WATCH REPAIR
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ここではそれぞれのトラブルの原因と対策についてご説明します。画像も御覧下さい。
■針の位置がゼロに戻らない
これには色々な原因が考えられますね。機種別に多いパターンをご説明します。オメガの2892ベースのオートマですとリセットレバーのヘタリが多いです。バルジューですとハートカムの汚れというパターンが多いですね。
古い機種ですとクロノグラフ針のハカマ部分の緩み、という単純な原因の場合もあります。いずれの場合も結構気になるところですよね?
お気軽にお問い合わせ下さい。
■プッシュボタンが重い
プッシュボタンという部品自体クロノグラフ独特のものですよね。操作感が重くなることも多いですよね。大部分はプッシュボタン周りの汚れに起因することが多いです。
時計のケースとプッシュボタンの間に汚れと汗が混ざったものがたまってしまい、これがスムーズな操作感をスポイルしてしまいます。
通常は分解掃除の時に必ずプッシュボタン周りは分解して洗浄、シリコングリースを塗ってスムーズに動くように調整します。
画像マークです
■クロノ作動時に針が震える
クロノグラフを作動させるとクロノグラフ針が震えることがありますよね。
これはスライディングホイールがクロノグラフにあたる具合が浅いんです。当たりが強いと止まりがでますが、稼動を重視しすぎると
当たりを浅くして、そうすると針が震える症状が出ます。
当たりを調整することで解決できます。
■12時間積算計が勝手に動く
このケースも以外に多いですね。バルジュー系のキャリバーでは結構多く発生するトラブルです。
オメガの手巻スピードマスターにもたまーに発生することがあります。原因は12時間積算計車の調整不足や香箱バネの調整
不足、あるいはプラスティック製ストッパーの磨耗などがありますが、いずれもきちんと修理することは可能です。
逆に言えばこの針が滑り出したら、分解掃除の時期が来たな、と思ってください。
クロノグラフのトラブルについて