【2009年6月】

6月30日(火) / コードネームは・・・
いかにも梅雨〜って感じの天気ですね。
じめじめして手に汗かくし、部品は飛ぶし、イマイチペース上がんないし、ま、
こういう時もたまにはあります、はい。

突然ですが、突然に車が小さくなりました・・・・・・・・・4ドアセダンのはずが
3ドアハッチバックに変異しまして(笑)
今回のは、2002年式ルノートゥインゴクイックシフト5、色はルシファー
レッド・・・・・ちょっとくすんだような赤です。
「またぁ〜?」と皆さん思うでしょ?
「またなんです、はい」・・・・・これね、一種の病気ですからね、気にしないで
くださいな(笑)

クイックシフト5というのは簡潔に申せば、クラッチペダルの無い5速ミッション
で、当然の事ながらクラッチを踏まずにシフトチェンジが出来ると言うもの
なんですね。
マニュアルは運転したいけれど、クラッチ踏むのが面倒くさいという我侭な
変態中年にはもってこいの車という訳なんですね。

子供も早々車には乗りたがりませんし、カミさんがいるわけでもなく、どっちか
って言えば圧倒的に一人乗りの機会が大部分を占める私にとって小さな車
のほうが、使い勝手が良いといえば良い訳ですよ。

あらゆる意味でゆる〜い雰囲気満載のルノートゥインゴ・・・・・気に入って
ます、ますけれど、唯一気に入らないのが車のナンバーです。
個人的にはナンバーに無理くり意味付けをするのが好きではないので
ナンバー取る際も指定なんか一切しません。
でもね、今回のナンバーはいくらなんでも・・・・・え?番号は何だって?
えへ・・・あのね「427」
んね?すごいでしょ?「死にな」・・・・・・「427」
いやいや、洒落や冗談でなくホント!に本当の話なんです。

こんだけ無駄に車を買い替えているようなアホは「死にな!」という、これは
やっぱり神の啓示かいな?(笑)

でも僕は神の啓示を受けるまでも無く、生きながらすでに死んでいるとも
言える事を自ら十分に認識していると断言できる自分に気がついていた
by村上春樹・・・みたいな?(笑)

さ、仕事しよ・・・

6月28日(日)  拠って立つ
「冷蔵庫の中に入ってたカレー食った」・・・と息子。
「あそう」・・・と私。
「旨かった・・・・トマト入れたでしょ?」
「分かった?」
「うん」
「トマト1個をさ、大根おろしですりおろしたんだよね」
「旨かったっす」

個人的にはカレーの良し悪しは、カレールーを入れる直前の旨さによると私
は思っています。
つまりルーが入っていない状態でのスープ状のものが旨くなければ、ルーを
投入しても旨いカレーにはならない・・・・・とまぁ、こういう事なんです。
ちなみにこのカレーは骨付きチキンカレーでした。
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、アスパラガスを事前に炒め、ブイヨンで煮込む
チキンは塩コショウをしてすこし寝かせ、小麦粉をまぶしてオリーブオイルで
炒め、焦げ色がついたところでトマトのすったのを投入、塩、ブイヨンで味付け
煮込む、その後野菜と合流、これでさらに煮込む・・・・・・ビール飲む・・・・
煮込む・・・・・ワイン飲む・・・・・煮込む・・・・・・・芋焼酎飲む・・・・・煮込む
・・・この状態を食しても旨い!事が肝要ですぞよ(笑)
ルー投入・・・・煮込む・・・・火を止め、ビール2本目を飲みながら読書・・・
もう一度火を入れ、煮込む・・・・・・食う!!・・・・旨し!でした。

んでね、こっからがマイケルジャクソン話になります。
カレーにしても、シチューにしても、ハヤシライスにしても、拠って立つ部分は
明確であろうと、こう思うんです。
つまりルーを入れる直前まではほぼ具材は一緒でしょ?投入するルーに
よってカレーになったり、シチューになったり、ハヤシライスになったりする訳
ですよね?
カレールーを投入したのに、後からあれを入れ、これを投下し、なんとかホワ
イトシチューにしようと思っても、最初の一歩、拠って立つところがカレーで
すからね、こりゃどうやってもホワイトシチューにはならんですわなぁ・・・。
私にとってのマイケルジャクソンはそんな人であったなぁ〜という事です。

黒人としての根っこを断ち切ろうとした瞬間、やはり拠って立つ場所が消えて
しまった訳で・・・・・KING OF POPという評価には異を唱えるつもりはあり
ませんが、カレーをホワイトシチューにしようとしなければ、精神的にも音楽的
にも、もっともっと偉大なミュージシャンになったであろうに、そう思うとやや
残念であったな、と思います。

個人的にはジャクソン5時代は「ABC]、マイケル時代では「ヒューマン
ネイチャー」がベストだと思います。
さて、仕事しよ。

6月27日(土)  忙しさ続く、概ね吉。
いや〜お久し振りです。
毎日何気に目を通している産経新聞の占い風に書くと「忙しさ続く、概ね吉」
という毎日でしょうかね。
ここのところの・・・・・え〜とカウントすると・・・・12日ぶりか・・・・12日間
というものは・・。

とうとう逝ったか・・・・・とかね、もしかして捕まったの?とかね(笑)
そんな想像をしていた皆さん・・・・すみません。
極々ふつ〜〜〜〜〜に仕事していました。
ここのところの手強い時計たちは、パテックフィリップの懐中時計。
これは振り当たりが強く出て、ゼンマイを3度に渡り削り、テンプ周りの調整
を行い 完調しました。

もうひとつは、IWCの832・・・・・842だったけ????
オートマのカレンダー無しモデルです。
これはね、2番車の頭が新種のキノコ化していまして、削って面出し、受け
石をはずして、あれこれ探した結果、セイコーのレディースのオートマの
ゼンマイ芯受けメタルが合いそうでしたので、削って、合わせて、高さ、
アガキを調整。
上手く行ったなぁ〜と思っていたのは私だけでして・・・(笑)
これがまた止まる止まる(笑)
あ〜でもない、こーでもないと試行錯誤を重ねた結果、入れ替えた2番受け
を再調整、高さをシビアにチェックして、ようやく調子が出たっ!と思ったら
日差プラス1秒(笑)
極端すぎるだろう、君は・・・(笑)

そんなこんなで、暑い中さらに忙しさ続く、概ね吉の日々が続きそうです。
マイケルの話は、そうですね、明日にでもしようかな・・・・・

6月14日(日) / いつもの雑文です(笑)
WHOが新型インフルエンザのフェーズを5から6に上げた途端に、娘の
通学している学校でも感染者が出たそうです。
金曜日の途中から土曜日〜月曜日まで急遽、休校になりました。
いきなり身近になった感がありますね。
幸い娘は今のところ発熱等の症状は出ていません。

昨日は、そんな娘は自宅待機で、息子と一緒に「レスラー」という映画を見て
来ました。
事前の期待値は高かったのですが、実際は・・・・・う〜〜ん・・・・65点くらい
かな?
ドキュメンタリータッチで撮ろうとした監督の意図も分からないではないです
が、ミッキー ロークを使ってまで、その手法は取らなくても・・・・普通の映画
仕立てでも十分の行けましたろうに・・・・残念でした。

今週は、水曜日が休みなのですが映画をチェックしたところこれといったもの
がありませんでしたので、最近購入したDVDを鑑賞することにします。
ロマン・ポランスキー監督の「テス」という映画です。
トーマス・ハーディーの原作をもとにした一人の女性の半生、という様な映画
ですけれどもね。
この映画は細部に渡る当時のイギリスの風景、風俗の再現もさることながら
なんといっても眼目は主演のナスターシャ・キンスキーという女優さんの
美しさでしょうね。
確かね、2回見ました、私(笑) 大塚の名画座だったような記憶があるな。
今でもあるのかなぁ?

とにかく演技はどうでも・・・実際彼女の演技には目をつぶらざるをえません
けれど(笑)その美しさだけを鑑賞しようと(笑)そういうつもりです、はい。

さて、昨日の休みのうちに修理のご依頼が増えたようです。
最初は組み立てだけを残しておいたオメガデビルプレステージオートマの
組み立てね、それからオリエントのオートマ、それから懐中時計、と
クオーツも何本かありました。
ど〜れ〜にしよ〜お〜か〜な♪とっととやれ?そうですね。とっとと取り掛かり
ます。

6月11日(木)  久し振りに凝った設計だ・
今日午前中に修理したセイコーのクオーツは久し振りに楽しめた修理でした。
というのも、通常のクオーツでしたら「凝った設計」だなんて思うことはありま
せん。
今日のはね、クオーツでアラーム付きの時計でした。
現在の7T系のように、アラーム用の小さな時計を設定するのではなく
ベルマティックの様にインナーベゼルをもう1本の別のリューズを使用して
アラームあわせをし、リューズでスイッチ設定(ON,OFFのね)をして
アラームを作動させるという仕組みでした。

回路の一部にサビ等がありましたが、きれいに補修できました。
白眉は、リューズ操作で赤→アラーム合わせポジション、金色→アラームON
黒→アラームOFFのところです。
リューズに連動してあるある箇所に、棒状の部品を連動させ、その部品の
突起部分にカラーリングした扇状の部品を乗せるんですね。
この部品はカレンダーの日付け表示板の上にくるんですが、当たらない・・・
よく出来てます(笑)
つまりは、早い話が、端的に申し上げれば・・・・・・ちっとも話が早くありません
けれども(笑)
限りなくアナログ〜な感じのクオーツアラーム時計なんですね。

こういうの好きです・・・私(笑)
さて、次は・・・・・機械時計2本をやります。



6月8日(月)  久々更新しました。
ここのところず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、更新しませんでしたHP
ですが、ようやくよ〜〜やく更新しました。
何ヶ月ぶりだ??10ヶ月ぶりくらいの更新かもしれません。
これだけ離れると更新とよんでいいいもんか悪いもんか・・・(笑)

久し振りにデジカメを使用しましたら不具合が出てしまいました。
デジカメとパソコンをUSBケーブルでつないでも、パソコンがデジカメを認識
してくれないんですよね。
そうなると当たり前ですが、画像を読み込めません。
デジカメをあれこれと、いじくっていると記憶媒体がカメラ本体に差し込まれて
いるのを発見!!
これを読み込むアダプターを購入すればデジカメ、あるいはケーブルを購入
しなくてもすみそうです。
ってな訳で、近所のサクラヤへ・・・・
その記憶媒体をみるとSMART MEDIAって書いてあるんですね。
てっきり私はSMARTのSとMEDIAのDをとってSDカードだろうと・・・ひとり
合点していたんですね(笑)
ところがスマートメディアはあくまでスマートメディアであって、SDカードでは
断じて無い、というのが分かりました(笑)
この辺がデジタルデバイドの底辺を這いずり回っている中年の悲しい限界
ってやつかな?(笑)

探す事数分、ようやくお目当てのアダプターを1000円ちょっとで購入して
デジカメから取り出したスマートメディアをセットし、無事に画像を読み込む
事に成功しました。

んで、更新したのがイシオシ君とニオシ君です。
たった2本をUPするのに何時間かかっているんだおまえは!?ってくらい
(笑)時間がかかりまして・・・疲れたぁ〜〜〜〜〜
こういうデジタル作業ってのはホント、疲れますわ・・・。
よろしければ見てみてください。

6月6日(土) / THE WRONG MAN
足利事件で釈放された菅家さんですが、千葉刑務所に服役していたのです
ねぇ・・。
出所というか、釈放後何を飲み、何を召し上がるのかと思っていましたが
コーヒーにお寿司だったそうです。

私の中では出所後、ビールとカツ丼を食べていた「幸せの黄色いハンカチ」
での高倉 健さんの名演を思い出しますね。
実に旨そうに、というか感に堪えないという雰囲気でビールを飲んでいた
高倉さんの演技が思い出されます。
今度、借りてこようかな。

んでね、今回の冤罪事件にヒントを得て昨日借りてきた映画は・・・・
アルフレッド・ヒッチコック監督作品、「間違えられた男」(笑)
奥さんの虫歯治療のために保険会社でローンを申し込もうと思った主人公
が、数ヶ月前にその保険会社に押し入った強盗にそっくりだった事から警察
に通報され、逮捕されてしまうという・・・・・・さてどうなる??という映画で
したが、実はこれヒッチコック作品にしては珍しく実話を元にしているんですね
そのためかどうかは知りませんが、イマイチいつものヒッチコックっぽいキレ
が無いんですね。
ついでに主演のヘンリー・フォンダもな〜んか、やる気に欠けるっつ〜か、
いまいちな演技でしたな。

ま、それだけの話です。
さてと仕事しよ〜っと。

6月4日(木) / 疲れた中年に効果ありっ!
疲れた中年に効果のあるものと言えば・・・・・リポビタンD??
きれいなオネイさんからの「お誘い」なんぞも効果ありそうだな(笑)

でもね、私にとっての「効果ありっ!」は昨日お話した2枚のCDでした。
昨日の夕方にさっそく届きましてね。
聴きましたよぉ〜・・・・帰りの車の中で、まずはグールド。
まだ日が沈む・・・ちょっと前の、高曇りの空のした、車のスピーカーから流れ
てきたグールドの弾くピアノの・・・・・なんという音なんでしょうか。

おっと、言っておきますが、私はピアノ、全然詳しくありません。ええ、誰に
憚ることも無いピアノ、及びピアノの音については立派な(?)素人です。
でも弾ける曲も何曲か無い訳じゃありません。
え〜〜と2曲かな・・・・・・「チャルメラ」と「猫踏んじゃった」です(笑)

そんな素人が聞いても、あの音はすごい!
どうしてあんなにきれいなピアノの音が出せるんだろう、例えて言えば・・・
蓮の葉の上を転がる朝露のような・・・・・・ちょっと例えがクサイけれどもね。
でもね、そんな音なんです。
なんか、聴いてて涙出てきましたもん、ホント。

んで、今朝はクライバーの4番。こ・れ・ま・た・・・・・くぅ〜〜〜〜
やられたぁ〜〜〜!!!もう〜〜〜〜〜好きにしてくれ〜〜〜っ!!
って感じ??
いやいや、頭が変になった訳じゃあありませんよ(笑)
クライバーの見事な緩急、疾走感・・・・・まぁ・・・もう・・・・見事としか言い様が
無いほどでした。
クライバーの手のひらの上で、どこまでも続くローラーコースターの乗っている
感じとでも言ったらいいのかな?

この2曲は効きましたネェ〜疲れ切った中年に・・・・ええ。
よろしければどうすか?ご同輩?
グールドの「癒し」とクライバーの「疾走」。イイっすよ〜。
個人差がありますので、使用前は用法、用量を良くお読みくださいね(笑)

6月3日(水)  あっさりありました(笑)
昨日ご来店いただいたさるお客様ですが、この方は時計買いの名人です。
本当にコンディションの良い時計だけをピンポイントで購入されるんです。
今まで何本も修理させていただいてますが「外れ」は皆無ですからね。

んでね、昨日の話で・・・
「クライバーの4番聞きました?」
「いや〜まだなんです。アマゾンでいったん中古を注文しましたら品切れです
 のメールが来ちゃいましてね」
「よかったら次回お持ちしましょうか?」
というような会話があった訳です。

クライバーは天才コンダクター、カルロス・クライバーです。
4番はベートーベンの交響曲第4ですね。
帰宅後ウィスキー片手にアマゾンにアクセスしたところ、あっさりありました〜
早速注文しました。
よせばいいのに、酔っているとね、ついつい余計なものまで購入してしまう。
酔っ払いはアマゾンで注文しちゃあイカンですな(笑)
え?何を買ったかって?
へへへ・・・・・あのね、グレン・グールドの「ゴールドベルグ変奏曲」です。
これはバッハが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のために、バッハの弟子
である"ゴールドベルグ"がこの曲を演奏したということからこのタイトルが
付いたと言われている曲です。

難しそうでしょ?ヘヘ・・・・実は全然簡単な話なんです。
ネタ元は、映画「羊たちの沈黙」です。
ホテルで警官2人を殺した後、レクター博士がオリの中で聴いていた・・・
そう!カセットでね、聴いてたでしょ?
あれですよ、あれ!(笑)
ふっと思い出したんで買っちゃいました。
ネットを使うとこんな事もあっという間に分かってしまうのはほんと、便利で
いいですよね。

ポン♪ピラリン♪ポンポンポン♪ピラリン♪〜ってかぁ〜(笑) 

6月2日(火) / ご苦労さまでした。
ここ数日アメリカのGMの破綻の話題で持ちきりですね。
やれ「巨人の驕り」だの、新製品開発が後手後手に回っただのと、これでも
かっ!というような言われ方ですが、私の見方は少し違います。

人間の本来持っている根源的な欲求に火を付けるというビジネスモデル
を開発した点は、経済学的に見ても評価されてしかるべきでしょうね。
「より大きな車へ・・」
「より豪華な車へ・・・・」というね、これは日本でもつい最近まで当たり前の
ようにみんな考えていた「車の買い方」ですよね?
アメリカでは「ビューイックからキャデラックへ」という言葉があるそうですが
日本にもね「いつかはクラウン」なんてコピーもありましたでしょ?
より贅沢に・・・・というそこんところを刺激し続けて80年ですもんね(笑)
逆に言えば80年続いた事、その事こそが人間という生き物のもって生まれ
た性、あるいは車という耐久消費財の性格を現していると思うのです。

これがあ〜た、コカコーラだったらこんなビジネス展開できます?
エクストラコーラだの、スペシャルデリシャスコーラだの展開して、いつかは
デリシャスいくぞぉ〜!  そんな事はあり得ませんやね(笑)

これからは「より豪華に、より大きく」ではなく「よりエコに、より低燃費へ」な
んというぞっとするようなキーワードが大手を振っていくようになるのかな?
どっちにしてもその裾野の広がりから影響が大きいとされている自動車産業
ですが、GM型のビジネスモデルは終焉を迎えるのでしょうね。
これから先はどうなるのか・・・・分かれば背中丸めて時計修理なんてしませ
んって・・(笑)

どっちにしても長い間ご苦労さんでした。でもね、小型で燃費の良いGM車
なんて買いますか〜?
なんか、そんなGM車なんて、品行方正で聞き分けの良い朝青龍みたいなも
んで、ある意味、気持ち悪い(笑)・・・・感じがするのは私だけ???