WATCH REPAIR
       MITSUIDO SINCE MY GRANDFATHER IN FUNABASHI CHIBA Pref        
ここではそれぞれのトラブルの原因と対策についてご説明します。画像も御覧下さい。
■クロノグラフが途中で止まる
ま、これも色々に考えられますが分解掃除の時期だという判断が一番でしょうね。
クロノグラフを作動していないときにはちゃんと動く時計でも、クロノグラフを作動させると余計な歯車が動き出すことで時計にとっては負担が増えるわけです。
そうなるときちんと分解掃除を施し、負担を減らしてやる事で稼動が安定する、という訳です。
■時計の稼動時間が短い
まずはオートマでも、手巻でも十分にゼンマイが巻きあがっているかどうかが重要ですね。
手巻はもちろんのこと、オートマでもリューズを使ってゼンマイを巻上げると時計の稼動がグッと安定します。逆にいえば巻上げを行っていても
稼動時間が短い、となる分解掃除が必要、となるわけですね。
稼動時間のチェックも分解掃除の時期の目安になりますので普段から気を配ってあげてください。
画像マークです
■30分積算計が動かない
クロノグラフを作動させでも30分積算計が動かないことがあります。
これはクロノグラフ車についている30分積算計への中間車を送っていくためのでっぱりがあります。バルジューの場合にはこれがペラペラの板
状のものなので調整しないと上手く送ってくれません。また中間車の位置を調整できる様になっていますが、中間車の位置が悪いと、これまた
上手く送れないこともあります。
■朝になると時計が止まっている
稼動時間が短いところでもお話しましたが、ゼンマイ巻上げが足りないとこういう事が起きますね。
「今まではちゃんと動いていた」というお話をお伺いすることもありますが、お仕事の内容が変わったり、季節的な変動というのもあります。
具体的には冬場は巻上げが不足する事が多いようです。皆さん寒いとポケットに手を入れて歩いたりしますよね。そうすると当然巻上げ
は不足しがちになります。
クロノグラフのトラブルについて