【2011年11月】

11月27日(日)  大きくなったら時計買いなよ
最近、こういう催しを商店会としてやってます。
それは、地元の小学生を店に招き実際の仕事を見てもらうという企画です。
地元の小学校というのは、必然的に私の卒業した小学校でもあるわけで
いわば、見に来る子供たちは私の小さな小さな後輩達になる訳ですね。

昨日も実はそんな催しがありました。
総勢12名の子供たちが店に来て、実際の修理の現場を見ていったんです
がね。
最近の小学生は、昔と違ってね・・・・なんというステレオタイプの意見とは
全く違って、実に素直で礼儀正しい子供たちである事にちょっとびっくりしま
したねぇ〜。
皆、いい子でしたよ、はい。

私の机の周りには4人の子供たちに集まってもらい、ちょうど洗浄してこれ
から組み立てる予定をしていたパネライの組み立てを見てもらいました。
よかったよ、パネライで・・・・・大きい機械だからちょっと離れていても
見やすいですもんね(笑)
「うぉ!ちっちぇっ!」とか(笑)
「すご〜〜い」とか(笑)
さんざん感心して帰っていきましたがね。

時計職人におなりなさい、などと言うつもりもありませんけれど、せめて中学
に入学する時には時計を買ってくださいな。
携帯電話があるから時計は要らない!などと間違っても言わない様にね
お願いしますよ(笑)


11月23日(水)  女性のほうのシモもね(笑)
休み明け、晴天の晩秋の朝。 いきなり下ネタから始めます(笑)

というのもここ数回、開高さんの下ネタ噺になりましたでしょ?
でもね、あれって男性バージョンだったじゃないですか。それじゃあ片手落ち
だろうって事で女性のほうもね(笑)一応披露しておかないとね〜(笑)

「え〜〜〜どっこらしょ・・っと。  女将、今日はまた寒いねぇ〜」
「ええ、そうですねぇ。えらい寒さですね」
「まずはね、酒。お燗でね、ちょいと熱めにお燗つけてくれるかい」
「はい承知いたしました。 肴はどういたしましょう?」
「そうだなぁ・・・くんくん・・・なんだか匂いがすんねぇ・・・なんの匂いだろう
 くんくん・・・・分かった!焼きハマグリだ。いいね!焼きハマいこうじゃな
 いか、女将。」
「焼きハマグリ・・・・・ですか?・・・今日はハマグリの仕入れは無かった
 はずなんですけどね」
「分かんないのかい?この匂い。焼きハマグリだよう」
「ちょっと板場に聞いてきますね」
「どうだったい?」
「はい、生憎今日はハマグリは仕入れをしていないそうです」
「おかしいな???こっちのほうから匂うんだがね・・・・」
 
と言いつつ匂いを追っていくお客・・・・ある部屋の前に立つと

「こっから匂うね、焼きハマがさ」

ガラッ!と障子を開くと、女中が脚ぃ広げて股火鉢。

50になってもこれだもんね(笑) 進歩が無いにもほどがあるわいなぁ〜(笑)


11月21日(月)  やっぱやめた!
小噺のオチを説明する事って、考えてみればとてつもなく野暮な事ですわな
という訳で昨日の小噺のオチを説明するのは止めときます(笑)

でも、それじゃあ困る!!という方の為にヒントをね・・・・
何十年もオチを理解できなかった私の反省点は、キンタマというワードを
男性器の総称として捉えていた点です。
そう考えてしまうと、私のように????になっちゃうんですよね。
じゃあどうするか!?
別けて考えてください。
棹とお稲荷さんとをね。お稲荷さんは協力はしますよ、協力体制が無ければ
成立しませんしね。
でもね、介入するのはピ〜〜〜〜〜〜のほうで、お稲荷さんはピ〜〜〜
ですからね。

これ・・・・・・書いているのが午前9時過ぎ・・・・・・・我ながら少々落ち込み
ますわ(笑)
いい歳こいて何やってるんでしょう(笑)

反省しつつ、仕事にとりかかろう〜〜


11月20日(日)  それはこんな噺
さてさて、昨日の続きです。

頃は北朝鮮が38度線を越えて始まった朝鮮戦争当時の話です。
アメリカのような金持ちな国も、トルコのような貧乏国も国連軍として自国の
軍隊を派遣した訳ですな。
南米のブラジルでは、事が地球の裏側の事でもあり軍隊の派遣については
まさに国論を2分する喧々諤々の論争となりましたとさ。
困った政府は国連本部に派遣しているブラジルの国連大使に連絡を取り
国連内部での風向きやら、匂いやらを嗅ぎわけてのち、派遣がいいのか?
はたまたそうでない結論を得るのが良いのか?
国連大使の意見、報告待ちという事に話がまとまったそうな。

数日してニューヨークの国連本部にいるブラジル国連大使から連絡が届いた
!!
息せき切って開いた電文の内容はたったひと言・・・・「キンタマ」と書いてある
金玉?きんたま??キンタマ〜〜???
暗号表でも分からず、高名な言語学者ももってしても解明不能。
困まり果てているお歴々のそばで部屋の掃除をしていた下働きのお爺さん
がひと言・・「はてさて・・・・その程度の謎かけが分からんとは・・・・・人間、
勉強すれば するほど頭が悪くなるというワシの考えはあながち間違っとら
んかったようじゃのう〜〜」
「って事は!あなた!!この意味が分かるのですねっ!!?」
「分からいでかっ!」
「教えてください!!国家の一大事なんです!!!」
「その言葉の意味するところはじゃ・・・・・協力すれども介入せず・・・・
 ということじゃよ」

という小噺なんです。笑った方は明日のブログは読まなくて結構。
???マークな人は明日のブログで謎解きします(笑)

11月19日(土) / 30年来の疑問解決っ!!
作家の開高 健さんはとても好きな作家さんでして、大学生の頃からその
著書や言動に相当な影響を受けました。
と同時に開高さんはちょっとエロな小噺の達人でもあったんですね。
著書の中でも、釣りのドキュメンタリー番組の中でもその小噺がちょいちょい
出てました。

これからお話しする小噺は、開高さんの著書「新しい天体」の中に記されて
いたものでした。
最初に読んだのは大学生の時でしたかねぇ・・・・オチが分からないまま
何十年も過ぎていきました。
今年の息子の高校の卒業式にもこの本を持っていて、同じ箇所を読み返し
たのですが、やっぱりオチは分からず仕舞いでした。

それがね、昨日の夕方何気なく録画しておいた開高さんが亡くなる1年前に
出かけたカナダでのブラックバス釣りのドキュメンタリー番組を見返していて
この小噺の事を思い出した訳です。
番組の中では別の小噺を披露していましたけれどもね・・・
ふと思い出して「新しい天体」を書棚から探し出して、件の小噺を読み返し
ました。

そこで!!よ〜〜〜〜やくオチが理解できたんです!
理解した瞬間!ゲラゲラと無防備な馬鹿笑いを30秒くらいしてしまいました。
なんかねぇ〜すっきりしたと同時に、なんて奥の深い小噺なんだろうと感心
する事暫し。
たいした小噺なんです。 
それはね・・・・・・・・披露しようと思ったら時間が無くなっちゃった!!

へへ・・・・明日にしますね(笑)


11月17日(木)  気になりますけど、それ
いっきに寒くなりましたねぇ。
昨日は朝RUNの後、映画を1本見に行きました。
「マネーボール」、ブラピのね、メジャーリーグの実在のGMの話です。

結果、個人的には好きです、こういう映画。
地味ですが、地味ゆえに結構小技が効いていて好感度↑でした。
特に主人公であるGMの片腕役のおデブちゃん。
彼はいいですねぇ・・・・・次回作も楽しみです。
私の贔屓のフィリップ・シーモア・ホフマンも監督役で出演してました。
GMと契約期間の事での話し合いの後、廊下を去っていきながら、左の
手首をゴキゴキと回してた細かい芝居!!
私はちゃんと見てましたよ(笑)
にしても1つ空席をおいてのお隣さん!映画上映中にスマホ見るの止めて
くれないかな〜
これくらいは・・・・とか思っているのでしょうけれど、結構気になるよ、その
画面の明かりは!!
こんなお馬鹿さんに文句言うだけ無駄ですからね、黙ってましたけれど
心の中で「帰り道で犬のウンコ踏め!」と念じておきました(笑)

その後行きつけの蕎麦屋で一杯やって、蕎麦を手繰って帰宅。
庭の雑草をぬいて、読書しながら午睡。
そんなこんなで日が暮れましたとさ(笑)

明日も休みなんです。
やること変わらず、朝RUNの後は千葉で映画を1本「人生、ここにあり!」
というイタリア映画を見ようかなと思ってます。
文句ある?(笑)


11月12日(土) / なんとも上滑り
昨日は天王洲銀河劇場へ出かけて見てきました「炎の人」
観客は圧倒的に年配の女性でしたね。
な〜〜んか「ノリ」が浜町の明治座のような感じ?(笑)・・・・行った事ないけ
どね。

1時半からのスタートで、終演が5時!!!
お尻が悲鳴をあげてましたね。
それでもねお尻の痛さを忘れるすばらしさでした!・・と言えればいいのです
が、どうにもこうにも「上滑り」な舞台でした。出演者も含めてね。

そもそも「上滑り」とはどんな意味かといえば・・・・ 物事の表面にとらわれて
、本質を見抜けないこと。深みがなく軽々しいこと・・・・と書いてありました。
さて今回の舞台のテーマは一体何だったんでしょう?
爛熟したヨーロッパ文明に対する文明批判なの?
無垢な魂の持ち主であったゴッホの無垢なるが故の発狂の表現なの?
ゴーギャンとゴッホの友情なの?
すべてを描こうとして、すべてが描けていない・・・という舞台でした。

主演の市村正親さんのゴッホ・・・・ま、一言でいえばくさい。
ゴーギャンの益岡 徹さん・・・・ま、一言でいえば市村さんに遠慮しちゃった
ラシェルの富田靖子さん・・・・ま、一言でいえばお呼びでない

ルノウのおかみさんの銀粉蝶さん・・・・・脇をしっかり固めて好評価
テオの今井朋彦さん・・・・・昨日の舞台ではピカイチ
タンギーの大高明良さん・・・・・こういう人が必要ですよ、舞台にはね。

痛む尻を抱えながら、半ば、呆然、暗澹たる気持ちで帰路につきましたとさ
あぁ〜〜〜あ、時間の無駄使いでした。

11月10日(木) / 明日は舞台です。
昨日はよせばいいのに店で仕事をしてました。馬鹿だねぇ〜〜我ながら。
んで、明日。
全面的に休んで午後1時半から天王洲の銀河劇場ってところで舞台を
見てきます。
市村正親さん主演の「炎の人」です。

言うまでも無くヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を舞台化したものですが
ゴッホの作品はいくつか知っていても、ゴッホそのものの人となりはよく
知りませんので、ちょっとウィキペディアで下調べしてから見に行こうと
思ってます。

話はまったく変わりますけれど、今読んでいる文庫本が、ブックオフで次から
次へとカゴに放り込んだ内の1冊。
宇江佐真理って方の書いた「深川にゃんにゃん横丁」というものです。
私の歳で「にゃんにゃん」なんて言葉を聴くと、ちょっと過剰に反応してしま
いますけれども、実際にはそんな下ネタな話ではなく、江戸時代の深川を
舞台にした市井の人びとの暮らしを掬い取った良作なんです。
なにより好感を持ているのが、作中の人達の話し言葉です。
過度でなく、かといって江戸っ子らしさを残しつつな言い回しがいいんです。
舞台となる長屋には猫が沢山に住みついており、その猫たちも物語の中で
重要なモチーフに使われているところからの「にゃんにゃん」なんですよね。
ブックオフで150円で購入した割にはコストパフォーマンスは良好です(笑)

11月5日(土)  遠くても是非!
昨日は朝店で精度チェックの後、船橋から電車に乗ってさいたま新都心
ってところへ出かけてきました。
予告通り「ウィンターズ・ボーン」という映画を見てきました。
結果は今日のタイトル通りです(笑)

アメリカ中西部ミズーリ州のオザーク高原。現代のアメリカ社会から見捨てら
れたかのような貧しい寒村。心を病んだ母と幼い弟妹を抱え、一家の大黒
柱として懸命に生活を切り盛りする17歳の少女、リー。とうの昔に家を出て
いた父が、自宅を保釈金の担保にしたまま失踪してしまい、自宅差し押さ
えの窮地に陥る。家と家族を守るため、自ら父親の捜索に乗り出すが、親
族はじめ村人たちは父親の存在をタブー視するようにリーを追い返す。そ
れでもひるむことなく、ついには危険な闇社会にも足を踏み入れようとする
リーだったが…

という内容ですが結論としては大人になるためのイニシエーションというの
がメインテーマなんです。
メインテーマではあるのですが、主人公が17歳の女の子というのがヒネリ
が効いていましたね。
主人公の弟くんも映画の中である種のイニシエーションを経験するのですが
これまたいい感じのメタファーです。

いまのところ今年のNO1洋画だったです。久し振りにエンドロールを最後ま
で見ちゃいましたもんね。
しみじみと心に沁みる、滋味あふれる良作でした。

11月3日(木)  明日はこの映画
文化の日って「晴れる日」のイメージがつよいですが、船橋は曇っています。

明日は個人的に休みの日ですので、ちょっと映画を見てきます。
「ウィンターズ・ボーン」というアメリカ映画。
行方不明になった父親を追うことでアメリカ国内における白人貧困層の
闇に迫っていくことになる主人公。最後に見えてくるものとは!?
ってな映画らしいです。

とにかく上映館が少ないです。東京都で2館。神奈川と埼玉で1館ずつ。
すんごいね。
しかたなく、さいたま新都心の映画館まで出かけます。
電車だね、移動は。
行き帰りに本がゆっくり読めるでしょう。

そんな感じです。
さて仕事、仕事。