【2012年7月】

7月28日(土)  真夏のキューカンバー
暑い厚いと言いたくないが、言わなきゃならぬこの暑さ・・・・
息子の下宿している京都の暑さも相当なものでしょうが、なんてことない
千葉も似たり寄ったりの暑さですね。

先日お向かいの奥さんから立派なキューリと茄子をいただきました。
んで、昨日、あまりの暑さで出かける事無くHDDに録画しておいた番組を
見てましたんですね。原子力事故の事故調査委員会の最終報告書をベース
にしたものでしたがね。
そうこうしている内にお昼に・・・・・
昨日は晩飯を外食で、と決めていたものであんまり「重い」ものは食べたくな
い・・・あれこれ考えているうちに「そだ!」と思いついて作ったものが、いた
だいたキューリを使ったキューカンバーサンドウィッチでした。
簡単です、これ。
食パンを半分にスライスして、マーガリンをうす〜〜く塗ってこれまたうす〜
〜〜くスライスしたキューリを敷き詰めて、塩、コショウ、ほんのちょっとの
マヨネーズ。
余ったキューリは大胆にカットしてそのままボリボリ・・・・・(笑)

真夏のキューカンバーサンドウィッチ・・・・真夏だからこそのキューリの香り
を堪能できて、なおかつローカロリー。
数学の補習を終えて帰宅した娘にも作ってやりました。

茄子は今晩、フライパンで焼いて、かつぶしをかけて、しょうゆをたら〜〜り
熱いうちにいただくとします。

7月25日(水)  こんな映画、見ました。
昨日はお休みをいただきました。
ここのところ夜、寝溜めしていたせいか夜中の3時に目が覚めてしまって
我ながらしょうがないね(笑)
リビングへ移動し、何気につけたTVで映画 「ハリーとトント」をやってました
この映画をはじめて見たのは、高校生の頃、高田馬場の西友の地下に
あった映画館で見た記憶があります。
高校生の時に見る感じ方とね、50歳になってからの見方・・・・・こりゃあね
えらい違いでしたねぇ(笑)
結構自らの老後を妄想しながら見ると、色々沁みる事が多いですね。
その後娘のシャツ、私のシャツ、ズボンのアイロンをかけてからRUN。
暑かったですねぇ〜〜なにより湿気にまいりました。

帰宅後いつもの千葉劇場へ。
「星の旅人たち」というアメリカ映画を鑑賞しました。
フランスからスペインへのキリスト教版「お遍路の旅」といった趣きの映画で
す。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路、というのが正式名称だそうですが
スペインの丘陵地帯の景色の美しい事、きれいな事!!
そんな中でも聖ヤコブによるムーア人虐殺や、バスクの人々のスペインに
対する鬱屈した感情等、ちょいちょい日本人には分かりにくい小ネタもありま
したがね。
巡礼の旅に出る人たちにはそれぞれに、それぞれの思いがあるもんです。
距離にして800km!!にも及ぶ巡礼路なんだそうですがね、800kmっ
てぇと、東京から西へは広島。東では青森あたりだそうで・・・・
早めに仕事、リタイア出来たら行ってみたいな。

そういえば「四国のお遍路」なんてのは一体何kmくらいあるのかいな?
と調べてみたらこちらもビックリ!!  な、なんと1400kmもあるのだそう
です。
国内にもすごいのがあるもんですねぇ・・・・知らなかったよ。

7月22日(日)  的確診断?
数週間前あたりから唇のハジが割れてきまして・・・・物を食べるたびに
痛みを感じていました。
この症状、どうやらこうやら改善の兆しをみせていたところ、こんどは下唇の
皮膚が炎症を起こしました。
ちょっとした痒みがあり、かくと体液が滲んできます。キタナイね(笑)

私の姉は生来のアレルギー体質で、皮膚疾患については結構くわしいんで
すね。
聞いたところ・・・
「それはさ、ヘルペスだよ。ビタミンB不足と酒の飲みすぎ!」との診断。

ま、つまりは中年のオジサンの典型で、酒の飲み過ぎ、加齢現象、野菜を
食わない・・・・・とまぁ、実に的確にオジサンの生活パターンを見通すような
診断結果を得たのでした。
これね、ひと言も反論出来ないのが、われながら情けない・・・・(笑)

取りあえず今日の昼食は肉野菜炒めにでもしようかな??ダメっすか?


7月19日(木) / 達成感あり
えぇ〜〜予告通り、昨日は行ってきました、草津温泉。
今回は前回の教訓をいかしつつ、出発を1時間遅くしました。
途中のSAで出すものも出して(笑)・・・天狗山の駐車場へ到着したのが
午前7時半。

自宅から持ってきた長めのバナナと餡ドーナッツを食べて、身支度を整えて
スタート!!
走りだしてすぐに去年とは違う感じだと思いましたね。
去年はね、走り出しの標高1200mで片足に一人ずつ水子をくくりつけて
走ってた感じだったのですが、今年は腰にひとりだけ・・・ってな感じ(笑)

ロープウェイの山ろく駅までは風が吹かず暑いRUNでしたが、殺生河原
あたりからは風も吹いてきていい感じ!
それでも、つずら折りの道路のコーナーをひとつ、またひとつとクリアしてい
くにつれて明らかに足の筋肉に酸素が供給されていない感じが濃厚に
なってきてました。 酸素濃度は低くなり、高度は上がっていきます。
標高1750mの青葉山あたりでは人に聴かれると恥ずかしくなるほど大げさ
に呼吸しないと、ほんと、足が上がりません。
それとね、今回は途中数回のストレッチの際に給水もしっかり行いました。
これね、去年走りながらの給水で呼吸困難になりそうになった事の教訓を
生かした訳ですね。
標高2000mまではストレッチ、給水で止まった他は「歩いて」しまう事無く
到着〜〜 ここまでくれば草津白根山は目の前です。
ほどなくして白根山レストハウスへ到着し、そこでアクエリアスを補給して、
志賀高原方面へRUN再開。
万座温泉への分岐を見送り、朝日山ゲレンデのリフトを左に見ながら
山田峠までの登りを・・・・・・登りを・・・・・・登れませ〜〜〜ん(笑)
歯を食いしばろうが、意図的に過呼吸しようが、足の筋肉に酸素が・・・
酸素がぁ〜〜〜〜モウ・・・ダメ!!  
なまじねその先の行程のハードさを知っているだけにね・・・心が折れました。
歩いてしまう事無く天狗山から白根山まで走りきった代償としての限界だった
のでしょうね、今になって考えてみれば・・・・・

でもね、去年は白根山に到着する行程の後半3分の1は歩き混じりでした
からねぇ〜。 そっから考えると今回は歩く事無く走り切れたので満足、満足
大満足!でしたよ(笑)
そこから白根山までとぼとぼと歩いて戻り、着替えを済まし、バスで天狗山
まで戻り、車で大滝の湯へ移動。
温泉にゆっくりつかって、帰路につきました。

正直言ってもう2度と走りたくない程きついコースでした。
よろしければどうすか?かる〜〜く臨死体験できそうなほどきついRUN(笑)

7月17日(火)  思いついたら1年ぶり
四国近畿から関東にかけて、本日梅雨明けしたそうです。

「梅雨明けかぁ・・・・・・梅雨明け三日、なんて事言うからなぁ・・天気は
イイダロウナ・・・・そだ!草津を走ろう!!」と思い立ちました。
我ながら全く脈絡の無い思いつきですがね(笑)

去年のこのコーナーを見返してみると、去年は7月15日の金曜日に走って
ました。
んで、今年は明日、7月18日。
我ながら思いつくのが似たようなタイミングですね(笑)
去年は水曜日に地元を20km走って、1日明けて金曜日に草津温泉から
白根山志賀高原の渋峠というアルペンRUNにチャレンジした訳ですが、見
事にヘロヘロRUNだった訳で・・・・・今年は先週の金曜日に14kmしか走
っていませんし、中4日空けてますからね、足のコンディションは悪くない・・・・
はずです(笑)

思い立ったが吉日といいますからね、思い切って同じコースをリベンジがてら
走ってきます!
また歩くことになったりしてね(笑)それならそれでもまた良し!です。
よぉ〜〜〜〜〜し。いっちょ頑張ってみっか!
くれぐれもひっくり返らない様に注意しながら走ってきます。

はてさて、ど〜〜なることやら・・・・・お楽しみに〜〜


7月14日(土)  耳について離れない
九州のほうはえらい雨ですね。
お気の毒です。

さてと、昨日の休みはこれといってすることも無く、ブラッドーベリーの
「華氏451度」を読みながら昼寝をし、起きては又読み出し、また午睡を
すると言うね(笑) 実にぐだぐだとした休日を過ごしておりました。

それでも午前中はね、切らしたワインや、ドッグフード、芝生の目土、肥料
などなど結構買出ししなくてはならないものもありつつ、車を運転していまし
たよ。
今、車のCDデッキに入っているのがこのコーナーでもしばしば登場する
サラ・マクラクランというカナダの女性シンガーソングライターさんです。
もともとこのアーティストを知ったのは「アイ アム サム」というショーン
ペーンの映画のサウンドトラックを通じてでした。
ビートルズの「BLACK BIRD」をカバーしていたのがサラ・マクラクランだっ
たんですね。
最初はね、透明感のある声だな・・・くらいの認識でしたが、1枚・・・・確か
「Surfacing」というアルバムだったけな?ま、それを購入してから嵌りまして
ねぇ・・・
昨日はね、「fumbling toward ecstasy 」ってアルバムの「Ice Cream」って
曲に絡め取られまして・・・(笑)・・・耳について離れない1曲になりました。

ドラムのシンバルをワイヤーブラシで静かに叩きながら始まる曲なんです
♪ Your〜 Love Is Better〜 Than Icecream〜〜 ♪
って感じでね・・・・・なんとも言えずに沁みこむんだよなぁ〜〜〜(笑)

よろしければ御一聴を http://www.youtube.com/watch?v=XAhv0XGv8Pc
 

7月12日(木)  示唆まみれ!
予告通り見に行ってきました。ハロルド・ピンターの「温室」。
結論!めちゃめちゃ面白かったです。
「温室」は難解な作品の多いハロルド・ピンターの作品群の中でも特に
難解な作品・・・だそうですけれど・・・・面白かったですよ、ええ。

ストーリーに相応しいセットを見たければ映画を見れば良い訳で・・・舞台の
上で最小限の装置と小道具で演じられるからこそ、観客の想像力は刺激
される訳ですね。
そういう意味では、赤一色のソファー、椅子、机、電話、インターホン、舞台
両端に設えられた鏡、時にゆっくり、時には早く回転する円形な舞台。
それらを俯瞰する形で見ることになる観客。
それらが渾然一体となってこの物語の不気味で不思議で、時には滑稽な
世界観を醸し出していました。

物語は国が管理する療養所・・・というか収容所の方がニュアンスは近い
かな?
クリスマスの朝、収容所で一人の囚人が死に、もう一人の囚人が子供を出産
する事から物語は不気味に回転しだします(舞台も回ってます・・・笑)
出産した囚人の相手探しを命ずるルート所長と命ぜられた部下のギブス。
もうね、この段階で「ヤラレタ!」って感じです。
なにせね、クリスマスですよ。一人が死に、ひとつの命が産まれる・・・・・
色々想像、妄想、思い込みが見ている方の脳内でも疾走、暴走し始めます
よね?(笑)
ルート所長の周りの部下たち、愛人がそれぞれの思惑を胸に、なんとか自
我の崩壊を食い止めるべく混乱と嬌態の中、苦しみ続けます。
犯人を一人首尾よくでっち上げ、ルート所長のクリスマススピーチを迎え
この不条理劇もようやくその終わりが見えたと思った瞬間!
予想だにしなかった結末と、本当の犯人・・・・おそらくはピンターが最も唾棄
すべき人物像としてのキーパーソンが現れます。
んで、舞台が展開している間スピードを微妙に変えながらも、その回転する
方向を絶対に変えることの無かった舞台が、ゆっくりと、しかし確実に逆の
方向へ回転を始める訳ですね。
これもね、ある種の秩序の支配者であったルート所長の消滅と、それに変わ
って現れた新たなる秩序の支配者の交代劇、陰謀劇を如実に表現している
なぁ〜・・・と・・・・・思いっきり思い込みでもいいですし、勝手な解釈でもいい
のですが、そう思って見るとこの舞台はその面白みがモクモクと増殖してく
る訳ですな。

そんなこんなでいつもと全く違った毛色の舞台でしたが、思う存分脳内で
シナプスが刺激されまくりましたぁ!

7月10日(火) / 明日はピンター
関東地方は梅雨の晴れ間だそうで、いい天気です。

さてと、明日は新国立劇場でハロルド・ピンターの「温室」という舞台を見て
きます。
不条理劇の大家らしいですからね、舞台そのものに気持ちを入れ込んで
いかないと睡魔にやられそうな感じもします(笑)

先日の読売新聞の夕刊でこの舞台を取り上げて論評していましたが、残念
ながらあまり良い論評ではありませんでしたね。
こうなるとね、天邪鬼ですから・・・・私は(笑)・・・・なにがなんでも良いとこ
ろを見つけてやろうと(笑)・・そんな風に思っています。

そいや今読んでいる本が先日亡くなったレイ・ブラッドベリーの「華氏451度」
なんですが、これもまた不思議な物語で、ある意味不条理な世界観に満ち
溢れています。
ブラッドベリーとピンターの不条理、不思議、非現実世界、示唆に富む奥行き
いかようにでも解釈可能な、頭でっかちにとっては大好物な・・・(笑)・・・・
そんな世界にひたってこよ〜〜〜〜っと。

舞台の感想については木曜日にでも行います。
んじゃ!



7月9日(月) / 休みもまた良し
いつもは6時半ごろ帰宅し、まずはゆっくり缶ビールを1本飲んだ後晩御飯
を作りにかかります。

ちなみに昨晩は、トウモロコシとソーセージのオムレツ。ガーリックライス。
フライドチキンを1本。フライドポテト数本。
全てを大皿に乗せて、名ずけて・・・・・・バイキングディナ〜〜〜〜・・・です。
ま、食べるのは娘のみ、私はポテト4本と、トウモロコシ半分をつまみに
ワインをグラスで2杯のんで、おしまい。
最近、摂取カロリーが少ないせいか、野菜の摂取が少ないせいか、唇の
はじっこが割れて・・痛いんですけどね。

んでいつもだったらここから筋トレに取り掛かるんですが、昨日に限って
な〜〜んだかやる気が起きなかったんですね。
そんな時は、あなたならどうします?

1・決めた事だから気合でやる。
2・少し量を減らしてやる。
3・なまけてやらない。

私は「3」をチョイスしました(笑)いいのいいの!たまにはね、気分がのらない
時ってのもありまさぁ〜ね。
その代わりに今日はもう!筋トレがしたくてしたくて・・(笑)・・・・
これも1日さぼった事での好影響ですわな。

たまにはこんなのもいいと思うんです、はい。
もう歳だしね(笑)

7月7日(土) / 今日はダメ!
体調は別に悪くないのですが、なにやらやる気が(笑)しない・・・・すみませ
ん!すいません!!

やる気が無いなどとブログに書く奴もやつですが、どうにもね、今日あたり
は、じとぉ〜〜〜〜と湿ってますでしょ?
ひどく暑い訳ではありませんけれど、涼しくも無い。
やぁ〜〜な感じの陽気ですね。
こんな「正しい日本の梅雨」を好む方も少ないでしょうけれども、私もだめ
です。

取りあえず修理のご依頼は夏を前に加速度を増してきております。
ありがたい事ですが、こっちは忙しいです(笑)

はぁ〜〜〜やる気が出ないねぇ・・・・・・・・・・ま、こんな日もありますやね。
冷房をかけて、店内を冷やして、リポビタンDでも摂取してやる気にしよう!
なるかどうかは知りゃあしませんけれど(笑)




7月4日(水)  冴えたネーミング
昨日あたりのTVを見てますと、小沢氏の離党がらみで普段目にする事が
少ない、初めて顔見たし、初めて声を聞いたよ・・・・・というような代議士さん
がさかんにコメントしてますね。
なにかってぇ〜と「国民の生活が第一」というスローガンを忘れた野田政権
はダメだ・・・・・的な判で押したように話しています。
はっきり言えば小沢さんに洗脳されている馬鹿代議士ですからね、聞く価値
すらありません。

なにやら反増税、反原発、反TPPを旗頭に結党をもくろんでいるようですが
一般受けしそうなスローガンをまず立てて、国民の生活が第一・・・とは
思ってもいない小沢さんが選挙目当てで事態を進行させているのは分かり
やす過ぎるほどな訳で・・・・そのあたりは世論調査でも如実に現れています
わなぁ〜。
第一それぞれの「反」は結構ですが、それならそれに対する素晴らしい対案
を早めにアナウンスしてくださいな。

そんな前途洋々たる新党に私から党名をご提案申し上げたいと思います。
「立ち上がれ日本」の向こうを張って・・・・・「立ち枯れ日本」ってのどうでし
ょう?
「新党立ち枯れ」でもいいしね。
「放射能恐怖党」なんてのもいいし(笑)「トウが立ったガールズ党」とかさ
「政党助成金横領党」なんてのもいいかもね。

どっちにしても小沢氏に対する認識については、石原東京都知事と完全に
一致するな。
勝谷誠彦なんてジャーナリストも普段は相当にひねくれているのに、小沢
さんの事になると嬉々として「洗脳コメント」をラジオで語ってましたよ。
変なの。
洗脳についてのみ、ある種の才能はあるのかもね・


7月2日(月) / 傷に効くなぁ〜
えぇ〜〜ここのところ車の中では、サラ・マクラクランというカナダのシンガー
ソングライターのアルバムばかり聞いていました。
3枚ほどをね、ローテーションで聴いていました。

けれどね、何度も何度も聴いてますとね、いいかげん飽きてくる(笑)
んで、久しぶりにあんまり聴かないCDをラックから引っ張り出して聴いてます
ハイドンのチェロ協奏曲です。
ピエール・フルニエが演奏しているのですが、コ・レ・ガ・・・効くんだ!
心の傷に・・(笑)

齢50にもなって「心の傷」ってのも気持ち悪いですが、オジサンにも傷の
ひとつやふたつはありますよ。
とにもかくにもフルニエのチェロがじわぁ〜〜〜〜と染み入る今日この頃
です。

よし!明日は元気を出して走るかぁ〜〜〜・・・・っとその前に仕事しなきゃ
ね(笑)
すいません・・・・忘れていました(笑)




7月1日(日)  賛否両論あるでしょうけれど
先日、三谷幸喜さんの著書「清洲会議」という本を購入しました。
織田信長の死後、織田家をどうするのかという話し合いの場が清洲城で
行われた訳です。

その会議の内容についてはウィキペディアで調べていただくとして、今回
話したいのは、この本の今までにない切り口についてです。
時間軸を同一にして、様々な登場人物にモノローグという形式で語らせなが
ら物語は清洲会議そのものへと収斂していくんですね。
ユニークなのはその語り口です。
現代語訳・・・・とわざわざキャプションしてある通り、まさに現代語訳されて
いる事で登場人物群が活き活きと動き出しているのにはちょっと驚きました。
特に秀吉の底の知れない腹黒さ、みたいな切り口には感心させられますし
市の方の厭味なキャラクターなんてのも、従来の時代小説にはなかった
新解釈な訳で・・・・・三谷幸喜やるなぁ〜(笑)

従来ですと直情型の柴田勝家。
斡旋型の丹羽長秀。
人たらしの羽柴秀吉。
無口なお市の方・・・・・・なんというあたりがテンプレートなキャラクターでし
ょう?
今回の本では全然違うキャラクター付けがなされ、それがまたとてつもなく
面白ろみを増幅させているんですなぁ〜。

まだ半分ちょっとしか読んでいませんが、まだ登場していない人物も含めて
物語がどう進展、進行していくのか・・・楽しみです。
個人的には三谷幸喜さんという人は、そのキャラクターは好きではありません
けれど、この本は賛否両論あるでしょうが、すごいです。
司馬遼太郎さんの「新書太閤記」の対極にありながら、その存在ではけして
負けていない程の本だと思いますよ。