WATCH REPAIR
       MITSUIDO SINCE MY GRANDFATHER IN FUNABASHI CHIBA Pref        
■最初にやった時
生まれて初めてやったクロノグラフの修理は、シーマの手巻のクロノグラフでした。バルジュー72だったかな?
金庫の中に眠っていた大昔の在庫だったんですけど、自分用にしようという事でメンテナンスしました。とにかく初めてでしたからね・・絵を書きまくりました(笑)全然メカニズムなんてわからない状態で分解していきましたからね・・。それでも中々元に戻らなくて苦労しました。
でもやればできるもんで、その後はすんごく調子よく使っていました。でもシーマですからね・・・そのうちに売ってしまいました。
■一番苦労したクロノグラフ
これは忘れもしない IWC のクオーツのクロノグラフです。キャリバーは元々ジャガールクルトのものです。
一番困ったのは、15秒以上稼動させるときちんとゼロリセットされるクロノグラフ針が、5秒くらいでリセットかけると手前でとまっちゃうんですよ。
結局クロノグラフ針のハカマ部分の緩みが原因でしたが、それを突き止めるまでに何回分解したことか・・・。
おかげであの機種は絶対に忘れないですね。
■2番目に苦労したクロノグラフ
これはオメガスピードマスターの手巻キャリバー321です。
一度他店で修理されたのですが、12時間積算計の滑りが解消しないという事で当店へ来ました。
その頃は分解掃除は問題無く出来ても、こういう部分の理解が無かったなぁ・・・と今思えば思います。結局香箱下のバネの調整をきっちり
憶えたのがこの時でした。
■記憶に残る変り種クロノ
レマニアというとスピードマスター手巻の機械を開発したメーカーとして有名ですが、実は自社ブランドの時計も少数ですがあります。
この時の時計はレマニア製のヨットタイマーでした。リセットするとゼロリセットされるんですがすぐにスタートされます。そして文字盤にセットされ
ているマーク??(ヨットレースの時に必要みたいです)の色が変わっていきます。
これなんか変わった機種でしたね。え?機械はどうだったかって?それはそれは素晴らしい機械でしたよ。
このコーナーでは過去に行った修理の思い出話をご披露させていただきます。
クロノグラフの思い出