【2015年2月】

2月28日(土) / 滑って跨いでくぐりました
昨日はいつものように5時に自宅を出発。
首都高速、中央高速と車を走らせ談合坂SSでパンとコーヒーの朝食を摂り
大月駅近くの駐車場に車を停車。
大月駅6時54分の各駅停車松本行きの電車に乗り込みました。
「この電車の始発はどこで、何時だろう?・・・帰ってからしらべよう」・・・・と
考えたのは、もうそろそろ大月までの車移動に飽きたからです(笑)

笹子駅でそそくさと着替えて国道20号線をゆっくりと笹子峠方面へと登り
始めます。
風が強めに吹いて寒いけれど、気温はそこそこ、日差しに春の予感を感じ
ますな。
「矢立の杉」という有名な杉の木がこの先にありまっせ!・・・の看板に導
れて旧道へ・・・・・
途中「矢立の杉」から先は冬季の通行止めの看板を目にするも「車だけで
しょ・・・」と無視して歩を進めます。
国道20号線との分岐から4kmちょっとで「矢立の杉」に到着・・・といっても
実物はさらに奥へと入っていかねば見えないようなのでここもスルー・・・・
観光名所嫌いの本領発揮だね(笑)
ここから車止めのゲートを跨いでトンネル方面へ・・・道路はところどころツル
ツルに凍結してます。
さらに登ると全面雪道に・・・・・積雪量はMAXで5cm程度なんでジョギング
シューズでもOK.!
カモシカの足跡がありましたよ・・・・・熊のそれじゃなくてよかったぁ〜。

トンネルを足早に越えて(やっぱり古いトンネルは怖いデスヨ)、向こう側は
甲州市なんですね。
こっちも雪道、凍結路のオンパレード。
下り坂でもペースは上がらず、そうこうしているうちに道路を完全にふさぐ
倒木に遭遇!
ま・・・たいでっと・・・・ここはくぐりましょう・・・・・んでまた走る・・・・またまた
倒木・・・・今度はくぐり・・・・・・ました。そんなこんなの倒木が6本近く・・・・・
7kmほど下ってようやく人里に出、中央高速を頭上に見つつ国道20号線へ
復帰。
本来ここから少し戻って甲斐大和駅までの予定でしたが、予定を変更して
次の駅まで・・・・勝沼ぶどう郷駅(変わった名前ですね)まで足を伸ばしました。
20号線を勝沼方面へ下っていると、前回お話した甲斐駒が岳が真正面に
見えましたぁ。
左ルンゼがある赤石沢奥壁もきれいに見えます・・・・・いい山だぁ〜・・・・
県道を左に曲がり、ぶどう郷駅へ・・・・・バリアフリートイレで着替えて帰京。

満足度120%のRUNでしたぁ・・・・旧道峠超えは大正解だったという訳です
次回は甲府盆地をまっすぐ横切り、竜王駅までの24kmRUN。
なんか、調子が出てキタヨ(笑)

2月24日(火)  無音の音
浪人生活をしていた時に、耳栓を購入して使ってみたことがありました。
回りの雑音に影響されたくない!・・・・という浪人時代独特のちょっと病んだ
感じだったのでしょうね(笑)
使ってみると確かに回りの音は消えるのですが、今度は無音の音・・・つまり
は「シーン」っていう音が気になるのですね(笑)
「ダメだこりゃ」となったのを昨日見た「フォックス キャッチャー」という映画を
見て思い出しました。

この映画、地味にFAGGOTテイストがありつつ、BGMを極力排した中で
静かに静かに展開していく映画なのです。
なのですが、静かな展開の中にも登場人物の人格や性格の歪みがキシ
キシと音をたてているのが感じ取れるのが・・・・何とも言えずに不気味なん
ですよねぇ・・・
この歪みの音が「シーン」という無音の音につながる様にも思えたんです。

自分を超えたくて超えたくて、身近なあの人に認められたくて感心されたく
て仕方の無い2人が出合った時・・・・・・悲劇はすでに予見されていたのか
もしれませんね。
「フォックス キャッチャー」のレビューを見てみるとデュポン家の御曹司を
演じたスティーヴ・カレルの評価が高いようですね。
確かに「羊たちの沈黙」のレクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスを
参考したであろうと推測される彼の芝居は気持ち悪くてゾクゾクしましたが
私はその彼の演じた御曹司の母親役のバネッサ・レッドグレイブをイチ押し
したいですね。
自らの息子の異常な性格を把握している母親・・・・・・ってね、これは難しい
役だよぉ・・・・ちょい役でしたが上手かった〜

この監督。
映画「カポーティー」の中でも葉の落ちた木を寒空をバックに多用していまし
たけれど、今回もペンシルバニアを舞台に見せてくれていました。
私も葉の落ちた木の枝・・・・・・大好きです(笑)
性格、どっか歪んでいるんだと思うよ・・・・・我ながら(笑)
間違いなく早めに上映が終わりそうな「地味映画」なので興味のある方は
いかがでしょう?

2月21日(土)  峠手前に着きました
昨日も朝5時に家を車で出発しました。
今回の糸魚川ファストランは、関東平野の東に位置する我が家から西へ真
っ直ぐに移動して行きます。
移動はするのですが、電車のつながりが余りよくなく、しかも時間がかかる
んですな。
そんな訳でここ数回のRUNは、首都高速〜中央高速道路を経て、前回到達
地点の最寄の駅近の駐車場に車を停めてRUN・・・・というパターンです。
昨日もそんな訳で談合坂で朝食を摂り、大月ICで高速を降り、JRの大月駅
近くの時間貸し駐車場に車を置き、大月駅から東京方面にひとつ戻って
前回到達点の猿橋駅に移動。
そこから15kmと短いRUNをこなして到達したのが笹子峠の麓の笹子駅
でした。
無人のこじんまりした駅でしたねぇ。
近所では「笹子餅」と染め抜かれた旗が風になびいています。
次回、買おうかな、笹子餅、ね。
この次のRUNも大月駅に車を停めて笹子駅まで電車で移動の予定です。
従来のパターンとは違いますがこれはこれで楽しいのです。
難を言えば、本を読む時間があまり取れない事、その代わりに音楽だけは
たっぷり聴く事が出来ます。 これは「行って来い」だね(笑)

次回以降は、笹子峠超えの甲斐大和駅までの18km。
その次は甲府駅までの22km。
甲府から穴山駅までの21kmを走れば甲斐駒ケ岳も見えてくるかな?
むか〜〜し、昔、甲斐駒の左ルンゼを登ったときはもう二度と登るもんかっ!
と思ったものですが、今も登っているクライマーはいるのかなぁ?
風化した花崗岩ほど厄介なものはないんだよな。
左ルンゼ上部の風化したハングの乗越で、私は肩が脱臼してホント死ぬかと
思ったんだよ(笑)
その後も左肩の脱臼癖は完治せず、徐々にクライミングからは離れてしまっ
た訳です。
ま、オジサンの昔語りですよ、ええ(笑)

そいじゃ、仕事します。

2月17日(火) / 峠は超えたし、命は・・
「河豚は食いたし、命は惜しし」という言葉があります。
今の私にとっては「峠は超えたし、命は惜しし」という心境なんですなぁ
ってのは昨日、つぶれてしまった金曜休みの代休を取りまして、いつもの
RUNをこなしてきたんです。

昨日のコースは藤野駅から日本三大奇橋で有名な猿橋までの22km。
予定でいけば次回は笹子トンネルを越えて甲斐大和駅・・・これは勝沼の
手前の駅ですが、ここに達する計画を立ています。
いますが、「糸魚川ファストラン」の話の中での笹子トンネルの劣悪な交通
環境の噂話を思い出したんですよね。
路側帯が極端に狭い・・・・うえに大型トラックが結構なスピードですっ飛んで
来る・・・らしいんです。
地図ソフトで調べたところ国道20号線が通る新笹子トンネルは長さが3km
RUNだと20分程かかかります。
「これはいっちょ調べてみっか」・・・・・とPCを立ち上げYou Tubeで
「笹子・・ト・ン・ネ・ル・・・・・っと」  エンター!

ありがたいもので自転車で新笹子トンネルを大月側から勝沼方面へ通行
する画像を見つけました。
「確かに、せ・狭い・・・・・・・この路肩を3km・・・・走るのは普通の神経じゃ
 無理かも・・・・」
他方、旧道の笹子峠を、こちらは自動車で超える画像も発見。
こちらは交通量も少なく、峠の頂にあるトンネルも極々短めです。
ただし道はつずら折りになっていますので距離はそれなり・・・っぽい。

「お父さ〜ん、こっち(旧道)にしなよ。 死んじゃったらどうすんの?」とは娘
の言葉・・・・・そりゃそうだよな、楽しみで走っているにトンネルの路肩で
トラックにひっかけられて死んじゃいました・・・となってもねぇ。
「おいおい!俺の時計を修理してからにしてよ〜」って方も少なからずいる
でしょうし(笑)

んで、計画変更ぉ〜〜〜〜〜
次回は猿橋駅から大月を超えて笹子駅までの15km。
その次に旧道を登り昔の笹子トンネルをこえて甲斐大和駅までの18km
2回に分けて甲府盆地へとアプローチしていきます。
考えてみれば旧道のほうが味わいや、趣があろうってもんでしょ?
結果オーライだけど、いい計画が出来ました(笑)


2月15日(日)  (無題)

2月14日(土)  こういうチョコもあったんだぁ
先日姉から「ウィスキーに合うと思うので、どうぞ」となにやら貰いまして。
縦5cm、横7cmくらいの黒色の箱でフタにはホテル オークラの名前が見て
とれます。
自宅に帰ってからふたを開けると形が均一でない棒状のチョコレートが
入っています。
1本つまんでみるとオレンジの皮をチョコでコーティングしたものだと、
その風味で知れました。
箱の裏側をみると「オランジェット」と書いてあります。

「オランジェットっていうのかぁ・・・旨いもんだね、これは。 しかしウィスキー
 というより、この仄かな苦味に合うのは・・・・・・ジンだね」
とは思ったものの生憎ジンを切らしており、ちょっとがっかりしたのは一昨日
の夜の事でした。
昨日ジンを購入し、オランジェットと一緒に飲むと・・・・へへ・・・・思った通り!
旨い〜〜〜♪
今日も今日とて昨晩から丸々1日、冷凍庫でキンキンに冷やしたジンで
オランジェットを頂く予定にしております。
これまた常温のジンと一味、二味違うのではなかろうかと(笑)今からちょっと
楽しみです。

最近ようやく加齢と共に従来苦手にしていた苦い食物も受け入れ可能に
なってきました。
フキノトウやら、フキやらのタラの芽やらの山菜系も食べられるようにもなり
また旨いと思っている自分にちょっと驚くやらビックリするやら。
オレンジの皮のチョコレート掛け・・・・なんてものね、若いうちはあんまり
手が伸びませんやな。
それが証拠に甘いものに目が無い娘もこのオランジェットにはあんまり食指
が伸びていないようです。 

これは大人の食べ物だね。

2月13日(金)  文七元結じゃないが
文七元結(ぶんしちもっとい)と言えば古典落語の中でもとりわけ名作の
呼び声が高い人情噺ですな。

酒と博打で身を持ち崩した左官職の父親を見かねた娘さんが自ら吉原へ
身を落とし、その対価として五十両を手に入れ更正を誓った父親だったので
すが、ふとした事から大川へ身を投げようとする若者を助けるために虎の
子の五十両をその若者(文七)に与えてしまいます。
五十両を期日までに返済しなければ娘さんは本当の女郎に身を落として
しまう状況の中、どうする〜〜〜?どうなるっ!?・・・・ってな噺です。

歴代の大看板が高座へかけていますが、私の中では古今亭志ん朝師匠
のそれが記憶に残っています。
とくに五十両を見ず知らずの若者に与えたことを信用しないカミさんとの
喧嘩の場面がとても面白く、テンポの良さは「これぞ志ん朝!」と膝を打つ
程に上手いんですよね。
さんざ揉めている中、物語は大団円に向かいます。
文七のご主人である横山町の鼈甲問屋、近江屋の主人卯兵衛が左官職の
父親を探し出し訪ねる場面。

「 え!? どなたさん?・・・・今ちょ〜〜っとたて込んでいましてね、へい。
 鼈甲屋さん?・・・そりゃ違うわ、うちじゃあありませんよ。うちのカカアなん
 ざ、くしの代わりに蕎麦屋の箸ぃ〜おっぺしょって(折って)間に合わせ
 ているんでやすからねぇ。」

というシーン。何度聴いても「ぷっ!」と噴出しちゃう場面です。

んで昨日、私にもこの手の噺が舞い込みました。
取引銀行のいつもの営業ウーマンと一緒に私を訪ねてきたのがウェルス
マーケティング部なるセクションの方。
ウェルスってな一体なんだろ?・・・・訊いてみると富裕層の事だそうで
WEALTHね。

「 そりゃ違うわ、うちじゃあありませんよ。社長の普段着が上も下もユニクロ
 ですもん。本は良く買いますがたいがいアマゾンで中古ぉ買ってますから
 ねぇ、へい。ついでに言うと車も輸入車ですが中古、しかもボロでやんす
 から・・・・へい。」

ってなもんですよ(笑) 土地持ちで商売している社長さんの資産運用、
相続対策、事業継承等々をトータルでコンサルする中で、銀行にとっての
ビジネスチャンスを模索しよう・・・・・という事のようです。
同行先が見当たらず、苦し紛れに当店を訪れたのでしょうけれど、へへ・・・
相手にするのはうちじゃぁないって(笑)
他所へお行きなさいな(笑)

2月12日(木)  蒼い空
「 晩秋の  そら高々と  蒼み冴え 」
これは去年の「みちのく白髪旅」で私が郡山から二本松へと走った際に詠
んだ句です。
空の蒼さが違う・・・・と詠んだのですが、先日たまたま視聴したNHKの
百名山「安達太良山」の回でのエピソードはこんなものでした。
東京には空が無い・・・と嘆息した高村智恵子さんですが、じつはその後が
あるというんですなぁ〜
東京には空が無く、本当の空は安達太良の山の上にあると、こ〜〜言った
というんですな、智恵子さんは。
してみると私が感じた空の蒼は智恵子さんも感じた空の蒼だったのかと
少し感じ入りました。

さて昨日走った大垂水(おおたるみ)峠の下りで見えた富士山の上に広が
る青空も安達太良山に負けず劣らずでした。
辿り着いた中央本線藤野駅は、休日という事もあって陣馬山方面への
老年(笑)ハイカーの皆さんで賑わっていましたね。
結構な事ですわなぁ〜、お金バンバン使ってください。
東京都と神奈川県の県境に位置する大垂水峠を登り下りするのは今回で
2度目でしたが、今回はなんだか楽でしたね、なんでだろ?
むしろ峠そのものよりも相模湖駅から藤野駅までの地味なアップダウンほ
うがきつかったっす。
 
先日の雪がまた残っている中、峠の頂上を目指して登っていると俳句の神
が降りてきました(笑)

 「 ザクザクと  残り雪踏み  大垂水  」

踏み・・で「み」。 大垂水(おおたるみ)で「み」。 踏み 大垂水で韻を踏む
というね(笑)
解説すると鼻白むね(笑)

次回は藤野駅発、猿橋(さるはし)駅までの22km。
気が付けば大月(おおつき)までもうすぐってところまで来ました。
なんだか展開が早いなぁ・・・・・・大月まで来ると2回走って甲府なんです
よね。
信玄餅だな(笑)甲府に着いたらな(笑)

2月9日(月) / 関様!時計修理出来ましたぁ!
今日は全くの業務放送です。

ポン♪ポン♪ポン♪ポ〜〜〜〜ン♪
関様、関様。
明石缶詰株式会社様より寄贈されたセイコー30日巻きの柱時計の修理を
ご依頼いただいた関様。
修理が終了しております。
お教えいただいた電話番号が違っておりご連絡する事が出来ません。
修理の方は通常分解掃除(オーバーホール)で問題なく仕上がっており
修理金額もすでにお伝えしてある金額内に収まっております。
このコーナーをご覧になりましたらご来店くださるようお願い申し上げます。
ポン♪ポン♪ポン♪ポ〜〜〜〜ン♪ 

もういっちょ
ポン♪ポン♪ポン♪ポ〜〜〜〜ン♪
ディズニーの手巻き腕時計の針外れ修理のお客様〜〜
作業は無事に終了しておりますが、お客様のお名前とご住所がわかりませ
ん。
至急ご連絡をお待ちしておりま〜〜す。
ポン♪ポン♪ポン♪ポ〜〜〜〜ン♪ 

終わりで〜〜〜〜す。
ポン♪ポン♪ポン♪ポ〜〜〜〜ン♪

2月8日(日)  メンタル強ぉ!
やっぱり「奇跡」はそうそう世間には転がってはおりませんな(笑)

「ダメに決まってるよ、結果見ても あぁ〜そうですか・・・って感じだもん」
などと(笑)不合格の結果にも娘はあっけらかんとしてしてました。
メンタルの強さはたいしたもんです(笑)
メンタル学部があれば合格だったのに・・・・・(笑)

さて、ここ数年来の個人的な課題であった「ウェストミンスター」時計の修理
ですが、ようやく身についてきました。
まだまだ 「いやぁ〜〜これはどう治したらいいのぉ!?」的な、そんな難物
には幸いぶつかっておりませんが、分解して、不具合箇所を調整し、組み
立てて、細部を調整して、一丁上がり!という一連のコースをよどみ無く
こなせるようになりました。

ある意味普通の柱時計よりもタイミングを取るのが楽なんですよね。
15分、30分、45分のタイミングを取る部品がネジで緩める事が出来るので
歯車に対して自由に位置取りをする事が出来るんで楽です。
腕時計よりもある意味機械としての「動き」がダイナミックですので、治した
後、動きを見るのが楽しみなんですよね(笑)

しかし考えてみればこの歳で新しいスキルを身につける事が出来るっての
はやっぱりありがたいものです、はい。
会社によっては私の年齢、53歳辺りですと、どうかすると早期退職や子会
社への出向などの話が出てきても不思議じゃないですもんねぇ。
それを考えると、夏涼しく、冬暖かな店で、ある意味好きな事を仕事にしつつ
同時に商売にさせていただいている訳で、こんなにありがたい事はありま
せん。
ありがたい、ありがたい・・・・。

さて午前中はメガネ作りに時間を割きました。
昼からはスピードマスターの分解掃除(オーバーホール)の続きをやります。
その後は懐中時計、アンティークのクロノグラフへと続きます。

そんじゃ!

2月7日(土)  めでたさも・・・
娘の受験ですが、合格をひとつ頂きました。
しかしながら本命の発表が今日だそうなんです。
当人曰く「奇跡でも起きればね」だそうで・・・
昨晩娘の言うことには、3月にもう一度第一志望の大学の試験があるので
それにチャレンジしたいと・・・
今回よりも倍率やら、合格最低点やら、つまりはもろもろのハードルが下がる
のだそうで・・・・「これなら私でもイケル!」・・・・・と娘は胸算用したようです
それゆえあと1ヶ月勉強を続けるのだそうです。
こうなったらトコトン納得するまでやるのがヨロシイかと(笑)
「金の事は任せときナヨ」

にしても合格を下さった大学が、私がさんざんこのコーナーで揶揄した
内定取り消し女子アナさんの出身大学なのには驚きました(笑)
「かききくけこかこ、かきのたね」・・とか言ってすみませんでしたぁ!(笑)
ご縁があればお世話になるかもしれません。
入学一時金は来週にでもしっかりお支払いしますんで・・・・(笑)

という訳で今の私の心境は「めでたさも 中くらいなり おらが春」ってな感じ
かな?
なにはともあれ、そこまでして勉強に打ち込む姿勢にはホトホト感心します
な、わが娘ながら・・・・・

すべての努力が報われるとは限りませんけれども、努力無しに報われる
事は100%ないですもんね。
「NO PAIN NO GAIN」の教えを実践しているともいえる訳だね。

全ての結果が出揃って、望む結果が得られたならば 「オテル ド ミクニ」
でディナーでもするかい? とびきり旨いものを食べさせてあげたいなぁ。

 

2月5日(木)  俯瞰で申し訳ありませんが
「知の巨人たち」というシリーズを展開しているNHK。
戦後を知的なカテゴリーで牽引した知人(笑)を関係者達の証言をもとに
その人となり、それから知を浮き彫りにしていこう・・・・・・という番組です。
YOU TUBEでも視聴可能ですんで興味のある方はそちらでどうぞ。

私がたまたま見たのは三島由紀夫の回です。
幼少期から学習院時代、その後の作家時代、盾の会結成から自刃まで
をとても分りやすく構成して見せてくれていました。
視聴者はある意味「俯瞰」で三島の人生を見る事になるので「そんな事が
三島にとっての衝撃だったのね」とか、「なんてこと無いと思うけれどなぁ」
などと物事や人生のこしかたを深く考える事に無縁な一般人にとっては
三島は心配し過ぎな困った人なのかもしれません。

偉そうに三島を語るほど彼の著作を読んだかなぁ・・・と指折り数えてみれ
ば・・・「仮面の告白」「金閣寺」「潮騒」だけ・・・(笑)
語るなよ!・・・と外野から声が間違いなく掛かるね(笑)
朱雀家の人々、なんて舞台も見たっけ・・・・・あれも三島でした。

子供の頃の虚弱な身体にコンプレックスを持ち。
明晰な頭脳であるがゆえに敗戦でのモラルの180度の変節に苦悩し。
天皇への過度の畏怖敬慕により身についてしまった歪んだイデオロギー。
身体的コンプレックスについては後年見事なマッチョな体型を獲得し克服
したのち、戦後、経済至上主義の兵隊へと成り下がった日本人への軽蔑と
伝統的日本文化への危機感を安保闘争という社会背景をベースにして
「盾の会」へと突っ走る・・・・かぁ。
俯瞰で見ると「なんだい、一体、これは?」的な・・・・・すみません・・・・そんな
感想です(笑)

証言の中で「彼は大虚無です」とおしゃっていた方がおられました、なかなか
含蓄のある言葉ですね。
「豊穣の海」という本のタイトルの意味を三島から受け取った手紙を通じて
知ったドナルド・キーンさんは「ゾッとした」とおっしゃっていました。
その頃の三島はもう「お尻」を決めていたんでしょうねぇ。

もうちょっと肩の力を抜いた生き方が出来なかったのかな、とは思います。
昔の作家さんはこんなもんかねもね、川端にしても芥川にしても三島にして
もさ・・・・俯瞰な目線で申し訳ありませんがそう思うのです。


2月4日(水)  はしょりが効いている
昨日のRUNはきつかった!(笑)
日野橋を使って多摩川を渡る時点で12kmの距離を後にしていたのです
が、残りも同じ12km!! この時点で相当ヘロヘロでしたよ。
日野って町は坂、登るんだね。
「日野坂」だそうで・・・・・きついきつい・・・・天気の関係で10日間ほどインタ
ーバルが開いてしまったのもマイナスに働きましたねぇ。
ま、結局なんだかんだで予定していた目的地であった西八王子駅近の
図書館までは無事に辿り着きました。
次回はいよいよ山へと突入の巻きです。
西八王子発、大垂水峠経由、中央線の藤野駅までの22km!これ次回ね。

話し変わって昨日読了した「紙の月」
読み手としては横領が露見するシーン、あるいは海外逃亡の上に身柄を
確保されるシーンを期待して読み進めますよね?
私も同様でした。
やっぱり他人の不幸はなんとやら・・・だもんね(笑)
と・こ・ろ・が!!
角田さんはあえてここを書かなかったんですなぁ〜
前者は強制的に取らされた有給休暇の最中の調査で横領の事実が明るみ
になる事を暗示し。
後者は恐らくは警察関係者であろう人物に、提示を求められた自らのパス
ポートを差し出すシーンで。
それぞれ、ま、上手〜〜〜い事「はしょって」いるんですよね。

この「はしょり」こそが梨花さんという主人公の人生を一連の走馬灯の様に
読者に感じさせる効果を生み、人生のどの段階においての選択肢のチョイ
スも、人生が本来あるべき方向へ流れる以外の手段を持ち得ないのだ・・・
・・という虚無感にもつながる部分だとも思えます。
「紙の月」・・・・・というタイトルも実はこの「虚無感」のメタファなのだと読後
初めて気が付かされ・・・・・う〜〜〜〜〜んマイッタ!参りました〜〜(笑)

「虚無感」と言えば、先日NHKで視聴した「日本人は何を考えてきたのか」
シリーズの三島由紀夫編のお話は明日にでも・・・・・・
これも中々に見ごたえがありました。


2月2日(月)  若干の変化
娘の受験は進行中です。
本日と4日の2回で受験そのものは終了です。
はたして結果はど〜〜〜なるのでしょうね。こればっかりは結果が出てみ
なければ分かりませんな。

さて明日は私はお休みをいただきます。
先週の私の休みに当たっていた火曜日、金曜日は生憎天気に恵まれません
でしたので「糸魚川ファストラン」の2回目はちょっと間が開く事になりました。
ま、そんなに先を急ぐ旅でもなし、とくに急いだからといって行き先には積雪
があればRUNも難しいのでゆっくりでイイのです。

明日は調布駅前のファミレスで軽く朝食を摂ってから西八王子駅までの24
kmを走る予定です。
旅のお供は角田光代さんの「紙の月」
これでいきます。
3分の2くらいまで読み進めましたが、角田さんの小説の主人公の共通点
がこの本からも読み取れます。
つまりは積極的に人生を切り開く!
前向き以外の言葉は頭に無い!・・・・・なんて人は出てこないんだな。
日常の生活に小さな不平や不満を持ちつつも、暴発することなく淡々と日々
を送り、やっぱり元の生活に戻るけれども以前とはやっぽり、どこか違って
いる・・・・みたいな?
よくワカリマセンが(笑)そんなひっそりとして目立たない市井の小さな小さな
変化、変貌ナンダヨナ。

小さな変化といえば私にもありました。
いつもはフォアローゼズというバーボンを買う事が定番なのですが、先日
なんとなくジャックダニエルズを買いました。
値段が約2倍、という思い込みを取り除いても品の良いお味ですな(笑)
ちょっと品が良すぎる嫌いもあります(笑)
バーボンなんだからもっと粗野で野卑あふれるテイストが欲しいところです
本音を言えばね(笑)
今度はIWハーパーでも買っとくとしましょう。

そんじゃ!ちょっくら走ってきますね〜〜