【2013年3月】

3月31日(日) / 箱根が遠のく
ひとり箱根駅伝ですが、ちょっとこのところ停滞気味です。
というのも、4区・・・平塚から小田原まで走った際に古傷である左ひざの
痛みが出ましてね・・・・その後自宅周辺を短い距離走り様子を見たのです
が痛みは出てます。

8kmから10kmくらい走りますとね、左ひざ裏側の筋に最初はうずく感じ。
そのうちに明らかな痛みになってきます。
なにがやだって痛みを抱えながら走るのはね、いやなもんです。

そこで!対策としてはですね、物に頼る!(笑)
ちなみにインソールをね、今回は変えてみようかと思っています。
思い起こせば、靴の方は千葉県一周お馬鹿マラソンの途中で変えています
けれど、インソールについては継続使用している・・・・・・よな?・・・してる
してる!!

従来SHOCK DOCTORというメーカーのものを使っていたのですが、今度は
SOF SOLEという別メーカーに浮気してみます。
これで数回RUNして膝の痛み具合をチェックして、それから5区を目指します
あと2週間くらいは持ち越しのつもりです。

なんとか私に合うインソールであってくれると良いのですけどね。

3月30日(土)  再びの当たり!!
木曜日でしたか、娘が早寝したのもので久しぶりにチャンネル権が我が方
に来ましてね(笑)
といっても普段からあまりTVは見ませんけれども、なにげなくザッピングして
ましたら日本映画専門チャンネルで「その男、凶暴につき」という映画を
やってました。
 
北野監督の作品はあまり見ていませんので評論することも難しいのですが
名作の誉れ高い「ソナチネ」あたりでも正直そんなに感銘を受けることは
なっかったんです。
どっちらかって言うと「バカヤロ!コノヤロ!映画?」なのかなって思っていま
した。

しかしながら「その男、凶暴につき」は良かったです。
初監督作品にしては出来過ぎ!  正直、そのセンスの良さに驚きました。
あの映画が製作された1989年・・・・ちょうどバブルの真っ盛りだった訳で
あの時代いろんな意味で時代と踊った人達の狂気と、この映画の登場人物
達の狂気がシンクロしている?あるいはある種のメタファーになっておるわい
などと深読みすると益々味わいが増すってなもんですよ(笑)

さ、こうなるとね「アウトレイジ」もね、見てみようかな、ってな気分になります
よ、ええ。
「バカヤロ!コノヤロ!映画」だとは思うんだけどさ(笑)

3月27日(水) / 当たった!!映画の話ですがね(笑)
自宅の庭の桜も遅ればせながらもうちょっとで咲きそうです。
ご近所からは「息子さんの大学合格を記念して植えたのですか?」などと
去年は聞かれましたが、んな訳ないでしょう(笑)たまたまですよ、たまたま!
しかし今年になって考えてみれば、やっぱり「八重の桜」というネーミングに
なるのかね?、これは・・・・(笑)

昨日ヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」というDVDを見ました。
まさにね、全然期待なく見始めたんですが、こ・れ・が!!・・・・案に相違して
いい映画だったのには驚いた!!
25年ぶりに北朝鮮から日本に帰ってきた主人公の兄。
普通なら日本に来る事なんて想像だに出来ない環境にある兄が日本に
一時的に帰国できたのは、兄の脳に巣食う腫瘍を切除するためだった。

17歳で父親に薦められるままに「地上の楽園」を目指して北鮮に渡った兄。
25年の歳月を経て彼の心に巣食ったものとは?または失ったものとは??
母親の葛藤、厳格な父親の後悔、兄との再会で自らの進むべき道を見つ
ける主人公。
兄の手術は無事成功するのか?日本に留まるのか?それとも・・・・・
って感じの映画です。
こうね・・・・何と言ったらいいのかな?・・・・・・さらり!と丁寧にすくい取った
感じなんです。
でもね、すくい取り方が絶妙なんだな。 いちいち感心しちゃうんですよ、これ
がね。
100分ほどの短い映画ですが、エンドロールが流れたときのジ〜〜〜ン
具合がいいんです! ヤン・ヨンヒ、恐るべし!!

出演者の中では安藤サクラさんの評価が高いようですが、私は母親役を
演じた宮崎美子さんを評価したいと思います。25年振りに息子に合う母親
なんてものはね、簡単には演じられませんよ、ええ。
その表情の見事な事! 豚の貯金箱からお金を出す際の背中越しのショット
なんざ!女性監督ならではのアングルでしたなぁ・・・・・・よかった〜
それと以前TVで見て、その芝居の酷さにあきれかえった井浦新さんですが
今回は押さえた演技でとてもとてもよかったです。演出によって変わるもの
ですね。
 
ツタヤで借りることが出来ます、是非!!

3月25日(月) / 坂道走で整えよう。
なんだか桜雨・・・と呼びたくなる様な雨が降っている千葉県です。

明日はひとり箱根駅伝は休憩日です。
次回が最終回、しかも小田原発、箱根芦ノ湖着の23kmにもおよぶ山登り
コースなもんで、ちょっとコンディションを整えなければ・・・ってな訳で明日は
近所の坂道を探し探して15km〜〜〜ってな感じで走ります。
んで、金曜日・・・・・走るのか?歩くのか?・・・やってみなければ分かりま
せんね(笑)

前回ちょこっと愚痴りました車のアクセルの件ですが、これはね、考えてみれ
が私の踏み方が悪いという事に気がつきました。
ぐっと踏む・・・1500回転あたり・・・・だと力が出ない領域です。
そっからさらに頑張って踏む・・・・・2000回転あたり・・・・・トルクが乗って
くる、エンジン音も車内に侵入してくる・・・・・・ギアが上がる、頑張って踏む
目安は聞こえてくるエンジン音です。
2000〜2500回転あたりのスイートな(笑)音を聞く事ができるように運転
すると、あ〜〜ら不思議!!ストレスが発散されていく〜〜〜〜〜〜
つまりは、こういうほんのちょっとだけ「飛ばす」運転をすると車のリズムと
運転のリズムが合うんだな・・・・・ようやく分ってきました。シルキーシックス
は回してなんぼなのね。

今のF10と呼ばれる最新のBMW5シリーズに比べるとE60型の5シリーズは
そのクリス・バングルのぶっとんだデザインゆえに好き嫌いが分かれるとこ
ろです。
私も昔は嫌いでした(笑)  この車種だけは買うまいと思っていたのですが
いざ所有してみると好感度がUPしています(笑)
なにせこんな「跳んだデザイン」はもう二度と現れないでしょうから(笑)
そういう意味では珍獣を手に入れたような満足感やら充足感からがあります
よ(笑)
とか言っておいていつの間にかF10に変わってたりしてね(笑)
でもね、BMW、こいつを運転していると「老け込んでいる場合じゃあねぇな!」
という前向きな気分になれるところも個人的には気に入ってます(笑)

無論、勝手な勘違いだってことは分ってはいるんですけどね(笑)

3月23日(土)  ここが難だな
リニアリティーにやや欠けるかな・・・・・・・・

何のことかと申しますと、いま乗っている車、BMW、E60の事です。
国産車で意外に多いのがアクセルを踏む、思った以上にスピードが出て
おっとと・・・・・てなパターン。
出足が良いのではなく、プログラミング加減で低速時アクセルちょっと踏む
燃料噴射を多めにする、スピード出る・・・・というね、これも気持ち悪いです
よね。

今のBMWは逆、低速でアクセル踏む、スピード出ず、さらに踏む、ちょっと
だけスピードが乗り始める、調子に乗ってもうちょい踏む、ぐい〜んと回転
上がるってな感じ・・・・・これもねあまんまり気持ち良くないんだな。
燃費優先のマッピングなのか、ハイラインと言ういわば「旦那仕様」のモデル
だからゆえの「ゆったりゆっくり行きましょうよぉ〜」のマッピングなのかは
不明なれど、アクセル開度とスピードの乗りの同時性(リニアリティー)が
著しく悪い・・・・
しかしながらこれってどこの車も新しい車種は同じようなものらしいですね。

昔はね・・・・って、昔の話するとおっさんみたいだけどさ、昔の車はさ、もっと
さ正直というかさ、素直な性格でしたよ、ええ。
踏めばいい感じでエンジン回転があがってスピードが乗る、排気量に応じた
リニアリティーがありました。
ハンドリングにしてもさ、いまよりずぅ〜〜〜〜とグニャグニャでしたけど
なんだか素直な感じでしたよ。
いまはさ、ガッチガチの剛性感だけどさ、なんだか余計なステアリング余計に
切れまっせ!的な?・・・・何て言ったっけ・・・・あぁ〜あ!アクティブステアリ
ング!!・・・これもね、正直なくても全然OKな装備なんだよね。

う〜〜〜ん、わかった事は50歳以上のオジサンには現代の車よりちょっと
古めの車のほうが感情的にはしっくりくるってことですな。

3月21日(木)  明日は4区
明日の天気はどうなんでしょうね?  今日は無駄に風が強いですけどねぇ
調べてみましたら天気は快晴、気温も良好、風も昼前は弱し・・・・言うこと
ないね。
走らざるを得ませんね(笑)

明日はね平塚から小田原先の入生田あたりまで走りたいと思っております。
25kmかな?
小田原の先はちょっと上りがね、きつそうですがね・・・・ま、しょうがないか。

明日の電車の友は、藤沢周平さんの時代小説を持っていくつもりです。
はてさて、どうなることやらね。


3月20日(水) / 読了後、寂寥感とでも言いたく・・
昨日、予定も無く、娘も昼過ぎから外出。
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、本を読んでました。
ヤン・ソギルの「血と骨」です。
やっと読み終わりました。

済州島出身者の暗い過去やら、済州島四三事件のことを知った・・・・という
か後追いで調べて分った・・・・・といったほうが正確だな。
この事のきっかけになったのは、一昨年見た「焼肉ドラゴン」という舞台
でした。
大変な苦労・・・なんて一言でかたずけられない艱難辛苦で塗り固められ
たその一大民族悲劇、あるいは史劇、四三事件においては「死劇」化して
いたわけですな。

今回読んだ「血と骨」の主人公、金 俊平なる人物もまさに深読みすれば
済州島島民の血と汗と怨念と執念と妄念と邪念と・・・・もうない?○○念
シリーズ?(笑)
とにかくそんなこんなを唐辛子とニンニクとありったけの香辛料と犬の関節
やら豚の臓物やらを1週間といわず数週間煮込みに煮込んで、出来あが
った、いわば黒い黒い黒い黒い情念で出来上がった、人間の形をかりた
ある種の「キメラ」のようにも思えたのです。

キメラであるが故に、その行動はとてもとても人間的には是認出来ない事
ばかりではあるんだが、不思議なことにその行動にはどこか爽快さがあった
り、ある種の臓物の生臭さを絶えず体から排出し続けているという・・・
それはどこか動物としての生き方としてみれば是認可能なね・・・そんな生
き物としての圧倒的な「力」やら「本能力」やらがあるんだな、これが。

読み手のこちらとしては、結局「老い」が彼の「生き物力」をジワジワと削いで
いくのだろうな・・・・とは想定出来ていても、実際にそれを読むと・・・・・私は
不思議に悲しかった・・・・のはとても我ながら不思議な感情でした。

そんな私の元に「焼肉ドラゴン」の脚本を手がけた鄭義信の新作舞台
「アジア温泉」のチケットが届いたのは・・・・・・不思議なフシギなシンクロニシ
ティー・・・・と言ったら言い過ぎ? (笑)
5月21日の新国立劇場のマチネーだ・・・・・楽しみだぞい〜〜!!

んで読了後の今日の私の気持ちに一番近いのは、今日のタイトルなんだな
これが。
小賢しい常識人ばかりが幅を利かせている昨今、金 俊平はそういう意味
ではまさに歩く生殖器であり、あるく傍若無人であり、アルク狂気な凶器
であったのですよ。
よかったよ、こんなのが身内にいなくて・・・(笑)

3月16日(土)  へろへろでした
何が嫌いってまっすぐに伸びた、どこまでもどこまでも見渡せる直線道路・・・
これが15kmを走った後で現れるともう・・・ホント・・・・どよ〜〜〜んな気分
になります。

丁度昨日がそんな感じ。
戸塚発で走り出し、途中で2つほどいやらしい登り坂を登り降りし、降り切って
藤沢。
その後県道30号線をどこまでも走るとやがて海沿いの国道134号線に
合流します。
さ!これが!・・・・・やな道だったな〜〜〜
まず左右とも景色があんまり見えない。
車道が片側2車線で、みなさん結構なスピードで飛ばしてらっしゃる・・・
この道が7km弱。
もう走りたくありません、あの道は。

結局へろへろな状態で湘南大橋を渡ったところで左足が痙攣し、ギブアップ
結局平塚までで昨日は終わりでした。
次は小田原までだと最終の箱根の山登りがきつい!
かといって箱根湯本までは走れそうにない・・・・・・その手前あたりまで
辿り着ければ御の字だな。

話し変わって昨日発表したTPP参加表明。
反対のフロントラインに立っている全国農業協同組合中央会の会長さんの
お名前が万歳(ばんざい)さん・・・・とおしゃるのだそうで。
TPP参加で降参の意味の万歳になるのか、センシティブな項目として従来に
近い形でプロテクトされて万歳になるのか? それは誰にもわかりませんけ
れども、今の世の中、全く変わらずに、国の保護を受け続ける事が未来永劫
続く事が可能・・・・・・・・な訳ねぇだろうなぁ〜
自民党も補助金ジャブジャブ流す方向で考えているとまたぞろ同じ道(選挙
で惨敗)を辿るんじゃないのかな?
畑の真ん中に沸かし湯の温泉施設作っても意味ありませんからね、ホント。

主夫やっている立場から言わせていただければ、日本の米は不当に高い!
鶏肉あたりだと国産とブラジル産と値段、倍弱の開きがありますからねぇ・・・
白米も選択権は消費者に在り!! 安い米を選ばせろ〜〜〜
51歳のおっさんのコメントじゃあないね(笑)

3月14日(木)  明日は走ろうっと!
映画フライトの感想の続きが続きませんが・・・(笑)今度気が向いたら
あらためて書きます。

さて、昨日は本来であれば「戸塚」から茅ヶ崎、平塚、大磯まで走る予定に
しておりましたけれども、な〜〜んか気が乗らないのと、風が午後から
特に強まる・・・という予報を事前に聞いておりましたので、朝起きた段階で
の風の強さを知り、こりゃダメだ!と急遽中止(笑)
結果、その決断は大正解でした。
出かけたら最後帰ってくるのが大変そうでしたもんね。

明日、改めて走ります。明日はちょっと気温が低い以外はそこそこの天気
のようですね。
気合を入れて走ってきます。

走った後がこれが困るんだな・・・やることなくて・・・・(笑)
サウナとチビチビ酒と読書といくか・・・・・・・ヤン・ソギルの「血と骨」を読み
進めておりますが、他の数冊と同時進行なもので、進まない進まない・・・
電車の行き来では井伏 鱒二の「鞆ノ津茶会記」と谷崎潤一郎の「春琴抄」
の2冊を持ってきます。
これで津田沼→戸塚、大磯→津田沼、間の時間、うっちゃれるでしょ?

3月10日(日) / 何年か振りでもいい映画でした
車のウィンドーと言わず、車体全体がうっすらと茶色く変色するほどの中国
砂の威力ですな。 ほんと、迷惑な国だよ。

さて、金曜日にロバート・ゼメキス監督の13年ぶりの実写映画との触れ込み
の「フライト」を見てきました。
個人的には13年も実写で映画撮って無かったら「勘」も鈍るんじゃね?
でもま、デンゼル・ワシントンは大好きな役者さんなんでそこだけでも見に
行く価値ありかな?・・・・などとひとりごちましてね、行ってきました。
ついでに言うと見る前は「トレーニング・デイ」以来の「悪デンゼル・ワシントン
を見られるのかな・・・・と楽しみだった訳です、ええ。
いつもは「いい人」を演じる事の多いデンゼル・ワシントンがとことんワル者を
力一杯演じた「トレーニング・デイ」はすごかった!!

映画館は蘇我。京葉道路をBMWをすっ飛ばして行って来ました(笑)スピード
のノリがいい車だね、さすがシルキーシックス!一番小さい排気量だけどさ
いいエンジンですよ(笑)
ちなみにBMWの6気筒エンジンを「シルキー・シックス」と呼ぶようになったの
は、絹のように滑らかに回るエンジンだから・・というのが通説ですが、私
はそこに「音」の要素も加えたいと思うのです。
絹の生地を指で挟んで指を滑らすと音がします。スィ〜〜〜とか、シュイ〜
〜ンとか、ショヮワ〜〜ンみたいなね、音・・・・こんな音がエンジン回すと
するのですよ・・・・・んだからシルキー・シックスとも言えるのではなかろう
かと・・・いかん!話が逸れてしまった・・・

話の続きは明日です。仕事詰まっているんだった!!

3月7日(木)  走ってますよ、駅伝
昨日は暖かでしたねぇ・・・・といっても走り出しの鶴見は朝8時。
この時間だとまだ結構さむい・・(笑)・・・・プラス5度くらいかな??
でもま、走り出して横浜に近ずくとともに暖かさを感じましたね。
ようやくスパッツともお別れ・・・・・・膝上までのコンパッションパンツで20
数キロを走り戸塚に到着。駅前のビルのトイレで着替えて電車1本で帰宅
しました。

次回はちょっと距離が長いんですな。
戸塚から大磯まで・・25キロをちょっと越える距離です。
最終の山登りがね、駅伝通りに走るとキツそうなんで、オジサン向けに
アレンジしてコース設定しておりますよ、ええ。(笑)

庭の雑草もほころび始め、春の到来を身近に感じる今日この頃・・・・
今晩はちょっとぬるめの燗酒で一杯やるか・・・・・・でもその前に仕事だわな
普通に考えればさ(笑)

仕事します。

3月4日(月)  軽そうなんだよな
金曜日に見に行った舞台「マクベス」のお話から・・・
シンプルな舞台構成、今回は魔女3人が前面に出ていたちょっと毛色の変
わった感じ、これはこれで好印象。
秋山さんに期待した亭主をそそのかす悪女としてのマクベス夫人は演出上
からなのか、亭主に従順なかわいい奥さんだったのにはちょっと?かな。
野村さん、マクベス・・・・・それなりに演じてはいましたが、それなりの域を
出ず、ことさら心に残るものではありませんでした。
なによりその腰に挿した立派な刀をぎらりと抜き放ち、くるりくるりと刃をめぐ
らせ、主殺しを行う自分を鼓舞する・・・・・・・・のはいいんだけど、その刀、
ちょいと軽くはありませんか?
見た目も安普請だし、そんなに軽やかに刀を振り回せ・・・・ないでしょう、
普通は。

そいや亡くなったオヤジが好きで見ていた「桃太郎侍」ですが、チャンバラ
シーンになると言ってました。
「高橋英樹もいいんだけど刀を軽そうに持つのがなぁ・・・・実際には刀って
やつは重いもんなんだよ。その点、片岡 千恵蔵なんざ重そうに持ってたっ
けなぁ」・・・・・なんてね、言ってました。

今回の野村さんのそれも同じように軽そうな刀だったなぁ・・・
マクベスの舞台にとってはそれは瑣末なことかもしれませんが、結構「神は
細部に宿る」ってな事を申しますのでねぇ・・・・・全体に薄らぼんやりした
舞台になっちゃった理由はそんな細部にあるのかもね。
でも、最後に森が動き出し、あわれマクベスも一巻の終わり!!ってな
シーンでは、布地を効果的に使ったちょっと見ごたえがあるものでした。

今度は仲代達也さん主宰の無名塾の舞台でも見に行こうかな・・・