【2015年6月】 6月30日(火)　　これで処理して大成功！ ＲＵＮ好きの私から皆さんへの質問です。 ２０ｋｍを超えるＲＵＮの大敵は何だと思いますか？ 答えはね、意外なものです・・・・・・「擦れ、すれ」です。 先日も上下浜から柏崎へ走る際、何ヶ月ぶりかで忘れました、乳首に貼る バンドエイド。 その結果、乳首が血くびになるというね（笑）結構な痛みなんですよ、ええ。 胸はバンドエイドを貼る事を忘れなければなんて事はないんですが、もう ひとつ困った擦れ場所があるんです。 こっからはあんまりきれいな話ではありませんのでご注意を・・・（笑） もうひとつの擦れる箇所は・・・・お尻です。 正確には水戸黄門の周辺です・・・・・すみませんなぁ、きたない話でさ（笑） なぜか！？ 当然「ケツ毛」が生えているからですよ。 これが今時分だと汗で蒸れる、と同時に擦れる、と同時に痛い・・・（笑） ケツ毛をね、切ればね、擦れる心配からは開放されますが、、場所が場所 だけに目視でハサミで切るってのも難しい・・・・・ 手を伸ばして、ケツ毛をつまんで、はさみを伸ばして・・・カット！・・・するのが 毛だけならいいけれど、勢い余って皮膚までチョッキン！・・・となったら 目も当てられないし・・・・ 鏡を床に置いてしゃがむぅ〜〜？・・・・・・やだな、なんか・・・（笑） ところが先日風呂場でシャワーを浴びている時にふと目に付いたものがっ！ それは、娘がすね毛を剃るために使ったであろう女性用のシェイバーです。 これはぁ〜〜〜〜（笑）・・・・いいいんじゃないかぁ！？・・・・・横にスライド しても切れない様に作られているし、なにより女性用だから刃もやさしいの では！？・・・・それゆえ今回の様なデリケートゾーンに使用するのには最 適ではないかと（笑） 使ってみました（笑）・・・・娘よっ！す！すまんっ！！（笑） 結果！・・・・・いいんだこれがっ（笑）・・・・・・きれ〜〜〜〜〜に剃れました。 これで２０ｋｍ走ろうが、３０ｋｍ走ろうが、尻の痛みからは解放される（笑） 無論、娘にはこの事は内緒にしておきます（笑） 十分にシェイバー、使った後に洗っておいたからさ、大丈夫っしょ！ 6月27日(土)　　こうやってつながりました アマゾンなぞを開きますとアマゾンの方から　「あなたの様な人にはこれが 今、おススメですぜ」という様な候補が出てきますね。 これまアマゾンに限らず色々なサイトでよく使われています。 昨日はこの「これ、おススメですぜ！」で繋がりました、というお話です。 娘が視聴していたＮＨＫの「ＬＩＦＥＥ」というコント番組。 中々クオリティーが高くで私も好きな番組です。 んで、その番組の中で星野源さんが昔なつかしのカセットテープが現在でも 作られているという内容のレポートをしていた中で、出来上がったテープに 自分の歌を吹き込んでいたんですね。 これが耳覚えのあるいい曲だったものでさっそく　ＹＯＵ　ＴＵＢＥで視聴しま した。 話はここから・・・・・ ＹＯＵ　ＴＵＢＥを開くと　「次、これなんかどすか？」　的に候補がいくつも提示 されますわなぁ。 そんな中のひとりが最終的につながりました、という話です。 お名前は　安藤　裕子さんという女性アーティストさん。 一言でいえば、ＣＯＣＣＯと鬼塚ちひろと中島みゆきを足して割った感じの 女性歌手さんでした。 でしたが、妙に昨晩の私の琴線に触れましてね、ええ。 ビーフィーターのジンが効き過ぎていたのかもしれませんがね（笑） 「隣人に光が差すとき」なんて楽曲はなんだか分かりませんけれど妙に オジサンの涙腺をチクリチクリと攻撃してくるのですよ、ええ（笑） その他にもいい曲がいくつもありまして、なんだか妙にいいものを拾ったよう なそんな気分になったものでした。 ちょっと調べてＣＤ、購入しようと思います。 大勢で歌うアイドルグループには辟易していましたが、安藤さんのような歌手 がいるってだけで「ほっ」とします。 6月25日(木)　/　民主党って一体？ 「違憲」との法律家のコメントで勢いずく民主党ですが、ここのところの 民主党首脳部のコメントやツィッターを読むと大丈夫〜？と感じますな。 今回の安保法案が「違憲」かそうでないかで行けば「違憲」でしょう。 しかしこの法案が現在の日本を取り巻く安全保障環境を考えて「必要」か 「不必要」かを議論すべきなのに、岡田代表は「集団的自衛権は必要ない」 と言ってみたり。 別の幹部は「徴兵制にいずれつながっていなかいとは言えない」などと論点 を微妙に「徴兵」へとスライドさせているようです。 「戦争」が出来る国になる！ 「徴兵制」の復活で若者が犠牲になる！・・・・・・・マジかっ！？ 先日ＴＢＳラジオに出演していた「違憲」のコメントを出した慶応大学の教授 さんはこうおしゃっていました。 「戦争が出来るという事です。　馬鹿殿が突撃〜〜〜！！といったら突撃 するようになるんです」 だ、だいじょぶか！？ それでもなんでも戦争を心配する方々に一言だけ。 今の少子高齢化の人口構成で、戦争もしてないのにＧＮＰの２．４倍の 借金を抱えるこの国が単独で・・・集団的自衛権反対なんでしょ？・・・・戦争 する能力が経済学的に、資源的に可能だと思いますかぁ？ あ、資源って天然資源と人的資源のダブルね。 「でも！太平洋戦争では資源を求めて南方に進出したじゃありませか！」 というコメントも出るでしょう。 でもね、現在の世界情勢でそんな事できる訳ないでしょうに。 ロシアがウクライナにちょっとちょっかい出しただけでもあの騒ぎだもの・・・・ なにより紛争を病的に禁忌するだけでは駄目。 仮に今回の法案が通ったら今の１０倍は世界情勢に気を配る人が増えるで しょう事は間違いないでしょう。 だってなるべく紛争、戦争に巻き込まれたくないでしょ？ んだから世界情勢をより知ろうとし、政治家にもマスコミにもどんどんもの言う 人が増えるでしょうし、それこそが民度を高めるって事になるのではないかな 夕方のニュース番組でソーセージのつめ放題やら、ラーメンの上手い店の 紹介なんてコーナーは全廃してさ、中国軍の次期参謀長レースの展望とかさ 「今日のスプラトリー」「今日の東シナ海の中国漁船のＧＰＳデータ」みたい なコーナーを増やしなさいな。 １億総インテリジェンス計画・・・・・・どすか？ 情報が増えれば一家言持つ人も増えるでしょう。 話戻りますが、可能性ゼロの徴兵制まで持ってきて、おそらくは出来もしない 法案の廃止を狙っているとすれば民主党、悪いけど日本共産党と何らかわ るところが無いよ。 君たちは一体何を考えて政治をやっているのかね？ 民主党幹事長なんざ悪いけど「法匪」であり「口舌の徒」としか思えないよ。 　 6月23日(火)　/　フィクション句、写実句 昨日は池崎が柏崎からスタートして出雲崎に至るという「崎」つくしのＲＵＮ でした。 ２６ｋｍの走行後たどり着いた出雲崎。 ここは歴史深い有名なスポットだったんですねぇ、良寛さんの生誕の地で あり、松尾芭蕉が句を詠んだ地であり、江戸時代は天領として、貿易港と して繁栄し、明治以降石油が採掘されていた時期もあったとか。 　　　「　荒海や　佐渡によこたふ　天河　」 これが芭蕉翁が出雲崎で詠んだ句です。 ＪＲの出雲崎駅は海沿いに広がる昔ながらの出雲崎の町並みからは数キロ 離れていますので荒海も、佐渡も見ることが出来ませんでしたが、駅で電車 を待つ間考えたのは、この句、ちょっと出来すぎじゃね？・・・・という事でした こ〜れ〜は〜・・・・・私言うところの「フィクション句」の香りがするなぁ・・・・ そんな事を考えながら東三条行きの各駅停車に乗りました。 帰宅後ネットで調べてみるとやはり！この句は写実ではなく虚構だろうという のが定説なのだそうです。 そこへいくとね、昨日私が詠んだ２句は写実ですよぉ（笑） 長岡へ向かう国道８号線から分かれた国道１１６号線は田んぼの中をまっ すぐに伸びて・・・・・・浮かんだっ！！ 　　　「　稲の匂（に）や　　陽を照り受けて　　かぐわしき　」　いい匂いだったぁ その後田中角栄氏の故郷、西山駅の先を県道５７４号線へ・・・・・ 礼拝（らいはい）駅を通り過ぎると気持ちの良い農村風景が広がります。 小振りですが清潔な戸建てが点在し、小さな田んぼと小さな畑。 杉林の根方には小さな赤い鳥居。 古刹も別の杉林のなかにうっそりと建っています。 すべてがコンパクトですべてが小ぎれい。 これぞ日本の農村の原風景！・・・・・的な感想を持ちつつ詠んだのが 　　　「　野菊咲き　　レンゲ草咲き　　ほととぎす　」　写実過ぎ？(笑） しょうがないよ、咲いていたし、鳴いてたんだもん　(笑）　 次回は弥彦山を見ながら粟生津（あおうず）駅までの２２ｋｍです。 あと３回になっちゃったよ、へぎ蕎麦ＲＵＮ・・・・・・・ 6月21日(日)　　夜中に目が覚めて スパッ！・・・・と音がするくらいにさっぱりと目が覚めました、朝３時２０分に。 ２度寝出来る感じは皆無です。 あきらめて２階のリビングへ・・・・ 途中まで見ていた映画の続きをアイロンを掛けながら見ました。 夜中に何しているんだかねぇ、我ながら（笑） ベルギー・フランス・イタリアの合作映画で「少年と自転車」という１本です。 父親に捨てられた少年が週末だけの里親を買って出てくれた女性との 出会いを通して人間性を回復していくという内容の映画です。 静かな映画・・・・一言で言えばそんな感じかな？ 昔はこういう映画は岩波ホール専門だったよな（笑） 星　４つの佳作でした。 これを見終えても５時・・・・・・眠くない・・・・・・ 返す刀でもう１本だ！ 小林正樹監督の名作「切腹」です。 主演の仲代達矢さんは今年で芸暦６０年なんだとか・・・ま、それを記念して まだ見ていなかったので借りてきたものです。早速ＤＶＤをセット！ 昭和３７年の映画ですが、お金をかけたいい創りです。 仲代さんも声がいい、姿がいい・・・・・言う事ありませんな。 これを５時半過ぎまで見て、ようやく襲ってきた眠気に乗っかって二度寝。 寝がさめたら７時半過ぎでした（笑） たまにはこんなものいいやね。 明日は「新潟へぎ蕎麦ＲＵＮ」です。 柏崎駅から越後線の出雲崎駅までの２６ｋｍを、ちょっと明日は暑そうです が走りきりたいと思います。 帰路は燕三条へ出て新幹線ですが、齢５３にして、燕三条、初めてだぁ〜 どんなところなんだろね？ そんじゃ！ 6月18日(木)　　久しの一句 昨日の関東地方はあちこちで豪雨だったと今朝のニュースで知りました。 というのも午前９時２０分・・あ、これ、昨日の話ね。 ９時２０分に信越本線　上下浜駅に降り立った時には薄日が差していたから なんですなぁ・・・・ そこから隣の柿崎までは平坦な道を行き、柿崎を過ぎると日本海が真近に 迫ってきて、気が付けば雲が無くなり日差しの強さを頭と首筋でそれと知り ます。 　　「　山おろし　雲吹き散らし　　海照るや　」　どうすか？ 海沿いを走る国道８号線は米山駅から急に山側へと進路を変えます。 結構急な上り坂！ その後も微妙なアップダウン・・・・まさに上らせてから下らせて、また上らせ る・・・そんないやらしいコース！ いったいいくつの上りと下りをこなしたんだろう？・・・・数えてみよっと！ いつもの地図ソフトで柿崎から昨日の到達地点柏崎までのアップとダウンを セットにしてカウントしたら・・・・・・・２６こ・・・・２６坂？・・・・２６上る下る？ まぁ、もう直射日光照りつける中、柏崎に着いた時には軽い即身仏状態（笑） でした。 柏崎から長岡へ出て新幹線で帰宅。 次回は柏崎発、出雲崎という越後線の駅までの２６ｋｍ超！！ ここで無理をしておかないと、その次の回でスタート地点に立つのに時間が かかるんだよね。 いっこ手前の小木ノ城駅も計画していたのですが、ここに到着するのが 船橋を朝早く出発しても１１時２０分！ 無理して出雲崎まで行っておけば、長岡からバスが出ているのが分かりま したので１０時には出雲崎駅に到着出来るんですな。 にしても次回は２１ｋｍ地点からの山越えが・・・・・・はたしてどうなる！？ 行き倒れないようにだけはしたいと思います、ええ（笑） 6月16日(火)　　憲法違反 集団的自衛権論争の中、急激にスポットライトが当たった感のあるのが 例の「憲法学者」さんですな。 したり顔して「憲法違反」を口にださなくても、一般人ですら今回の法案の 違憲性は認識してるって！ そこへもってきて今度は記者会見を開いて政権批判とは・・・・恐れ入った！ どうなんでしょう？普通の方、私も含めてね・・・・・憲法の存在を日々認識 して生活してますぅ？ 憲法遵守を意識して通勤、通学していますかぁ？ してないよね。 憲法違反を言うなら自衛隊解散からはじめなくちゃ・・・になるでしょうに 中国であいまいな状況のことを　「馬馬虎虎」と書いて「マーマーフーフー」 と言うのだ、と教えてくれたのは開高健さんでしたが、日本でもやっぱり おんなじですよ。 つまりはさ、すべてを白黒はっきりさせるのでは無く、な〜〜んとなくいい意味 でほっぽらかしにしておく感じ？ それでＯＫだと思いますよ。 いまのとこ日中間で一番ヤバイ懸案であるところの尖閣列島も、その昔 �ｹ小平が言った「馬馬虎虎」的なコメントが端緒になっていると言えなくも ないでね。 　 じゃあ、お前さんの意見はどうなのよ？・・・・・と聞かれれば、私個人は 法案に賛成です。 地球の裏まで戦争しに行くの？・・・・・と聞かれれば、そうなるでしょうねぇ と答えます。 でもそれが嫌なら自衛隊を辞めれば？とも思います。 憲法に違反しているけどいいの？・・・・と聞かれれば、別にいいんじゃない？ と答えます。実際、憲法、そんなに身近でないもの。 なによりも骨の髄まで「商人（あきんど）」である私としては毎年毎年膨大な 予算を投入している自衛隊を演習以外に使わないなんてもったいないじゃ ないか！・・・などとセコに考えるわけでね（笑） 左巻きの方は外交は話し合いを重ねて・・・・と二言目には言いますが 武力がバックにあっての話し合いでね。 こんだけのもの（武力）持ってるけど話し合う？・・ならば分かりますが 話し合いが得意だけど、話し合う？・・・・これじゃあねぇ いい加減にしないとねぇ・・・・・ 6月14日(日)　　こんな修理をやりました ハワードという懐中時計のメーカーがあります。 いいメーカーでしてねぇ、まず完調ならば日差一桁は間違いなく出ます。 数十年前の時計なのにね、大したものです。 今日もそのハワードを施工しました。 珍しく４分の３プレートタイプ。 これはゼンマイと輪列をひとつの大きなプレートで抑える設計のものです。 時計全体の４分の３を覆うのでこの名前を誰かが付けたのでしょう。 施工前は振りが極々弱かったのですが、目視で輪列の穴石の汚れと油切 れのレベルの高さが見て取れていたのでそんなに心配せずに修理に取り 掛かりました。 ところが文字盤側のテンプの穴石の穴が広がっちゃってました。 振りが出ない直接の原因はこれだったのだな。 こうなると合う穴石を探して移植せねば！！ 合う・・・・・・と一言で言いますがね、実際にやるとなると大変！！ 穴石を真鍮の円形の外枠が抑えますから、まずはここから穴石を取るのね それから穴石の中心の穴の大きさが天真の太さに合い、なおかつ真鍮製 の外枠に緩すぎず、キツ過ぎない大きさでぇ・・・・しかも厚みも大事なのだ な、コレガ。 この穴石をあぁ〜〜でもない、これでもなぁ〜〜〜〜い、と探しに探して 今日のハワードにぴったりだったのがぁ・・・・・・・・セイコー５スポーツの ３番車の穴石でしたぁ（笑） この穴石ならばまだストックありますし、また割れても対応は出来ます。 出来ますけど、俺が生きている内にまた割れるって事はまず無いな(笑） 数十年後、またこの懐中時計時計をうちの誰かが同じ修理をする時に悩め ばいいいやね（笑） その頃こっちは蓮の台（うてな）でイッパイ飲んでお昼寝だよ（笑） 6月11日(木)　/　貴女はあの時の！ 昨日は午前中だけ仕事をした後、午後から１本ＤＶＤを鑑賞。 「天才　スピヴェット」という１０歳の男の子が主人公の映画でした。 二卵性の弟を銃の事故で亡くしてからギクシャクしだした家族の再生と 主人公の男の子のイニシエーションをテーマにしたロードムービーでした。 主人公のスピヴェットが発明した永久機関をネタに自らの露出度ＵＰと 出世を目論むスミソニアン博物館の女性副館長さんだか、なんだか、その 辺りの怪しい女性が今日のタイトルの「貴女」なんです。 全然美人じゃなく、顎が立派で、受け口で・・・・・・・・はて・・・・・この 顎周りは・・・・どこかで見覚えがあるぞ・・・・・・ イタリアンレストランを舞台にした一風変わった映画で「ディナーラッシュ」 ってのがありました。 映画の中で、そのレストランに食べに来ていた料理評論家が昨日の副館長 さんだったんだよね。 顎で分かったよ、顎で・・・・（笑） なんだかすっきりするやら、だからなに！？的な感じもあり（笑） しょうがねぇじゃん！オモシロ話のネタがないんだから！（笑） 6月9日(火)　/　修理しても修理しても 是枝監督の作品で「あるいても　あるいても」という映画がありますが、今日 のタイトルはそれをパクリました。 修理しても修理しても数が減らない・・・・ってことは後から後から修理の ご依頼をいただけているという事で、これはまるで飲んでも飲んでも中の お酒が減らない瓢箪みたいなものですね。 これって中国の話でしたっけ？　それとも日本昔話しだったかな？ ありがたし、ありがたし。 閑話休題。 今週の「新潟へぎ蕎麦ＲＵＮ」はお休みです。 金曜日は天気が悪いようですし、明日は店の定休日ですのでひとり静かに 仕事する予定ですので次回は来週ですな。 その代わりに明日、近所を１５ｋｍほど走ってから店に出てこようと思って います。 でないと「足」が鈍ってしまうからね。 さてと、朝イチでバルジュー組んだんで、次行こう！ タグホイヤーのリンクオートマ、カルティエパシャＣ，ハミルトンクロノグラフ シーマスタークオーツ・・･･･まだまだあるんだな、これが。 6月6日(土)　　まさにお勧めの１本です 先日映画を１本見てきました。 河瀬直美監督の最新作「あん」というハンセン病患者と社会とのつながり をテーマにした映画です。 主演は樹木希林さん。助演に永瀬正敏と、樹木さんの実のお孫さんである 内田伽羅さん。 結論から言わせてね（笑） 樹木希林さんの芝居は奇跡の芝居と言っていいでしょう。 ハンセン病療養所の仲間という役で市原悦子さんも出演していらして、これ また達者な芝居を演じてくれていましたが、樹木さんの芝居のほうが数段 うわてのように感じました。 なんてぇのかなぁ・・・・・芝居を離れてた芝居っていうのかな。 役者さんがカチンコが鳴ってする芝居ではないんです。 ただそこに居る・・・・ただそこにある・・・・それ自体が絵になり、しゃべれば それが流れになり・・・・・こんな芝居見た事ないです、まいりました！ 「餡」の国から「あん」を作りにだけ降りてきた、無垢な心を持ち続けている 王女様の様な女性・・・・・それが樹木さんが演じた「徳江」という女性でした まさにこれは！！「アン王女」・・・・・どう？どう？どう？(笑） 映画のほうは河瀬監督独特のカメラワーク、人物に寄り過ぎ、手ブレしすぎ な自主映画テイスト満載で(笑）　　ついでにいうと周りの音のボリュームが でか過ぎるんだよね、通り過ぎる車の音や、電車の音、風の音・・・ＥＴＣ・・・ 録音レベルが高すぎるよな！・・・・・と思っていましたら、これ！・・・ラスト シーンのための伏線だったのです！！・・・・・再び、まいりました〜〜〜 当然、星は５つ！！！今年の邦画ＮＯ１はこれだね。 しみじみと心に染み入る、滋味溢るる名画でした。 館内すすり泣きの声があちらこちらでしてました。 冷血漢な私ですら時折スクリーンが滲んで見えたもんなぁ〜〜〜 まさに「いいもの」を見せていただきました。 その日の最初の上映でしたので、入場料金が１３００円でしたけれども、この 映画の充実度から考えれば・・・・・・３０００円くらいの価値は十分にあります テレビの仕事が減ったからって安易に舞台に立ちたがるしょんべん役者の セコな舞台を４〜５０００円出してみるなら・・・・・・「あん」を複数回見たほうが 気が利いてます、ホント！ 見たほうがいいと思うよぉ〜〜(笑）