【2012年5月】

5月29日(火)  メンタルは時代が変わっても
最近お笑い芸人の親に対する生活保護の不正受給が問題になっています
よね?
個人的には国会議員が追求するような問題だとは思えませんけれども・・・
追求している面々の尊顔を拝すればですね(笑)その裏の思惑も透けて
見えてこようかというものです。

確かに河本何某さんの甘い認識、矜持の問題等々を考えると「いいかげん
にしろよな!」とは思います。
けれども一方でグレーゾーンでの話で、しかも国がくれると言っているもん
なら、そこはそれ、貰っとけ!!・・・・というようなメンタルでしょうね。

最近読んだ本で、綱淵 謙錠さんという方の「斬」というものがあります。
これは江戸幕府時代「首切り浅右衛門」こと「山田 浅右衛門」および山田家
の特に幕末期から明治期にかけてのお話です。
首切り職人だった訳ですね、山田家の当主は。
明治以降刑法の改正で斬首はなくなる事で山田家自体もその役目を終える
訳です。
この本の一番の面白みは、明治維新以降の武家、庶民の生活様式や
江戸時代からの古い慣習や習慣がいかにして近代的な、あるいは西洋的な
ものへと変質していったか、という生活史、世情史、日本人のメンタル史的な
ものにまで期せずして踏み込んでいるという事実です。
そこで「へぇ〜〜」と思ったのはね、考え方や行動形式が徐々にゆっくり変質
していったのでは無く、どちらかといえば一晩にして「コロッ!」と変わった
という点です。
江戸っ子にしてみると、上野の山での彰義隊の壊走以降、それこそ一晩
で見事に「親徳川」から「親薩長」へと変わっていくんですなぁ・・・

今回のこれもね、昔の日本人のほうが矜持があっただの、人としての誇り
がより濃厚だっただのとは言えないという何よりの証左のような気がします。
つまりはさ、やっぱりくれるというなら貰っとくよというようなメンタルは時代
が変わっても、否や、国すらが変わったとしても変わり様がないとも思える
のです。

それにしても年間3兆7千億円ってのはいくらなんでも多すぎるよな。

5月26日(土)  良作でしたね。
休みの日になると早く目が覚めます(笑)
朝、考えられない程早い時間から走り出しまして、20kmきっちり走りました。
その後市川へ映画を1本見に。
ここの映画館は朝一の上映に限り、1200円で見る事が出来るので重宝
してます。
見たのは「ファミリー・ツリー」というアメリカ映画。
ま、内容はネットでご確認いただくとして・・・・作り方がとても手馴れていま
すし、なにより物語の舞台がハワイって設定からして・・・やられたぁ〜〜
って感じです。上手い、という意味でね。
悲しいシーンでもさ、とたんにハワイアンミュージックをあえてウクレレではな
く、アコースティックギターで流すあたり・・・・上手いっすね。
ハワイの原住民の末裔・・・・・という設定の割にはまるっきりのメインランド
ピーポーにしか見えない・・・あたりは目をつむってください(笑)

後で調べたら監督さん、「アバウト シュミット」や「サイド ウェイズ」の監督
さんでした。
道理でカミさんの浮気の事実を長女から知らされた後、事の真偽を知り合い
に確認すべく走り出したジョージ・クルーニーの走り方が、アバウト シュミット
でのジャック・ニコルソンの走り方に似てると思った(笑)
ようやく「当たり」の映画に出会えました。

その後映画館近くの行きつけの本屋さんで文庫本を購入。
ここの本屋さんは全然大きくないのですが、それがかえっていいんですな。
本を探しやすい(笑) 本の陳列や、特集コーナーなどもコンパクトで見やす
のも気に入っている理由です。
店員さんも、動きがきびきびしてとても好印象です。
そいやこの本屋さんで以前購入したカズオ・イシグロの「日の名残」を昨日か
ら読み始めたのですが、これも中々良さげな本です、はい。

今度の休みはウディー・アレンの「Midnight in Paris」を見る予定です。
そんなところで仕事開始かな?

5月21日(月) / 体、改造してます。
日食・・・・結局見えなかった(笑)

最近筋トレに励んでいます。
きっかけは、上半身の「重さ」がRUNの妨げになるだろうと思って全く筋トレ
はしていなかったのですが、上半身のブレを防ぐにはやっぱり筋肉は必須
だなと反省し、筋トレをちょびっとだけ取り入れたんです。

時を同じくして息子が自分で器具を購入して本格的に筋トレを始めまして
「父さん、腕相撲やろうぜ」と言われたのですが、なにやら不穏な空気を感
じて・・・・・「ちょっと待て!」と言いつつ息子の肩、腕、背中の筋肉をチェック
・・・愕然としし・・「やんないっ!」とひと言(笑)
あんな体の野郎と腕相撲したら、こちとらの商売道具の「腕」を故障しちゃい
ますからね(笑)・・・・という言い訳?(笑)
これが去年の夏ごろの話。

息子は筋トレの道具とともに今年の4月に京都へ引っ越していきましたがね。
さ、そうなるとお父さんも現状に満足してはいられないっすよ。夏休みに
帰郷した時には絶対に「父さん、腕相撲やろうぜ」になるに決まってますから
勝てないまでも、そこそこの「抵抗」はしたいな、と・・・・・(笑)
腹筋、腕立ては言うに及ばず、肩、上腕二頭筋、背筋・・・・あたりをね
夜と朝にガッシガシと鍛えております。
50歳でもね、毎日毎日筋トレしてますとね、見事なほどに変わってきますね
体つきが。
自分でもびっくり!

夏になったらタンクトップでも着るか!(笑)  ウソですよ、ウソ!!(笑)
白髪で白髪ヒゲのオヤジがタンクトップ着てたら・・・・職質されちゃうよ(笑)
息子は今でも下宿で筋トレしてんのかな? あんまりやらないでくれると
お父さん、助かるんだけどな(笑)  夏に!勝負だ、勝負!

5月19日(土)  むずかしい!
突然ですけれど、私、アイロンがけが好きです(笑)

自分のYシャツやズボン・・・・・って言っちゃあだめなのか?今は・・・
パンツ?
とにかく下着の上に履くやつね(笑)  これもアイロン掛けます。

今悩んでいるのは娘の学校の制服のシャツです。
開襟シャツっぽいデザインで、そこにリボンみたいなやつを組み合わせる
デザインなのですが、なにが難しいって、襟周りなんですよね。

簡単に言えば、開襟っぽく斜めに2本折り目が入ります。
んで、その上に首の後ろでは別の角度でこれまた2本折り目が入ります。
最後に首の後ろで1本折り目が入るという・・・・・・実に複雑な折り目の
ハーモニーを奏でています。

毎回、毎回アイロン掛けするたびに悩む悩む(笑)

これはね、相当にハードル高いです。

5月17日(木) / 国家破綻という経済的実験
この前HDDに録画しておいた番組を休みの日の昨日見ました。
舞台はギリシャ。
解雇されたり、大学卒業後職を得る事が出来ない若年層の人達が過去に
行われたギリシャの投資や政策を見直し、追求していくという内容でした。

そこで見る事が出来たのはまさに「国家破綻」という名の現実でした。
国民の海外流失。預金の引き出し。新規課税に伴う生活レベルの縮小。
現在は国有財産の売却にまで事態は進行していました。
閉鎖された空港跡地が中東の某国に売却される話が持ち上がり、それに
反対する住民がとった行動とは!?
跡地にオリーブの木を数千本単位で植えつけて、公園として再生し、売却
を阻止しようとする、というものでした。

だめですね。
あのさ、公園は利益を生まないでしょ?売ればさ、借金返済の一助になる
んだよね。
結局今回の再選挙も押し付けられた緊縮財政に反対する!というとても
分かりやすい「民意」の発露の結果だった訳で、遠い日本から、ラテン系
でない日本民族は何も言いませんし、言う権利もない訳ですが、やっぱり
ダメな国なのだろうな、という結論にならざるを得ませんね。

ひとつだけ解決策があるとすればですね、国際的に、また意図的にオリー
ブオイルの価格を10倍くらいに引き上げる・・・・ってのはどうですか?
そうすりゃあ多少は外貨を稼げるってもんでしょう。
そのくらいしか稼げる手段をもってないんじゃないすか?かの国は。

国家が破綻するとどうなるか・・・・・秩序だったデフォルトではなく、無秩序
なデフォルトね、この場合。
どうなるのか???ある意味経済の勉強になりますよ、ええ。

5月15日(火) / なんかタイミングが合わない
今シーズン初の峠走りですけどね、なかなかタイミングが合わないんです
よね。
どうぜ走るならば天気の良い日に・・・・つまりは富士山がきれいに見えそう
な日に走りたいな・・・と思いつつ。
でも、天気がいいって事は布団を干すのにも持って来いだし・・・(笑)
ってな事を考えるとですね、なかなか日程が決まらないんですよね。

明日は映画を1本見たいのでだめ。
金曜日は晴れ時々雨という予報なんで、どうにもこうにも不順な天気そう
です。

そう考えると来週の火曜日あたりが良さげではあるのですが、天気がどうな
ることやら。
ま、走れそうなら走るって事で、ゆるゆる行きます。
こちとら、ほら!、暇なおっさんですから(笑)
時間はある!  お金はないけどね(笑)


5月13日(日)  怪しい商売あれこれ
「コンプリートガチャ」なるものが問題になっているようですね。
ソーシャルゲームをやる、やらない以前にスマートフォンすら持っていない
私にとってはま〜ったく関係ない話ですけどね。
でもあれって、普通の携帯電話でも出来るんですかね?
そんなことすら知らない私(笑)

でもね、世の中見渡してみれば「コンプリートガチャ」と同じような「怪しい
商売」ってのがありますよ・・・・って話です。
ひとつは、まだまともに口もきけない3歳児くらいのガキに英語を教える
というか、芸として仕込む?・・・・みたいな商売ね。
TVでもラジオでもよくCMが流れています。
幼稚園児が英語の歌を唄いながら踊る・・・みたいなやつね。
言っておきますけどね、お父さん、お母さん、ガキの頃英語を習っても身に
つかないからさ、間違いなく! お金の無駄だから止めときなさいって。
こういう事をやらせる親ほど英語がじゃべれない、というね(笑)
自らのコンプレックスの裏返しなんすかねぇ?
うちの娘の通っていた幼稚園でも、意図は分かりませんが、年長さんに
百人一首を憶えさせていました。
けどね、高校生になった現在、記憶に留まっているのはわずか数首ですよ
ことほど左様な具合ですから、止めたほうが良いって(笑)

ましてや英語を1日5分、聞き流すだけでいつの間にやら英語が聞き取れ
るんです! 急に英語が口をついて出てきて自分でもびっくり!!
スピー○ラーニング・・・みたいなやつね(笑)
これもびっくりなインチキ商売でしょう〜〜〜
こんな事ある訳ないって。聞くだけで英語が達者になるんだったら外語大
なんかその存在価値を無くすでしょ?(笑)

個人的には英語なんてベラベラしゃべれなくても全然OKです!
向こうも期待してないんだからさ。ほんのちょっとしゃべれれば大丈夫です。
それよりも問題なのは会話の中身でしょ?
どんな話題で会話をするか、そこにこそ、その人の人となりが現れると思えば
傾注すべきはそっちだと思うよ。
本を読み、音楽を聴き、映画を見、経済を知り、政治を理解する・・・・・
それで会話って成り立つんじゃないのかなぁ・・・・

日本人学生がイギリスに留学して「源氏物語」の話題で会話したけれど
当人が「源氏物語」の知識が皆無でイギリス人からレクチャーされたというね
そんな笑えない話もあるくらいですからね。
英語が話せるうんぬんの前に、アイデンティティーが確立されているかどうか
って事でしょ?
んだから、ガキに英語を勉強させるなっての!(笑)

5月10日(木)  どっかで見たような?
昨日あたりは、ようやく半そでRUNできる陽気になってきました。
さ、そうなると、頭も保護しないといけなくなってきますね。
今まではRUN用の帽子をかぶっていたのですが、これもね、そろそろ
飽きてきたもので、何かないかなぁ〜〜とネットで探したところ良さげなもの
を発見しました。

それはね、バ・ン・ダ・ナ・・・です。
バンダナ。
冬の間はニットの帽子を愛用していたのですが、その流れでつばのない
かぶり物を考えていたらバンダナに辿り着いた、という訳なんですね。
無論、夏の間に使用するものなので汗をすばやく吸収し、これまた素早く
汗を逃がしてくれるという優れものです。
帽子に比べて重くないのと、フィット感に優れているのも気に入りました。

んで、昨日バンダナを着用してRUNしました。
予想通り頭周りが軽くてとても走りやすいのはいいのですが、信号待ちで
ウィンドーに写った自分を見てみると・・・・・バンダナにサングラスにヒゲ・・
・・・・・こいつどこかで見たぞ・・・・・どこだっけ???
と考える事しばし・・・・・
分かりましたよぉ〜(笑)
金 正日の元料理人って人(笑)  たまにTVに出てきますけど、きまって
バンダナにミラー系のサングラスを装着してますよね?
身元を特定されたくないので、ああいう格好をしているのでしょうけれどもね
そのあやしい料理人にそっくりなんでやんの!(笑)

我ながら驚いた、という一席でしたとさ。


5月7日(月)  国が変わっても
国が変わっても、やはり一般人は「易きに流れる」というある種の「民意」
がヨーロッパで発露されましたなぁ。

フランスではばら撒き路線の社会党オランド氏が大統領になり、ギリシャは
連立で過半数が取れそで取れないのかな?
どちらにしても財政健全化路線はほぼ放棄されそうな勢いですね。
そうなるとEU域内での「一人勝ち」はドイツだけかぁ・・・・
でもね、日本だってついこの前ですよ、円安でトヨタの営業利益が1兆円
とかいうニュースが流れたのは・・・・
いまはサムスンがトヨタにとって変わっただけです。
いつまで続くわけないよ(笑)
サムスンって労組がないんだそうですね。おまけに昔の日本顔負けの
苛烈な労働環境らしいっすね。 朝7時から働いているそうですよ。
そんな企業いつかは曲がり角だよな。

さてそうなるとまた円高傾向に拍車がかかりそうですね。
いいことです。
日本企業はヨーロッパの企業をバンバンM&Aすればいいだけの事です。
海外資産の増大はそれだけ企業体力を向上させる訳で、そのうえ派遣
社員を労働力のバッファーとして都合よく使う体質は変えない訳で・・・
ますます日本企業の内部留保が増大するって訳ですな。
企業は溜め込む一方で、若年層の就労機会は益々減少・・・っと。
若者諸君!そろそろ日本を捨てる覚悟を持つべきだぞ(笑)

政府もさ消費増税は結構だけど、もっとスマートにやればいいんですよ。
つまりは生活必需品に対する軽減税率の設定か、あるいは非課税化ね。
一方で高額所得者にたいする税率の大幅アップと企業課税の税率アップ
と課税の厳正化ね。税務操作で赤字化された決算が表面化したら大幅
な懲罰的な課税をする・・・っと。
そうすりゃあ企業も多少は内部留保を吐き出すのではないかろうかと・・・

こうなればね、金持ちと大企業を「仮想敵」に仕立てられるでしょ?
んで、生活必需品の税率維持か非課税化で低所得層は万々歳ってな訳で
すよ。
どうしてこういう弾力性のある考えが出来ないのかなぁ〜
野田さんに教えてやろうかな(笑)


5月6日(日)  ほんとにベテラン?
下界ではとても良好な天気ですが、山の上のほうでは季節はずれの
吹雪にやられて8人もの方が命をおとしたというニュースが流れていました。

ニュースを詳しく見ると、キリマンジャロへの登山経験があるだの、ヒマラヤ
に行った事も有る、いわゆるベテランの登山愛好家だったような記述を
目にしました。
でもね、これは当てにはなりません。
キリマンジャロなんてガイドを雇えば素人でも登れます。高山病には注意が
必要ですけどね。
ヒマラヤたって、これまたガイドを雇えばハイキングみたいなもんで、一体
何千メートル地点まで登ったのやら。

今回はガイド無しの山行でしょ?
GWの3000m近くの山に登るんだと、ジャケットは当然冬用です。
中は化学繊維の下着1枚でOK。
下はフリースのズボンに雨具で代用するか、薄い化繊下着に冬用
のジャケットにするか迷うかもしれません、私ならね。

暑けりゃジャケットを脱げば全然OKです。
ところが今回は夏用の雨具のみだったとか・・・・・・死にたいのかっての・・・
実際亡くなっちゃですけどね。
こんな装備でへ〜〜きで山登るくらいですから、当然ツェルト(簡易テント)
も装備している訳はありませんやな。
ツェルト1枚あればねぇ・・・・何人かは助かっただろうに。

結局バックアップの装備が全くなかったという訳で、救助隊の方も装備の
貧弱さにちょっと驚いたようなコメントをしていましたが、その通りです。
気の毒だけれど、いたしかたないのかもね。

5月3日(木) / えらい本、買っちゃったよ。
いつかの休みの日に購入した「殺し合う家族」という本があります。
順番で回ってきて読み始めたのですが・・・・これが!えらい本でしてね。
実際に起こった事件を基にした半分フィクション、半分ノンフィクションの
ような本です。

ベースになった事件は「北九州連続監禁殺人事件」といいます。
7人もの人間が無残に殺され、死体は切断され、鍋で煮られて廃棄され
たというね・・・・書いていても胸くそ悪くなるような事件なんですがね。
この事件の特異性は、主犯格の男が一切の殺人を実行していないばかりか
殺人の教唆すら巧妙に逃れていたという点です。
実際に手を下したのは主犯格の男に精神的も肉体的にも完全にコントロ
ールされてしまった人間達なんです。

現在半分ちょっとまで読み進めましたけれども、この先読もうかどうしようか
ちょっと悩んでおります。
そのくらい気分がどよよ〜〜〜〜〜〜〜んと落ち込む事必至なとにかく
グロイ本ですわ。
買わなきゃよかったよ、こんな本・・・・・得るもの無しだもの。

よし!せっかくのGWなんだし、こんな本、読んでいる場合じゃないよな。
別の本に移るとしよう。
皆さんもこの本だけは読んじゃあダメだぞ!