたが、標識に従って戸田駅方面へ予定
変更。
駅への道の途中にある公園のいつもの何で(笑)着替えて終了、25km。

戸田戸田しい・・・・間違えた・・・・たどたどしい足取りで戸田駅へ・・・・
戸田は初めてだなぁ、考えてみれば・・・・・小奇麗な街ですね。
来週は戸田から日本橋まで18.5km。
これにて3つのコースをつなぐ大きな大きなループが完成します。
日本橋〜糸魚川〜新潟〜日本橋、ですね。
フライング気味に帰宅後全コースをパソコンのソフトでトレースし直しました。
走りも走ったり全行程、その距離、881.8km!!!!
すげぇな、我ながら。
東京からだとどこまで行くんだ? パソコンで「東京から880km」・・・・っと。
出た!福岡までが880kmなんだそうで・・・・・走ったねぇ・・・・・
誰か、何かくれませんか?(笑)

その後の「みちのく白髪旅その2!恐山温泉付き♪」の前に、今年頭の
恋ヶ窪RUNの様な単発企画があるんですが、その発表はまたいずれ・・・・
これもずっと温めていた企画なのだ(笑)

12月8日(火) / 我慢が出来んっ!!
気にしなければ良いのは分かっているんです。
分かっちゃいるけど気になると我慢ならんのですね。
時計好きなお客様でもこの手の性向は多いです。
時計ケースのわずかな傷、文字盤の上の肉眼では見つけられないけれど
確かにそこにあるホコリ・・・等々。
私も同じようなものなので、その気持ちはよ〜〜〜〜く分かるんだな、コレガ

私の我慢できないいのは今所有しているメルセデスW211 E300
路面状況によってタイヤ、サスペンションからの振動が共振して車体が
ボコボコと音を立てます。
これ、ドラミングと言います。
こんなのね無視すりゃあいいのは分かってます。分かってますが実際に聞く
とウンザリしてくるよぉ〜。
速度域で30〜40km、マンホールから続くアスファルトの補修跡・・・なんて
パターンでボコボコボコボコ・・・・・・・・るさいなぁ〜〜

タイヤの空気圧を上げてみたり、下げてみたり、前後で空気圧を変えてみた
りしましたが改善せず。
これはね、たとえサスペンションのブッシュ関係を一新してもだめでしょうね。
この個体特有の症状で消し込むのは不可能と判断しました。
昔のメルセデスじゃ考えられない事ですね。
現在のメルセデスの無節操なラインの拡大、販売台数の急激な増加を考え
ると同じメーカーではあるけれど、その車造りやプリンシプルといった観点
から考えると昔とは全く別のメーカーになってしまった・・と考えた方がいい
のでしょうね。
淋しいことだけれどね。
でも善いところもあります。
車幅1830mmの適正な大きさ。
7速ATの出来の良さ。
3000ccDOHCエンジンの吹き上がりの爽快さ。
ブレーキをかけた際のナチュラルなブレーキの効き。
良好な路面での静粛性、乗り心地・・って美点は見事!
でもボコボコは・・・・・・我慢出来んっ!

そこでよせばいいのに訪ねたのが、江東区の豊州ってところににある4つの
丸を重ねたメーカーさんの販売店でした・・・・
例のワーゲン社の偽装事件からこっち、アゲインストの風吹いているんだろ
うなぁここも・・・と思いつつ販売店の駐車場で車をバックさせていると
「あう!お客様・・・そのまま・・・・・お願いします・・・・・はい・・・・いいです」
と、これまたオジさんにとっては眼福となるようなきれいなお嬢さんが車を
誘導してくれるんすな(笑) 
前述のようなしゃべり方はしませんよ!(笑)オジさんの妄想なんすから(笑)
おっちょこちょいな連中だとここでコロリとやられちゃいそうだな(笑)
眼福嬢のきれいな足を後ろから眺めながら店内に足を踏み入れたところで
時間切れだ・・・・また次回以降に、それじゃ!

12月6日(日)  古いものの良さ再確認
このコーナーでも再三話をしましたけれど、私個人の考えですが歴代テレビ
ドラマの中でのNO1が「早春スケッチブック」です。
このドラマが嬉しい事に現在日本映画専門チャンネルというケーブルテレビ
で視聴する事ができます。
毎週土曜日の夜8時〜9時の時間帯で放映中です。
いやなに、日本映画専門チャンネルの回し者じゃあありませんがね(笑)

昨日も見ました。
3回目。
息子が生き別れとなっていた本当の父親と密かに会っている事を知った
お母さん。
演ずるのは岩下志麻さん。
凛とした姿には思わずため息・・・・・・・きれいな女優さんですねぇ。

返す刀でアマゾンで岩下さんがらみのDVDを2本購入しちゃいました。
「心中天網島」と「はなれ瞽女おりん」
両方とも中古DVDです。
ど〜〜も酒が入っていると余計な買い物しちゃいますな。
にしてもこのドラマの岩下さんは出色でした〜〜。

ドラマを見終わり、リビング机で大学の課題をせっせとやっている娘の前で
今度はYOU TUBEで落語を視聴。
5代目 桂文楽、言わずと知れた昭和の大名人。
この方は志ん生よりもはやく逝った割には映像が結構残ってますね。
そんな訳で昨日のも「動く文楽師匠」で演目は「素人鰻」でした。
音を出して見ていたので目の前の娘にも噺は聞こえる訳ですね。
職人の金さんが酒に酔ってひとりで大声で笑うシーン。
娘が一言、「この人はすごいね」・・・・

そうなんですよ、この噺は何回も何回も音では聞いていたんです。
でもね映像として見ると、その体のこなし、腕、手の動き方、表情の作り
声の調子、間、それらすべてが渾然一体となってまぁ、上手いの上手くない
の!!
滴るような上手さでした、ええ。
いいもん見たわぁ、両方とも・・・・。
なんだか心が豊かになったように思うのは勘違いかな?・・・いやいや・・

12月2日(水) / こんな一句、出ました。
「そば食ったんで帰りますRUN」も昨日の熊谷→桶川を走り終わり、残りは
2回となりました。

昨日のRUNでの一番の眼目は熊谷から行田に至る荒川沿いのルートでし
た。
川向こうには朝日に照らされた富士山が見え、小学生は学校への道を
行列を組んで歩き、旧家とおぼしき農家の庭先には大根が干してあります。
いいねぇ〜〜〜古の中仙道を満喫出来ました。
浮かんだ一句の主題は富士ではなく、大根でした。

 「 大根や 色しらじらと 足を組み  」・・・・・(笑)・・・・だめ?

鴻巣から北本、桶川への直線道路は思いの他きつかった・・・。
桶川駅への入り口手前に立派なバリアフリートイレを発見(笑)
ゆっくり着替えて桶川駅まで移動。
桶川は「山際RUN」の際訪れていましたので二度目の訪問でしたが
前回は開けている西口を利用しました。
今回は閉じている(笑)東口。
道が極端に狭く、再開発の話が持ち上がっているようですが、昭和な感じの
駅前!・・・・・・・・久し振りに見たよ。

年明けになろうかと思っていたGOALが年内に収まりそうです。
次が決まっているので安心ですけどね。